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Chat GPTの登場でマーケティングはどう変わるか

こんにちは、浅木レイです。

私は普段IT系スタートアップにてマーケティングの責任者を務める一方で、マーケティングノウハウの発信を趣味で行っています。

最近一気に目が離せなくなっているChat GPT。

今回はChat GPTがマーケティング職にもたらす変化について考えていきたいと思います。

マーケティング業務の全体像

マーケティング業務のうち、何をChat GPTに委託できそうかを考えるにあたって、とりあえずマーケティング業務が何なのかを可視化してみることにしました。

マーケティングの全体像

とりあえず全体像をざくっと作りたかったので、網羅性はあまり追求していません。

「この施策なくない?」とか細かいレベルではいろいろあるかと思います。

とはいえ、マーケティングは大きくは

  • 戦略設計のための情報インプット・整理

  • 戦略設計(体制構築含む)

  • 企画・実行

この3つに大別されます。

そしてそれがマーケティングミックス(4P)と呼ばれるProduct/Price/Place/Promotionという横軸で分類されるようなイメージです。

そして実際の実働という意味ではPromotionの企画・実行の部分に多くのリソースを投下するような形かと思います。

実際私の本職では、約10億円規模のBtoBのITサービスのマーケティングを以下のチームで運営しています。

私が所属するマーケチーム

主な役割は以下の通りです。

  • 責任者(私):戦略のアップデート・組織運営・採用・メンバーのパフォーマンスレビュー・営業部門との連携

  • PMM:プロダクト部門との連携・プライシング・商品企画

  • デジタル担当:デジタル施策の企画と実行、コンテンツマーケティングやWeb広告運用がメイン

  • イベント担当:直近はウェビナーメイン

  • ナーチャリング担当:主にMA運用、メルマガ作成、ナーチャリングコンテンツ作成

  • アライアンス担当:パートナーマネジメント、新規パートナー開拓

加えてデザイン業務を業務委託の方に外注しており、こちらも月20万円ほどのコストがかかっています。

Chat GPTにできそうなこと

chat GPTを触ってみた感覚、

  • 外部環境や市場の調査

  • 調査情報の整理

  • メッセージングや訴求ワードの案出し

  • コンテンツライティング

においては相当高いレベルで使えそうなという印象を持っています。

それらを踏まえてさっきのマーケティング全体像でChat GPTとどこを共創できそうかまとめると、こんな感じだと考えています。

太字がChat GPTに8割近くの工数を担ってもらえる業務。薄字はその逆でまだ人メインと考えられる部分。

Chat GPTとのマーケティング分業

この図で見るとなんか大したことないように見えるかもしれません。

ただ、全体像を並べるとそうかもしれませんが、実態マーケティング業務の大半は右下のプロモーションの企画・実行です。

先ほど提示した私のチーム構成でも、6人中半分がプロモーション企画・実行のための人員でした。

しかしプロモーションをChat GPTと共創していくことで、デジタル・イベント・ナーチャリング専任の担当は不要になると考えています。

(彼らの居場所がないということを言っているわけではないので念のため笑。とても優秀なメンバーなので、今の業務から解放されたら別のことをお願いしたいと思っています)

一方で、Chat GPTにさまざま依頼をしつつも、それをコントロールする人間、プロジェクトマネジメントをする人間が必要です。この人員としてPMを1人置いています。

なので実態としては2人減のコストで済むと考えると、大体-120万円/月くらいです。

この規模のチームで年間1,440万円を浮かせることができるのは相当な生産性向上ですね。

ただし、これはあくまで仮説です。

本当にこれだけ任せられるのか?検証企画スタート!

本当にこれだけ任せられたらマーケティングがガラッと変わります。

マーケティングの人員が必要な業務領域は基本的にプロモーション部分なので、プロモーションの大半をChat GPTが担ってくれていれば、さらに組織・事業規模が大きくなっていってもあまりチームメンバーを追加で採用する必要がないかもしれません。

本当に任せられるか検証したい。

していきたいと思います。

私はこれからnoteでChat GPTをマーケティング組織に組み込む方法と成果を有料で発信していきます。

有料note販売のマーケターとして、実際にこれからPEST分析や3C分析、SWOT・STPなどをベースに戦略設計を行い、デジタル中心のプロモーションを行なっていきます。

そしてその1つ1つを実際にChat GPTを使いながら、できる限りChat GPTに任せられるものを任せ、人間じゃないとまだ難しい部分を私が実行していきます。

その過程で実際に作るものや実行した内容を共有するので、中身のない情報商材とは違い、真似たらビジネスとしてのマーケティング組織にすぐ応用できるレベルのものにするつもりです。

また、Chat GPTを使って作ったSNS投稿やメルマガ、LP等々がどれだけのパフォーマンスを出したのか、成果となる数値を正確にお伝えします。

主なターゲットは

  • IT企業のマーケティング責任者の方

  • 同マーケティング担当者の方

  • フリーランスのマーケター

を考えています。

提供できる価値は、

  • Chat GPTを使用することでマーケティング業務の生産性をどのくらい上げらるか実数値を持って理解できる

  • Chat GPTの業務への組み込み方法がわかる

  • 結果Chat GPTをROIが極めて高い状態で自組織に応用できる

となると考えています。

気になる方はぜひフォローをお願いします。

https://twitter.com/BtoBmkt_text

おわりに

Chat GPTというかつてない最強のプロダクトが世に離れてすでに数ヶ月が経っています。

AIに仕事を奪われると恐れていては本当にそうなるだけです。AIが発展する中で、どのようにAIと共創し、AIを使いこなすのか。その糸口を掴むことがこれからの時代とても重要になるはずです。

私はこれまで約8年間マーケティングをやってきました。マーケティング業務については責任者としてそれなりに明るいと思っています。

その経験・スキルから、Chat GPTをどうマーケティングに生かし、これからのマーケターがどうAIと棲み分けしていくのかを発信していきたいと思います。


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