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文通②「自殺としての他殺、無敵の人、影響を受けた作品はありますか?」(鈴木南音)

○文通企画について
この企画は、2022年12月21~25日に北千住で上演される、TeXi's "Aventure"の公開にあたって、創作過程で考えていることを、演出家のテヅカとドラマトゥルクの鈴木の文通のかたちで開いていくという企画です。

あえて、手紙という、ゆっくりな形をとることによって、SNSなどのすばやいコミュニケーションでは失われてしまう、丁寧で小さなやりとりを描き出せればと思っています。
(とはいえ、公開するメディアはnoteですが・・!)

手紙が交換され次第、ゆるゆると更新していきます。
ぜひお楽しみください。


◎前回のお手紙はこちらからご覧いただけます。



テヅカさん

なかなか、言葉をどう使うかは、難しい 問題ですよね。私も、いつもこうして手紙を書いたりするとき、どう書くべきか迷ってしまいます。

紹介した本、気に入っていただけて、良かったです。
別役実さんの「ベケットといじめ」を、もしかしたら作品のモチーフと近いかも、と思って紹介したのでした。
自己と他者の境界が曖昧になった現代では、「自殺としての他殺」や、「他殺としての自殺」がありえて、 それは「いじめ」にもつながるドラマツルギーを持っている…というような話でした。
(今回のTeXi's ”Avanture”の)作品のなかでも、 自己のこれまでと決別するために、何かを破壊するというモティーフがある気がしていて、 まさに、他殺としての自殺としての他殺だなあ、と。
(作品の紹介でも、「無敵の人」というのはキーワードでしたね。)

テヅカさんは、今回、作品をつくるにあたって、影響を受けた本や映画、音楽などありますか?
もしあれば、教えてもらえたらうれしいです。

急に寒くなってきたので、お身体に気をつけて。
本番まであと2週、よろしくお願いします。

鈴木南音



つぎの手紙はこちらからご覧いただけます。



TeXi's ”Aventure”

「僕、は、だれに理解されることを望むわけじゃない。」
TeXi’s(てぃっしゅ)の第二回目の本公演。
「当事者性」「罪の意識」「美の意識」という三つのテーマを軸に展開されるパフォーマンス作品。
「生きる」ということ自体が困難な時代に私たちはどんな「生き方」を選ぶ/選べるのか。


脚本・演出|テヅカアヤノ(TeXi’s)

【出演】
碧乃舞
上沢一矢
夏七美
黒澤多生(青年団)
土屋康平(喜劇のヒロイン)
古川路(TeXi’s)

【スタッフ】
ドラマトゥルク・リサーチ|鈴木南音
演出助手|栁田彩水 原田真伊
舞台監督|黒澤多生
美術|野村善文
音響|深澤大青
照明|緒方稔記(黒猿)
記憶映像|小西善仁
制作| 大野創(アーバン野蛮人/TeXi’s)
制作協力|黒澤たける
主催|TeXi’s

協力|青年団 黒猿 喜劇のヒロイン アーバン野蛮人

【日程】
2022年12月21日(木)〜12月25日(日)全8ステージ

21日(水)14:00(公開ゲネプロ)
22日(木)14:00/19:00
23日(金)14:00/19:00
24日(土)14:00/19:00
25日(日)14:00

受付開始は開演の45分前、開場は開演の30分前

上演時間
85分予定

【料金】
・基本料金
一般:3500円
U-30:3000円
(※通常予約期間 12月1日(木)〜)

・早期予約割引料金
一般:3000円
U-30:2500円
(※受付期間〜11月30日(水))

・共通
U-18:500円
公開ゲネプロ:500円
てぃっしゅ 応援チケット :5000円

※早期予約期間 10月20日(土)–11月30日(水)
※日時指定・お席自由
※U-30/U-18ご購入の際、受付にて要身分証提示
※未就学時入場不可

チケット
【当日精算】https://www.quartet-online.net/ticket/aventure
【事前決済】https://hanakami.peatix.com/

【HP】https://www.texissyu.com/mysite
【Twitter】https://twitter.com/hanakami_texis
【Instagram】https://www.instagram.com/hanakami_texis/


お問い合せ
hanakami.texis@gmail.com

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