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【疑義照会 仕切り直し】③ 薬剤師さんに伝える?


疑義照会 仕切り直し

これまで疑義照会アプリSLACKのAPIで提供していましたが、SLACKの仕様変更に伴い使えなくなったため、これまでの経験と反省をもとにあらたな疑義照会アプリを作成中ですのでその辺りの背景を書いてみたいと思います

古いアプリのサイト

新しいアプリのサイト


先日の投稿


先日の投稿では、医師の先生が間違った処方を指定なくても医師も積極的に疑義照会に関与して、自分のクリニックはしっかり対応しますというアナウンスが大切だと書かせていただきましたた。(参考リンクは下に

誰に伝える?①

先生が薬局に伝えるのですが、薬局と言っても患者さんがどこの薬局に行っているかは不明ですので全部の可能性のある薬局に伝えることは不可能なわけです。ですので、まずは近隣の薬局で疑義照会がこれまであったところはおおよそ数件の薬局だと思いますので、そこに伝えるだけでもまずは十分です。

誰に伝える?②

しかし、それ以外の薬剤師さんにも伝えたいですよね。そういったときにはWEB PAGEや留守電にも「薬剤師の皆様お世話になっております。疑義紹介の対応を積極的に行っております」という類のメッセージを入れていただいけると。

でも、私はやっていません(2023年4月22日時点)


しかし、私のクリニックではWEBにも留守電にもまだ設定していません。2023年4月22日時点では)
おかしくないですか?人には勧めておいて自分はやってないなんて!

SLACKで疑義照会していたときにはWEBに載せ、留守電にも録音しておりました。しかし、冒頭でも書きましたように、いまはSLACKでの疑義照会を一時的に中止しておりますのでやっていないということです。


単に頑張りますと伝えても仕方ない


もちろん、疑義照会で嫌な思いを薬局の方にさせないという決意は大切です。それは薬局の方にとっては心理的負担が減るという意味では大きな役割だと思いますが、疑義照会におけるゴールというのは改めて何だったでしょうか?前回の投稿でもかきましたが
・患者さんに正しい処方であることを確認してもらって早く帰宅してもらうこと
ということが一つの大きなゴールだと思うのです。

どうすれば良い?


疑義照会電話をかける際のドキドキ感は減らせても最終ゴールであるFLOWをよくするということにはつながらないからです。大切なのは長期にわたってそのクリニックとの疑義照会が心理的にも実際のFLOWのスピードが早くなるという物理的な意味でもストレスが減るということがないと意義が少ないと思います。
そこで疑義照会アプリの開発を3年前に行ったのです。そこで当院と複数の薬局に関してはかなりのスピードアップがあったと思います。休診日や診療時間外の電話がつながらないときにも多くのものは数秒から数分以内にはSLACK API経由でお答えできておりました。

もちろんカルテが参照できないときには次の日になることもありましたが、それでも患者さんや薬剤師さんは医師が認識しているという確認が出来たということは大きな意味があったと思います。しかし、残りの多くはカルテを参照しなくても問題のない疑義照会(剤形や処方量などの問題)だったのでその場で解決できました。

そして、今回このSLACK APIの使用経験からメリットとデメリットを学びそこから新しいツールをつくっております。

今日はここまで



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