やさしいサウナを。
こんにちは、サウナが程よく好きなタゴです。
あけましておめでとうございます。現在ホテルマンのぼくは年末年始に夜勤でした。職場で年越しをしました。(笑)1月1日にこの記事を書いてます。
現在、テントサウナを購入するための資金調達をPolcaというクラウドファンディングでしています。サウナ体験を人と気軽に共有すべく、テントサウナを買って遊びつくそうという企画です。
詳細は以下のページです。
テントサウナってなに!?という方に記事を書いてます。ご安心ください。
ちょっとでも興味があれば一緒に遊びましょう。今は長野でのテントサウナ体験が人気です。迷ったらGOです。
さて、今回はタイトル通りやさしいサウナを。について書いていきます。
きっかけは最近読んだ「公衆サウナの国フィンランド」という本です。
この本は、フィンランドで最近になって起きている公衆サウナ文化の復興プロジェクトについて文化人類学的に描いています。実は、フィンランドでも自宅サウナの発展により街の公衆サウナはインフラとしての価値が低くなってしまったそうです。
これって、日本の衛生的な健康を支えるインフラとして銭湯と、家庭のバスタブの関係性にそっくりですね。このサウナ文化の復興は、日本の銭湯にとってのヒントがあるのでは?と筆者は考えています。
本の中では、サウナプロジェクトの仕掛け人にインタビューをしているのですが、一貫して語られているのは、サウナのサードプレイス的な役割です。
ここでいうサードプレイスとは、家と職場とは異なるもう一つの空間、コミュニティを指します。人の居場所ですね。
公衆サウナで、いろんな人がサウナ体験をシェアする。フィンランドは男女混浴ですが、健全な空間を保つための文化が共有されていて、サウナ体験を妨げことがないように協力しているそうです。
そして、各プロジェクトに一貫しているのは、ルールを明文化しないところです。
サウナでは、静かにしなければいけない。
サウナでは、熱されたストーンに水をこのくらいかける。
サウナでは、裸の相手をじろじろ見ない。
サウナでは、身体を綺麗にしてから入る。
サウナでは、お酒をのんではいけない。
なんてことは書きません。それは、サウナ内でお互いを信頼し合う関係性が損なわれるからです。ルールを設定すると、真に安心感のある心地よい空間を作り出すことができないからです。
もちろん、問題はたびたびあるそうです。しかし、プロジェクトではサウナカルチャーの個を受け入れる、他者を信頼するコミュニティの価値を絶えず守ろうとしています。
これにぼくは激しく共感してしまったわけです。サウナって心地よく受け入れてくれるんだよなという実感に、納得のいく言葉を与えられたわけです。
ということで、とにかく受け入れて、互いに思いやりあうサウナカルチャーを前提に、サウナ体験を構築していきたいなと思いました。
つまり、タイトルの通り「やさしいサウナを。」です。ぼくはルールを設定するでもなく、日々の生活に居場所のなさを感じるときに、心地よいサウナがあるようにしたいなと思います。
忘年会、家族でのお正月、新年会、仕事はじめ
なんか落ち着かない時に、温かい場所を用意したい。たくさん話して、たくさん黙りたいですね。友達と心から楽しみ、時に一人でじっくり考えましょう。
もし、共感してくださる方がいれば一緒にサウナに入ってみませんか?ということでまだまだ支援お待ちしています。
では、良いサウナを。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?