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meet soy meat 6〜LOVEG突撃インタビュー!①運営者の大田さんにお話を伺いました!〜

こんにちは!Table for Two-UTです!

今回はmeet soy meat第6弾として、大豆ミート商品やそれらを用いたレシピの提供を手がけるLOVEG様にお話を伺ってきました!


・イントロダクション:LOVEGって?


LOVEGとは、株式会社SLEEPINGTOKYO様が運営している大豆ミートブランドです!

「大切な家族との食事から、地球を想う事ができる美味しい、嬉しい食卓革命」を理念に掲げており、ブランド名もLOVE + VEGETABLE からきています!

LOVEGさんの大豆ミートは100%プランツベースで、植物の力で身体をサポートしてくれる!と注目を集めています。
商品は、インターネットや店舗で販売されています!美味しそうですね!

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本企画は3章構成となっており、後半の記事では大豆ミートを実際に調理した様子も紹介するので、楽しみにしていてください! 

本記事①ではまずLOVEG運営者である大田由香梨さん(以下敬称略)に、発足に至るまでのお話などを聞いていきます!

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・インタビュー:大田さんのご経歴について


TFT-UT:
まず大田さんご自身のご経歴について、お話しいただけますか。

大田:
はい。私は20歳の時に上京し、ファッションスタイリストとしてずっと活動していました。28歳の時に今のパートナーと起業して株式会社SLEEPINGTOKYOを設立し、翌年にはカフェ「ORGANIC TABLE BY LAPAZ」をオープンしました。今はライフスタイリストという肩書きで、個人としては活動しています。

TFT-UT:
ORGANIC TABLE BY LAPAZについて、その経緯はどういったものだったのでしょうか。

大田:
より多くの人にヴィーガンのことを知ってもらい、日常にそういった食の概念や環境問題のことを取り入れてもらえるような場作りをしたい、と思ったのがきっかけです。自分がファッションで培ってきたものもかけ合わせて、純粋に「かわいい」「楽しそう」といったポジティブな感情から広がっていくような活動ができたらいいなと思い、LAPAZをオープンしました。
大田:
「ヴィーガン料理=美味しくない」というイメージの中でナチュラルに日常に入っていけるように、裏側のコンセプトは「ヴィーガンジャンクフード」でやっていました。また美味しいこととか見栄えがすることは当たり前で、その上で食材の産地や理念など本質的な部分を大事にしていました。

TFT-UT:
現在、他にも何かご活動をなさっているのでしょうか。

大田:
LAPAZができてからはSLEEPINGTOKYOの事業として、アドバイザーやコンサルティングの仕事もしています。また今年から、千葉市の稲毛海岸にあるグランピング場で「Small Planet」というグランピングとBBQ施設をプロデュースしています。
大田:
色々なことをやっていますが、一気通貫しているものとして「何か自分の行動で明日が良くなったら、誰かの気づきになるようなタッチポイントをクリエイティブの力で繋いでいけたらいいな」という思いのもと、活動を続けています。


・インタビュー:LOVEGについて


TFT-UT:
LOVEG設立の経緯や、いつからその構想があったのかなどをお話しいただけますか。

大田:
LOVEGの構想に関しては、実はLAPAZを開いたときから「お店の横で大豆ミートの販売を始める」という目標がありました。ただLAPAZを閉めたのがちょうどコロナ禍のタイミングで、環境や人々の生活スタイルの変化を感じました。その変化のスピードに合わせるには店頭販売だけでは少し無理があるなと。
大田:
家での食事も増えた中で、そこでも食の概念や環境問題などの議題を会話に入れてもらえたらなと思い、2020年の秋にLOVEGをローンチしました。

TFT-UT:
ローンチする上での難しさや、運営する中での難しさはありましたか。

大田:
LAPAZをやっていたときはそこで食べて、「美味しかったし買って帰ろうか」っていう流れがありました。なのでLAPAZがなくなってからは、「どうしたら手に取ってもらえるか」に関して、かなり工夫をしました。ここではLAPAZで経験したことが活きています。
大田:
やっぱり真面目すぎると伝わらないんですよね。伝えたい理念は裏側におきながら、まずは「楽しさ」「簡単さ」「美味しさ」を一番に伝えていくっていうことを意識しました。
大田:
また流通に乗せるには、安定した生産・供給などが課題としてあります。小さな会社でやっている私達としては、より高感度層の人たちに手に取ってもらい、写真を撮って広めてもらうことがすごく重要なんです。そこでLOVEGのパッケージでは「代替肉」といった従来のイメージを変えるために、自分のファッションの知識を取り入れつつ、おしゃれなデザインを意識しました。
大田:
認知を広めることは今でも苦労しています。この1年くらいで徐々に変わってきてはいますが、それでもまだまだ日常の中には入り込めていないと思うので、これからもちゃんと伝えていきたいと思っています。

TFT-UT:
こうした活動をする中で、そもそも大豆ミートに着目したきっかけはなんだったのでしょうか。

大田:
お肉を食べないベジタリアンやヴィーガンの食生活では特に、どうやってタンパク質を摂るかがすごく大事なんです。その点において大豆タンパクは効率よく摂取できてヴィーガンの食事の中でも主菜になりうる食品だったので、着目しました。また、大豆が古くから日本で食べられている植物であることを考えても一番魅力的で日本に適している食材だと思ったので、大豆ミートを選んでいます。
大田:
動物の命を売ってお金に替えることに抵抗を感じ、商売をするなら植物性の食事を提供していきたいと思ったことも理由の一つです。もちろんヴィーガンだから偉いとかそういうことではないです。今はタンパク源として、昆虫食とか培養肉とか色々な選択肢があると思いますが、私は地球のめぐりや循環を考えたときに「植物」が生命のエネルギーを回す根底にあると思っています。

TFT-UT:
お店を運営する中で、宗教上の理由でお肉を食べられない人も顧客として意識はされていますか。

大田:
そうですね、みんなが同じものを食べて「おいしいね」って言える食事って何だろうと思ったときに「プラントベース」に行き着きました。別の料理をその人たちのために作るのではなく、一つのテーブルを囲んで。LAPAZってスペイン語とかポルトガル語で「平和」って意味なんですが、「本当に平和なテーブルってどういうものだろう」って思ったときにその答えに行き着いて、それをお店の名前にしたんです。

TFT-UT:
いずれはLOVEGの商品を一般のスーパーで販売したい、といった思いはありますか。

大田:
そうですね、いずれそこが叶うように成長していくこともビジョンには入れています。
大田:
でもその前にまずやりたいこととして、安定的な食材の選定があります。今はまだ、LOVEGの原料に関しては工場に頼ってしまっている部分もあるんです。その根本をこの小さな会社でおさえるのはすごく難しい。なので、まずは会社や商品の認知を上げる。選んでもらえる方を広げていく。そして次に、今は計画の半分くらいは進んできているんですが、原料を100%自然農栽培の大豆に変えていくことを目指しています。
大田:
誰でも手に取れるというところであればスーパーで販売することが一番理想だと思うんですが、そこを主軸にしてしまうと根底が崩れてしまう気がしています。結果的に環境にも影響するのは作り方などだと思うので、そこを大事にしたいと思っています。
大田:
数字として合わないということであれば自社で今やっているように、カスタマーの皆さんと直接やりとりをして、まとめて買っていただいたり。エネルギーを使わずに保存ができることとか、そういった部分も大豆ミートのいいところだと思うので、その点はこれからも大事にしていきたいと思っています。


インタビュー①はここまで!
LOVEG運営者である大田さんから、これまでのご経歴やLOVEGへの想いについて、詳しく教えていただきました。

インタビュー②では、大豆ミートについてより詳しくお話を伺います!
ぜひ続けてご覧ください。

お読みいただきありがとうございました!

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