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(20代、女性)

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30歳を前にした女の心理 仕事、恋愛、経験について記録がてら書いてみる。 少しでもおもしろく読みやすい文章を目指します。
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記事一覧

短期派遣

転職活動の合間に
2か月間の工場派遣をやってみた。

誤解されたくないのだが
決して仕事が決まらなったからではなく
完全に狙って
仕事を辞めると決めて割と早めに
有休消化の翌日から働けるよう
事前に面接を受けて
計画的に
短期の工場派遣に申し込んだ。

すべては工場に入ってみたいという
完全な興味本意だった。

派遣初日
同時に入る数名と一緒に説明を受け
作業服を渡される。

高校生のアルバイト

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3戦目

2回の失敗のおかげで
私のインターネットショッピングに対する
苦手意識はかなり強くなった。

インターネットで買い物をするのは
便利ではなく危険である。

当時の私はそう考え
徹底的にお店に出向いて
目で見て買うことを心がけた。

ただ、これだけ避けているという事は
逆に考えれば
インターネットショッピングが
私の買い物の最後の砦だという事。

どうしても欲しいのに
探しても探しても

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カンパリさん

私の職場の同僚は天然だ。

天然について
私はよくわかっておらず
天然とは作られたものである
と思っていた。

よく天然と言われている女子は
わりと自分が天然ということを
わかっている感があったり
なんならそれを売りにしている節があって

そういった子が
あまり近しくない人に
「天然だね」と言われているのを見ると

いやいや、違うよね。

2人でいる時
私よりしっかりしてるよね
と否定したい衝動に

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大会選び

どうしたら1番になれるのか
考えても考えても答えが出なかった。

でも諦められなかった。

どうしたらいいのか
自分ではわからなかったので
思いきって仲良しの異性の先輩に
相談をもちかけた。

「好きな人に
好きだけど2番目と言われました。
どうしたら1番になれますか?
男の人目線の意見を下さい!」

先輩から返ってきた言葉を
私は忘れない。

「それは無理だと思う。
だって、な

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歯ブラシ

思いもよらない返しだった。

だって私はすでに妥協していた。

この人の彼女のポジションには
なれそうにないなと
ちゃんと理解して
独り占め出来なくても
その中の1番ならいいやと
譲歩していたのに

私は複数人いる中の2番だった。

だいたいこの人はおかしい。

この状況なら、一時的にでも
1番だよと嘘をつけばいいのに
あえて2番だと言ってくる目的は
なんなんだろうか。

いや、真相はわからな

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緑色のソフラン

実らなかった恋ほど
美化されたまま忘れられない。

22歳のとき
とても好きだった人がいた。

同じ職場の人で
よく同期と3人でその人の部屋で
お酒を飲んだ。

部屋は広くはなかったので
いつも3人で川の字で寝ていたのだが
そのうちその人は
必ず私の横で寝るようになり
寝る時に私にだけ
腕枕をしてくれるようになった。

私はその人に惹かれている事に気付いたので
当時付き合っていた人と別れた。

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ニューバランス

車の購入から数年間
本当にネットで買い物をしなかった。

懲りたのもあるし
(前回のnote参照)

服や靴やアクセサリーなど
物によってサイズ感や微妙な質感が
異なるものは実際に目で見て、
なんなら試着をしてから買いたい派だったので
それほどインターネットショッピングを
必要としていなかったのもある。

2戦目は
車購入から3年後
ニューバランスのスニーカーブームの時

女子のスニーカ

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ネットショッピング

私がインターネットで
最初に購入したものは車だった。

当時乗っていた車の調子が悪くなり
車屋さんに修理を依頼したところ
いろいろガタもきているし
修理よりも買い替えを勧められ
私は急ぎで車を探すことになった。

しかし
いくつか車のディーラーに出向いたものの
現行の型はどれも好みではなく
魅力的な車を見つけられず焦っていた。

大半の人がそうだと思うが、
なにか欲しいものがある時
人はそ

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数字のインパクト

彼は小柄で細身だ。

身長は私とかわらない。
ヒールのある靴を履くと
彼は私より背が低くなる。
そんな事は気にしない。彼も気にしていない。

背の高さを重視する女子は多いが
私は背の高さに本当に興味がない。

以前お付き合いした人には
私より背が低い人もいたが、
なんの問題もなかった。
その人は自分の方が背が低いことを気にしていたけれど、そんなことどうでもよかった。

隣にいる人を見上げようと

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バイトリーダー

今の仕事に就く前
少しの期間だけホテルの宴会場での
派遣のアルバイトをした。

そこに彼女はいた。

彼女はバイトリーダーだった。

まず、ホテルの派遣について簡単に説明すると、派遣にはランクがあり、そのランクによって時給が異なる。

低いランクから徐々に上のランクに上がっていくのが一般的だが、私はバイトの面接を担当したおじさんに、いたく気に入られた。

また、以前ホテルのレストランで働いてい

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あくまでもペット

うちには犬がいる。
かれこれ10年以上うちにいると思う。

ある日突然
姉が買ってきたけれど、
姉は5年前に結婚して家を出た。

今は母が世話をしている。

私は犬が好きではない。

10年間同じ敷地内で暮らしていても
少しも愛着がわかなくて
私はあいつの散歩に行ったことがないし
なんなら餌すら与えたことはない。

なのにあいつは私が裏口から出て行こうとすると尻尾を振って近付いてくる。
もちろん無

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彼の欲しいもの

彼はかわっている。

多趣味な彼の最近のブームは野球だ。

中学時代、野球少年だった彼は
数か月前から地元の友達と野球を始めた…らしい。
(実際見に行ったことはないので本当かどうかは知らない)

毎週金曜日の夜
どこかのグラウンドに集まって
数時間野球をして遊ぶそうだ。

2週間前に彼から
「野球の後、肩が痛くなる。
投げ方が悪いんだろうか」
と相談された。

野球について知識も興味も

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文章を発信する・・その3

理由
③なにか趣味をもちたい

もともと趣味と呼べるようなものはもってなかった。
そこについて特になんとも思わずに生活してきた。

その私が趣味を求めるようになったのは
1年半ほど前から交際している彼が大きく影響している。

彼は自他ともに認める趣味人間である。

ギター、ドラム、作曲を含めた音楽
野球、フットサル
サッカー観戦、プロレス観戦
自転車、キャンプ
釣り、麻雀、遊戯王   

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文章を発信する・・その2

理由
②文章を書きたかったから

私が高校生の時、
DecologやAmeブロが普及する前、
HPを作成するのが流行った。
友人とHPを作成し日記を書いたり、掲示板で他校生と交流したり、プリクラや写メをアップしたりする。

ガラケーを使った新しい遊び。

当時の私は同級生たちの日記を読みながら、
なんてつまらない文章なんだろう。といつも思っていた。

確かに文章から、本人がその日なにをしていたかは

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