マガジンのカバー画像

あの頃、ゆとりだった僕へ。

49
とりとめもないエッセイ集です。「事実は小説よりも奇なり」の言葉どおり、フィクションより面白いエッセイになれば。がんばれ、自分。
運営しているクリエイター

#毎日note

天気をただ褒めるだけのエッセイ

世の中から「天気」が消滅したら、会話の3割くらいは消えてなくなってしまうだろう。 というか…

torutoru
3年前
40

有象無象の隣合わせ

没入と、隣合わせる。 電車で右隣に座った人が、何やら分厚い単行本の小説を読んでいる。 シ…

torutoru
4年前
58

運命のあみだくじを辿って

生きていると、あらゆる選択を求められる。 二択、三択、四択、五択… 定食屋で五つのランチ…

torutoru
4年前
32

「どう思われてるか」の心理攻防戦

たまに大声で独り言を話す人を見掛けると、「ヤバい人だ…」「近寄らないようにしよ…」と内心…

torutoru
4年前
43

最後は結婚式で終わらせないでほしい

残り時間、12分。僕は心の中で祈る。 どうか、監督、おねがいしますっ…! ラブコメや恋愛系…

torutoru
4年前
54

家に帰らず、我に返る。

帰り道、ふと思う。 一つのことに熱中できる人って、ホントに尊敬する。 仕事でも、趣味でも…

torutoru
4年前
66

ダメだ、やっぱり家族のことは書けない。

これまでさまざまなテーマでエッセイを書いてきたが、ほとんど触れてこなかったテーマが二つある。 それが、恋愛と家族について。 恋愛は、28の男の恋愛観なんて誰も興味ないだろうと思ってしまっているのと、それでも書きたいけどなんだかんだ少し恥ずかしいのと、いろんな葛藤の狭間にいて踏み込めないでいる。 でも、いつかは書きたいと思っているし、書き出したらいくらでも書けそうな気はしている。 もう一つの家族は、以前「人生のオープニングテーマ」というエッセイで少し触れたものの、がっつり

『会社』という舞台

一歩、会社に足を踏み入れると演技が始まる。 月曜日の朝、「おはようございます」が、その合…

torutoru
4年前
49

虚構の大冒険

この世界は、虚構だらけだ。 会社終わり、電車に揺られながらいつもの景色を眺める。 高すぎ…

torutoru
4年前
32

この街は、嫉妬とのすれ違いが多すぎる

やかましいやかましいやかましい 反芻する。早歩きする。反芻する。 ワイヤレスイヤホンをつ…

torutoru
4年前
62

人生のオープニングテーマ

分娩室でオープニングテーマを流してほしかった。 奥田民生が自分のお葬式で流してほしい曲の…

torutoru
4年前
43

with なんか〜「なんかって言うな」って言うけれど〜

「なんかって言うな」 誰だったか、いつのことだったかはよく覚えていないが、よく言われてい…

torutoru
4年前
38

僕の言葉で、笑ってくれ

僕の発言で、先輩が笑ってくれる。 僕の発言で、あの子が笑ってくれる。 僕の発言で、皆が笑っ…

torutoru
4年前
56

『全店舗、舞台。』-小説をステルスする(小声)

ちょっと変わった小説を書きたい。 おそらく今までになく、この連載が流行らないかと陰ながら願っている。 『ステルス小説』 大きな括りにすると、こう名付けたい。 どうゆうことかというと、そのまんまだ。 ステルスマーケィティングのように、どこかに、ひっそりと小説を忍び込ませる。 例えば、Amazonのコメント欄やメルカリの商品説明欄、賃貸住宅のお部屋情報など。 気付いたら、「あれ、これ小説じゃん?」となっている。 いつか「お、こんなとこにも小説が」となる世界がくることを期