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映画「モルグ 死霊病棟」を見たので感想など

アマプラで映画「モルグ 死霊病棟」を見たので、感想を超短めに書いていきます。ネタバレ気にしていません。
また、全て個人の感想ですので、好みに依存した内容です。あくまでも「今回は肌に合わなかったね」という事になると思います。

 久しぶりに、時間返せよ、ていう思いをした作品でした…。作品に占める時間の9割は退屈そのもの。序盤から、チラ見せやチープなポルターガイスト現象のオンパレードが色々起き続けることで、最終的に主人公が追い詰められていくのですが、なにせ現象がショボいのです。コーヒーカップが宙を舞って何が怖いの…。
なので、ずっと何かが起き続けているのに、ずっと退屈なまま。起承転結のうち、ずっと"承"のままで終盤に突入します。
 カメラワークも一貫性がありません。低予算が言い訳になっているのかも知れませんが「誰視点なのこれ?」と言いたくなるような挙動があるかと思えば、急にモキュメンタリー作品のように顔を下からどアップで映してみたりと、"趣味の作品"みたいな出来栄えのシーンが途中に入ります。話に入っていけないのは、このカメラワークが一因になっているようにも思います。

 ところで、この作品はパラグアイで制作された、2019年(日本上陸は2020年のようです)公開らしいです。ホントに?2016年にはあの大傑作"ジェーン・ドウの解剖"があるというのに、これが2019年…。

 ぶっちゃけて言うと、モルグ(死体安置所)モノのホラーなんて、もう題材としては在り来りなので、よほど怖がらせてくれないことには、(俺としては)満足感など得られません。
 唯一、最終盤に同僚から掛かってきた電話の内容だけは良かったです。古典的な仕掛けではあるものの、ずっと退屈な思いをさせられてきたからこそ、「そこからなんだ!?」と、思わず膝を打ちました。

 冒頭にも書いたように、好みの問題はあると思います。思いますが、敢えてオススメはしません。これを観るくらいなら、ジェーン・ドウの解剖を御覧いただきたいです。(了)

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