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【2020マリノス】🇧🇷選手の経歴と移籍ビジネス

Transfermarkt.com でマリノスのブラジル軍団の経歴を見ていたら、情報量の多さにはまって無限に閲覧し続けてしまった。誰でも見れるサイトでこれだから、CFGのデータベースなんてそりゃ素人には扱えないだろうなあ。
折角なので調べた情報を書き出しました。

マルコス以外の3人はマリノスに来る前に少し接点がある。元チームメイト情報は僕が気がついた名前だけピックアップしているので、本当はもっと色々あると思います。


No.9 マルコス

フルミネンセの下部組織からトップチームにあがり、途中1年間ローンで出た以外は継続してフルミネンセに所属してました。まりびとのインタビューで、ローンで出る前あたりはダークサイドに落ちてたと語っていたけど、やっぱり基本的にはエリートだなあ。U20ブラジル代表でも1ゴールしている。ブラジルでこんなにシンプルな経歴の選手は少ないのではないかな。マリノスへのゼロ円移籍はフルミネンセのビジネス的は大失敗。給与未払いのツケ。

2018後半だけカイケとチームメイトでした。ヴィトーリア時代は、アダイウトン、アランピニェイロと重なっていた。

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No.17 エリキ

エリキもエリート!ゴイアス下部組織からトップチームにあがり、21歳でパルメイラスに完全移籍(しかも移籍金高い!)、U20ブラジル代表ではアデミウソンと一緒。U23チームのGKはエデルソン。来期マリノスが買取りたくても値段が高そう…

2016パルメイラスでは、チアゴとGジェズス、ゼ ロベルトとともに優勝。
2018ボタフォゴでエゼキエウ(広島)、ピンパオン。ルーキーだった2013/14ゴイアスではアラウージョと同僚。全北のムリロもいた。

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No.30 エジガル

エジガルもローン移籍を繰り返している。良い選手だからこその経歴なのか、それとも移籍ビジネスに翻弄された結果なのか。アトレチコパラナエンセ→バイーア完全移籍時には移籍金は発生しただろうから、マリノスに売却する場合はバイーアも元は取りたいだろうな。

2017バイーアでチアゴとチームメイト。
2014/15ジョインビレではJリーグ関連選手多数と同僚。ジャエル、ダンクレー、ディエゴ、レナトアウグスト、シルビーニョ、ケンペス

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No.13 チアゴ

チアゴも下部組織から上がったあと、ローンで複数チームを渡り歩いている。完全移籍は今回のマリノスが初めて。パルメイラス的には良いビジネスだったのかな。

2017バイーアでエジガルと一緒(前出)
2016パルメイラスでエリキ、Gジェズス(前出)

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(No.28 マテウス )

今年は残念ながらマリノスには残れなかったが、これまでのキャリアは珍しいパターン。かなり早い(若い)タイミングで日本に来ている。大宮のスカウト恐るべし。

2015前半だけバイーアにいた際には、ソウザ、パラ(仙台)と重なっている。エジガルやチアゴとは重なっていないものの、同じバイーアOBの親近感があったのかな。

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移籍ビジネス雑感

ブラジルリーグのどのチームも、下部組織出身の選手をローンで他チームに出しながら最終的に売り抜ける、というビジネスをしっかり回しているのがよくわかる。何らかの理由でトップチームを戦力外になった選手の売却と下部組織育ちの若手の移籍ビジネスとはロジックが違うのだろう。

GジェズスのようにA代表に入ると一気に価格が跳ね上がり欧州に移籍していく。特にプレミアは労働ビザ取得の条件が厳しいし。マルコスもエリキも海外でプレーするのは夢だったと語っているから、ブラジルの選手にとっても海外移籍は簡単なことではないことがわかる。そんな指向がある中で、Jリーグも十分魅力的な移籍先と見られているのは嬉しい。
なんかブラジルの選手って世界中にいるから、その気になれば移籍先なんて選び放題じゃないかというイメージだった。サッカーを職業と考えて、日々の生活を重視している雰囲気も感じる。

ここ数年の若手の扱いを見ていると、マリノスも若手の移籍ビジネスを意図してスタートさせてるように見えますね。今後加入してくる若手は、売却路線の可能性もあると想定しなくてはならない。むしろその可能性の方が高い。もしかしたら遠藤なんて海外に売る気まんまんで、価値を上げるためにトップで出場させてるんじゃないかと深読みしてしまう。(左WGとしては今はベストだと思いますよ、xerox でエリキがまだまだだったから)

現実の進行スピードはとても速くて、来シーズンの高校生3人の内定が発表されました。始まってるなあ。ちなみにブラウンノアはこんな風にtransfermarktに載っています。

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余談

マリノスの選手とは関係ないが、おおお、なるほど〜、と思った選手の重なりがいくつもあった。流石ブラジルリーグという大物が時々登場するのも面白い。で、こういうのを無限に見てしまうループにはまる。

2015クルゼイロ
レアンドロダミアン(川崎)、シャビエル(名古屋)、パラ(仙台)
2008クルゼイロ
レオシルバ、レアンドロドミンゲス
2012ボタフォゴ
ブルーノメンデス、エウケソン、セードルフ
2010ボタフォゴ
ネット(名古屋)、レオシルバ
2016アトレチコパラナエンセ
パラ、クレオ、アンデルソン、ルーカス
2014アトレチコパラナエンセ
クレオ、ブルーノメンデス、アドリアーノ、クリスラン
2012ヴィトーリア
ダンクレー、アダイウトン、アランミネイロ、ジネイ、ネットバイアーノ、エウトン
2015アトレチコミネイロ
ジャジエル、レレウ、ジョー
2012アトレチコミネイロ
ジョー、レレウ、ロナウジーニョ
2014サンパウロ
アデミウソン、シュミット(名古屋)、シルビーニョ(新潟)
2014サントス
セルジーニョ、レアンドロダミアン、ソウザ

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