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例えばジビエ肉のこと

ジビエ肉。イノシシやシカ、カモなど野生鳥獣の肉を食肉・食材として呼ぶとジビエ肉となる。(写真は火鍋用のイノシシ肉スライス)

ちょいとしたきっかけがあって、2018年から狩猟について学ぶことになった。野生鳥獣による農業被害、猟師さんたちの現状、捕獲した野生鳥獣の利活用状況、狩猟捕獲駆除を行う法人の存在、ジビエ肉に潜む寄生虫や病原菌、ジビエ肉生食の危険性、などなど。
当時のブログはこちら
http://terryp.blog.jp/
そこから狩猟業には進まず、消費者としてジビエ肉を食べて普及促進を応援する活動をすることにした。こういうのは個人名でやっても広まらないので、活動団体を興すことにした。
それが、「安全で美味しい日本ジビエを食べる会」。https://www.facebook.com/japanesegibier/
https://japanesegibier.com/
ちなみに設立は2018年10月29日(獣肉の日)。

すでに活動も2期目に入っている。これまでは「日本ジビエを食べる会」をFBイベントページなどを使って開催。20~40名程度のグルメ会を5,6回ほど開催した。それだけで150名くらいの方に日本ジビエを食べていただいたことになる。
会の冒頭には必ず、現在の狩猟業界について、ジビエ利活用促進の状況、そしてジビエ肉の美味しさとその裏にあるリスクについて解説するようにしている。

ジビエ肉を食べるにおいてのリスクがいくつかある。
・その肉が衛生的な食肉処理場で解体されたものか?
⇒さもなくば、山の中の土の上、ブルーシートの上、倉庫や物置小屋で解体されたものか?
・水は衛生的な水道水か?
⇒さもなくば、検査もされてない井戸水か、山の中の川の水か?
・病原菌、(必要なら)放射線、鉄砲玉の残りを検出する金属探知などの検査を行ったか?
・食べる際に、ちゃんと過熱しているか?
⇒生食は法律で禁止されていないが、加熱が強く推奨されている。よって、シカ肉のたたき、刺身は病原菌のリスクがかなり高い。レアステーキも疑問が残る。低温調理で計算された加熱量(温度×時間)で調理されていればOK。

おいおいこのnoteでも書いていきたいと思うが、なんでこんな活動をしているのか?
「危険なジビエ肉を食べて、食中毒や悪ければ死に至るという目に合うのは、我々消費者なのだ」
ということを訴えたいから。ユッケ事件を忘れてはいけない。危険が伴う安全が確保されていない食材は「食材」とは言えない。

ジビエブームに踊らされるな。自分の食べている食材を知れ。

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