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心の声

身体へのアプローチとして治療的な取り組みを行っていく中で、私が最も重要視しなければならないのは精神面ではないかと薄々気づいていました。

おいしいもの、甘いものが食べたい、ワインが飲みたいという欲求も心が満たされないものを埋めたいがための反動なのではないかと思ってきました。
仕事にストレスを感じるようになってからは、自己肯定感の低さや生きる目的を見失っている感覚もあり、まずいなとは思っていました。
母親には「子どもでもいればこの子のためにと頑張れたり、気が紛れることもあるんだろうけどねぇ」などと言われたりもしましたが、それも何か違う、という気もしていました。

仕事を休むことにしたのは一歩前進で、寝つきの悪さなどは解消されていきましたし、食事や運動にもきちんと取り組めるようになりました。
ですが、暫く経つとまた、何とも言えぬ不安感に襲われて、変な食欲が出たり、何もしたくない脱力感に苛まれるのです。そして、今日は掃除しなくてはならないのに、と罪悪感を抱えながらソファにぼぉと座り動けなくなるのです。
それが何日か続くとそろそろ何とかしなくてはと、頑張ってヨガをして、ウォーキングに出てと、軌道修正するのです。原因として、ホルモンバランス的なものがないとは言えないのですが、ひとつ気づいたのは、定期的に会社へ様子を報告する日と定期健診日が近づいてくるサイクルでそのようになっていることでした。
病気については、悪くなるかもしれないという強迫観念から逃れて早く治したいという気持ちがある一方、フルタイムで仕事に戻ると病気が悪化するのではないか、そしてそもそもこの仕事がしたくないのではないかという思いにも至りました。かといって、このご時世、この年齢で仕事を辞めるのはいかがなものかという気持ちもありました。

定期健診を受け、一回目の休職延長をした後、食事と体質などについて助言を貰うため、とある代替治療系のクリニックでイメディス測定という検査を受けました。検査といっても、手足を金属板上において機械が測定するという、少々変わったものです。そこで、私は体質的にベジタリアンの食事が合っていると分かり、今後も肉を食べずに玄米菜食メインでいくことを確認したり、アレルギーのある食物を知ったり、体の不調について測定され、がんはあるようだということやカンジダもあるようだと言われました。(女性の場合、カンジダというと膣炎と想像しがちですが、体のどこにでも存在し得る菌と言われ、膣のほうにも自覚症状がなかったため、後々、前回の記事で書いた「がんと真菌」という話に行きつくのです。)その他、メンタル的なものについても測定できるようで、出た結果を教えてもらったのですが、なんと“自殺願望あり”やら“死ぬ以外に救われる道はないと思っている”などといった検査技師さんもびっくりのマイナスなものばかりが出てきたのです。

さすがの私もこれには驚きましたが、何となく当たっているなという気持ちもありました。そして、この結果を見て、やはりメンタル面で何とかしないと病気は治らないだろうと自覚しました。
今までも、瞑想したり、自己啓発や精神世界、メンタル系の本などを読んで考えたりしてきましたが、自分だけではなかなかうまくいっていないことを考慮し、退行催眠のセッションを受けることにしました。(一般的な精神科や心理学系のカウンセリングは合わないので)

退行催眠も色々ですが、私はQHHTのプラクティショナーさんで新たに未来にフォーカスした催眠IFHTを行っている方のところへ行き、セッションを受けました。(過去に、興味から退行催眠やQHHTのセッションを受けた経験はありました。)
そこで自身のハイヤーセルフ(潜在意識)が言うには、このままでは死ぬ!ということでした。がんは治るので死因にはなり得ず、寧ろ、やりたいことをやり、人の役に立つ(と思える)ことをやっていかないと近いうちに死ぬのだそうです。ストレスに感じているなら仕事も辞めて、引っ越したいと思うなら引っ越して、という具合に、自分で自身にかけている枷を外して生きろというようなことを主に言われました。

そこで、まず、ブログ(このNOTE)を始めました。そして、自己流から脱却すべく、オンラインのヨガ教室に入りました。機織りを再開したり、出かけてみたり、シェア畑を借りることを検討し始めました。とにかく、やりたいことを書き出して、行動に移す準備を始めました。いずれ自然の多い場所へ引っ越したいという漠然とした気持ちはありましたが、今は何だかピンとこないところもあり、そういったところはタイミングが来たらということにして、できることから一歩ずつ動き始めました。

しかし、仕事については、頭では分かっていてもなかなか踏ん切りがつきませんでした。自分自身の心の声はきちんと聞こえているのに、いろいろな思惑が浮上してくるのです。
定期健診の結果が変わらないことがわかると、やはり踏み出すべきと思いつつ、何かしらの拠り所(次の職の当てがある、資格取得の勉強をする目的がある、等々)のようなものを得てからのほうがよいのではと思って足踏みし、でも、席だけ取ってチームに人員の少ない状態を作っていることへの罪悪感にも襲われて、またスランプに陥りました。瞑想したり、ヨガに集中したりと多少なりとも努力してはみましたが、眠りが浅くなり、眠れない日もでてきたりしました。

そこで、久しぶりにBodyTalkのセッションに行きました。
施術後はすっきりした気持ちになると同時に、「心は決まっているようですね」と言われて、改めて自分の心の声を無視してはいけないと思いました。

そして、先日、お世話になった同僚に会い、上司に連絡し、退職しました。
今でもまったく不安にならないかと言われると、多少気持ちのぐらつきはありますが、どこかで大丈夫と思っている自分がいるのが感じられるので、とにかく目の前のことをひとつひとつ行い、直観に従って進みながら、方向転換しながら、今を大切に生きることで病気と自分の人生に向き合っていけたらと思っています。

まだまだ、がんとの共生は続きますので、引き続き病に対する取り組みや日々のことについて書いていきます。

今回はここまで。
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