患者の話は医師にどう聞こえるのか

年末の本の整理(一回読んだ本はサマリー書いて本棚の奥に置くので)をしています。

その中でNYAUWの活動に関連するような文がありましたので書かせていただきます

P17患者はいったい医師に何を望んでいるんだろう?医師を探す時半数を超える患者はまだ口コミに頼っている。おびただしい数の医師格付けサイトがあり評価尺度もネット上に多数を公表されているがこの脈絡のない情報を読み解くの一苦労だ データがバラバラでまとまりがないことも一因だが私達は総じて合理的な事実に基づいて判断をしないというのが一番大きな理由だ

P 181医学には「質」を評価する「客観的な」尺度が溢れているが本当のところ意味があるフィードバックが得られることは非常にまれだ 医療機関の集計表あるいは裁判所からの訴状ではなく患者からの直接フィードバックを得られることなどまずないと言って良い


【NYAUW的視点】

いまクリニック医師のクローズドな情報共有「先生のいつもの信頼されている紹介先情報を登録してください」のまさに背景となったことを 的確に言語化してくれています。

【良い】の定義が難しいのです


患者さんの期待値と 我々医療従事者の考える患者さんのためというものの定義が異なることがあるのです。 その乖離をそのまま口コミサイトに不満として書かれてしまうと その口コミで受診を辞めた本来 助かるべき患者さんがその医療機関に来ないことになり 結局は患者さんに不利益になってしまうことにもなりかねないのです。

 患者さんから見えない でも患者さんのためを思って行う行動【紹介】に注目してプロジェクトを行っています。 この意味を御理解いただけるクリニックの院長先生よろしくおねがいします

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