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鳴かぬなら、そういう種類のホトトギス

出どころが不明ですが、この俳句が好きです。
障害児を8年育ててきて、やっとこれが理想なんだと最近気づいたんです。

鳴かせようとあれこれしてもダメ、
待ってもダメ、
思い通りにならないなんて当たり前。

障がいがある子どもに限らず、それぞれ特性があって、そもそも鳴くのが当たり前の前提になっていることが、育児をする親を追い詰めているのではないかと、勝手に解釈したりして。

もっと早くにこんな気持ちで育児ができたなら、子どもの発達に良い影響が出ていたのかもしれないという後悔もありますが、当時はそんな気持ちの余裕は正直全くありませんでした。

いろんな機関や療育、病院に奔走して、子どもがある程度成長した今だからこそ、この俳句が理想だと思えるのかもしれません。

もちろん今でも、できることはやろう精神で、親子共々走り続けています。

てつなぎ広場 にも、子どもの発達に関する悩みを持っているママさんが沢山います。

子どもの担任から、
よかったら、夏休みに行ってみてください。と渡された紙。
発達発育に関する相談の案内が書かれてました。
集団生活する中で、あのーーー。はい。。と濁しながらも、その含んでるものはすごく伝わってきましたー。
すべてが当てはまるわけではないので、よければ、なんですが。って言いつつも、わざわざ個人的に渡してきたって事は行って欲しいって事なんだろうなあと感じ取りました。
渡されてモヤモヤ〜っとする紙ですよね。
そんなに悩み考えなきゃいけないほど、なんでしょうか?と、思ってしまうけど……それは親目線だからなんでしょうか。
家では見えてない部分があるのかなあ。

(匿名 30代)

我が子が知的障害があるので、
健常児の親御さんの発達の悩みを聞いても、

「全然大丈夫じゃん。」

って思ってしまう。

周りに迷惑をかけずにいずれ自分で生活していければ、それで良し。

障害児の先が不安な私には、周りの悩みがたいしたことないと思えてしまう変な耐性がついてしまった。
もちろん健常児の悩みも色々あるのは分かるんだけどね。
ここだけで毒を吐かせていただきました🙇‍♀️

(匿名 40代)

幼稚園で敬老の日のはがきを作成したのですが、実母は、長男の発達スピードや母親としての育児に対して心無い事ばかり言ってくるので、今回は、私(母親)と旦那(父親)に送るように自宅の住所を記載しました。
届いたはがきを見て、文字らしきもの(すまぶらがたのしかった、ごはんありがとう等)が記載があったのですが、謎の絵やグルグルなど、年長とは思えないレベル感のものが届きました。
正直、これを実母に送っていたら、「療育行け」とか「発達障害児だ」とか絶対言ってきただろうなと思ってしまった。
いくら距離を置いても、実母のことを考えてしまうなんて、これは「実母の呪い」。
早くこの呪いから解放されないと、わたしたち親子は不幸になる。

(桜田ファミリア 40代)

うちの長男、新生児期からわけわかんないくらいいつでも泣いてるタイプで、なかなかこちらも睡眠が取れず、初めての育児というのもあり、とても辛かったのを今でも昨日のことのように思い出す。きっと癇癪持ちなんだろうな。乳幼児になっても癇癪がなくならず、小児発達外来に診せに行ったこともあった。早生まれというのもあって、周りの同い年の子ができるのに自分はできないことがたくさんで、もどかしかったのかもしれない。今は幼稚園に通っているが、いまだにたまに癇癪を起こして手がつけられなくなることがある。これはもう性ということなんだろうか?笑。もう少し成長を見守らないとなんとも言えないが、性であることも考慮し、あたたかく見守っていこうと思う(白目w)。

(さからー 30代)

6歳の娘が発達障害と診断されました。
3歳児検診でひっかかり、定期的に療育施設に通い、ずっと良い傾向ですね、まだ成長の途中ですね、 幼児期にはよくある言動です、等言われて、安心してたから、
急に、どーんって突き落とされた気分です。
これから、私達親子には、どんな人生が待っているのでしょうか?
普通学校には入れないのかな、
特別支援学校に行くのかな。

(匿名 40代)


数々の投稿を読むと、悩んでいるのは自分だけではないんだ、とホッとします。

子どもの成長や発達には、不安がつきものですよね。
この子はこの先、自立して生活していけるのだろうか。
成長していくにつれ、また新たな壁が立ちはだかり、私の「育児」はいつ終わるのだろう・・・と先への不安ばかりが増していきます。

ちなみにですが、「発達障害」と「知的障害」は厳密にいうと解釈が違うんですよね。

発達障害
発達障害は、個々の発達過程に特定の機能が正常に発達せず、日常生活や社会生活に支障をきたす状態を指します。
 発達障害には、自閉症スペクトラム障害、注意欠陥・多動性障害(ADHD)、学習障害、言語障害などが含まれます。
発達障害を持つ人々は、知的能力が正常範囲内にある場合もあります。
知的障害
知的障害は、知的機能(知的適応能力)が通常よりも低い状態であり、日常生活や社会生活に支障をきたす状態を指します。
 知的障害はIQ(知能指数)が70未満で診断されることがあります。
知的障害には、遺伝的要因や環境的要因によって引き起こされる場合があります。

簡単に言うと、発達障害は発達過程に関する問題であり、知的障害は知的能力に関する問題です。どちらも個々の状態や症状によって異なりますので、専門家の診断とサポートが重要です。

早くに子ども自身の「困りごと」がわかれば、適切な療育や環境を与えることができて、適応機能などが向上する可能性は十分にあります。

悩みや疑問を抱え込まずに、相談したり、周りに助けてもらいましょう!
これは私自身の経験から言えることでもあります。

子どもの時代より、大人の時代の方が圧倒的に長いのです。


今後、我が子が幸せな大人時代を過ごせるように、家族や周囲の機関に頼りながら、皆でサポートしていけたらいいですよね。


「鳴かぬなら、調べてみよう、ホトトギス」
「鳴かぬなら、誰かに聞こうか、ホトトギス」
「鳴かぬなら、それでもいいや、ホトトギス」


とはいえ、頑張りすぎはよくないですよ。
てつなぎ広場 で、愚痴や弱音を吐き出して、共感し合いながら、ご自身も大事にしてくださいね。
ついでにポイント貯めて、デジタルギフトを抽選で当てちゃいましょう。

「てつなぎで 共鳴しあおう ホトトギス」


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