PMDAや厚労省の承認プロセスに詳しい個人・企業・団体の方へ②【疑義照会サービス:広い自分勝手】
先日の続きから
問題は界面で起こる
・人間関係問題は<人>と<人>との界面で
・クリニックでの問題は<クリニック>と<患者さん>の界面で
・薬局の問題は<薬局>と<患者さんの>の界面で
おこります
上記は直接対応しているので我が事化して真剣に対応します(せざるを得ません)
疑義照会の問題は
<クリニック>と<薬局 with 患者さん>の界面で起こります
・<薬局>と<患者さん> 直接対応(我が事化する)(393薬局)
・<クリニック>と<薬局> 間接対応(我が事化しにくい)(7クリニック)
・<クリニック>と<患者さん> 接触しない(我が事化しにくい)(7クリニック)
我が事化の非対称性がこの登録数の非対称性に現れているのでは?と仮説を持っております。(営業不足も当然ありますが)
何故医師なのに疑義照会にこだわるの?
それはマクロな空間的・時間的に当クリニックの患者さんのため、そして当クリニックのためになるという自分勝手な考えからです。広い自分勝手とでもいいますか。
ミクロ空間的視点
会計が終われば患者さんとは縁が切れると考える
マクロ空間的視点
会計が終わった後に薬を取りに行って家に帰るまでが受診体験と捉える
ミクロ時間的視点
・「(今)忙しい診療中に疑義照会の電話かけてこないで」
・「(今)プライベートな昼休みや診察後に電話かけてこないで」
・「かけてきてほしいのは午前や午後の診察後から電話が繋がらなくなる時間帯(短かっ!)」
マクロ時間的視点
・「(今)対応することで(未来の)薬局からの信頼が増し(未来の)薬局からの患者紹介が増える」
・「(今)薬局に対応することで 患者さんが薬剤師さんの喜ぶ姿を見て (未来に)患者さんのお友達にそのクリニックをお勧めしよう」
マクロ業界視点
クリニックや薬局の想定される未来
・AIや機械化でベースとなる仕事や基本的な知識で対応する業務に関しては人間が行わなくても良くなる
・物理的なクリニックや薬局がなくてもオンライン診療や自宅配送等の比率が上昇する
・DI情報で行う基本的チェックはAIなどが行う
・電子処方箋で情報共有は一瞬
>つまり、時間がかからないことが患者さんの期待値のベースに
薬剤師さんと医師の違い
医師(診療科に分かれている)
医師は総合診療科や救急を担う先生方以外は、ある程度限られた範囲の専門領域を深堀りするタイプの診療を行っています。
眼科なのに整形外科の患者さんが来たら「ここは眼科ですので、整形外科で受診して下さい」と言えます
それと、医師は処方箋を意図をもって作成します。その際に患者さんの変化や学会で聞いたコツを元にDI情報そのままではなく、変化球的な処方を出すこともあります
薬剤師(断らない、断れない名探偵)
調剤される薬局さんは例えば眼科の眼の前にある薬局さんだとしても、他院や他科からの処方箋を「ここは眼科専用薬局です」言うことはできません。
ということは基本は地域特性はあるにせよ、あらゆる診療科の処方箋を請けなくてはなりません。
そして受け取った処方箋がDI情報と異なった場合には
・医師の間違いやエラー?
・患者さんの状態に応じた変化球?
を読み取らなくてはなりません。
しかし、そんなのは無理です。というのは診察のストーリーがわからないからです。つまり、かなり無理ゲーを強いられている名探偵なのです
そんな状況で疑義照会に関して医師から「かけてきてほしいのは午前や午後の診察後から電話が繋がらなくなる時間帯(短かっ!)」という無茶な要求を強いられているのです。
今回の小括
・患者さんの期待値は時短・タイパ
・医師の処方は正しい場合でもストーリーによってバリエーション
・医師の処方はエラーが有る可能性
・薬剤師さんはストーリーかエラーかわからない処方箋を解読する名探偵であることが求められている
・薬剤師さんはTIME WINDOWが狭い中で医師に問い合わせを求められることも
・これは患者さんの期待値(時短・タイパ)に反する
今日はここまで
再度お願い
PMDAや厚労省の承認プロセスに詳しい個人・企業・団体の方々へ「疑義照会アプリを保険収載するのは
・実現可能?
・実現不可能?
などいろいろ教えていただきたいと思います!
または保険収載は厳しくても大規模にやっていこう!という企業様がいらっしゃれば
是非、連絡をお待ちしています。
(メッセンジャーかメール tokyoeyeasagaya@hotmail.comで)
参考リンクまとめ
活動のまとめリンク
KINDLE出版
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