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「幸築舎」山口は伝統構法大工です
これまで色々な木工品をご紹介してきた「幸築舎」は、
以前は伝統構法建築(日本古来の木組みの家)をやっておりました。
できるだけ自然素材を使用しての家づくりを行っていたのです。
合法的に伝統構法建築をやれるように国と戦っているときに、
法律に則って、官僚に確認しながら確認申請を通していたのですが、
圧力がかかり、1年以上確認を通せなくされてしまい、
5年後まで仕事を待って頂いていた仕事がなくなりました。
対人関係が苦手な人でもあり、
その後小さな建築の仕事はやっておりますが、
木工に切り替えて今に至ります。
柔構造の伝統構法建築は、石場建てが前提だと考えておりまして、
それで確認申請が通るのであれば、
注文があればお受けするつもりでいるようですが、
年齢という時間が迫ってきております。
このゆらゆら卵は、その山口が若い頃から作っていたものです。
切れる刃物が好きで、小刀でこれを削り出していたのです。
サンドペーパーを使わずに作ることで、木の自然な艶が生まれます。
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