レースゲームの魅力



 はーい、テツガク肯定です。


 今回はレースゲームの魅力について。
 長々と記していきたいと思います。
 
 レースゲーム。
 勝ち負け重視のゲームとタイム重視のゲーム。
 今の私は、この二つのタイプがあると思います。

 実は、私にはレースへゲームへの苦手意識がありました。
 わりと最近まで、自分は下手なんだと思っていました。
 そう思ってしまった理由は。
 おそらく、昔、遊ばせてもらった『マリオカート』にあると思います。
 どちらかと言えば、勝ち負け重視のゲームだと思います。

 当時の友達の家に呼ばれて。
 遊ばせてもらった、このゲーム。
 全く勝てませんでした。

 だけど、友達は勝てるものですから。
 もう、ずっと、このゲームを遊ばせてくれます。
 仕方ありません、子供ですからね。
 勝てるのが嬉しくて、ついね……。
 逆の立場なら、私もそうしてしまったでしょう。

 私も私で、『マリオカート』が欲しい。
 当時、両親に頼めばよかったのでしょうが。
 全く、そんな気分にもなれず。

 今なら、その理由もわかる気がします。
 このゲームは練習したから勝てる。
 そんなゲームって感じでもなく。
 今でも勝てる気がしません。
 子供心に、それに気づいていたのかもしれません。

 個人的にレースゲーム初心者には。
 『マリオカート』は、とてもおススメできない。
 そんなゲームのような気がします。

 さて、このゲームで、ハッキリとした苦手意識を手にした私。
 ですが、なぜか、『頭文字D』のゲームが気になり遊んでみました。
 そしたら、凄く楽しめました。
 正直、『頭文字D』の方が、かなり初心者向きだと思います。
 どちらかと言えば、タイム重視のゲームだと思います。
 
 一対一の勝負。アイテムを取る必要性がなく、邪魔されることもない。
 これだけで、かなり走りやすく、というより走ることに集中できました。

 そして、コースです。
 走れば走るほど、どうすれば速く走れるのか。
 そんなことを考えてしまうコースです。

 『マリオカート』は、どうやって勝つか。
 『頭文字D』は勝ち負けよりも、いかにタイムを縮めるか。
 
 あのヘアピンはこの速度でも抜け出せる。
 次のヘアピンはどうしても壁を擦ってしまう。
 それなら、どうしたら……そんなことをマジに考えてしまいます。

 もう、勝ち負けの世界ではありません。
 自分の前にそびえ立つ、タイムという壁の問題です。
 その問題に、マジになって向き合うのが凄く面白いって。
 教えてくれた『頭文字D』のゲーム。
 
 もともと、私が、勝ち負けに無頓着で……。
 あっ、いえ、負けたら、凄く気分が悪いです。
 でも、勝ったからといって、気分がいいかと言えば。
 全くそうではなく。正直、どうでもいいです。
 自分の勝利の時は、なぜか。

 それに……昔言葉的に言えば。
 勝ち負けはコスパがあいません。
 4人で4回遊んで、4人が1回ずつ勝てるのなら。
 まだ、面白いのかもしれませんが。
 たいていは、めちゃ強な1人が4勝するだけです。

 ですが、タイムは4回走れば。
 新しい課題や気づきもしなかった走り方。
 いろんなことに出会うこともあります
 それで、3分の壁を切った時は。
 1勝した時よりも記憶には残ります。
 
 そんな私には。
 勝ち負けがないと成立しない。
 そんな楽しさよりも。
 思い通りにできる走りにマジになってしまう。
 そんな面白さが、ピッタリだったのでしょう。

 納得できる走り方とタイムで走れたら。
 自分よりも早いタイムを知っても。
 凄い人がいるな、と感心するくらいで。
 嫌な気分になりません。

 一方で、仮に勝ち負けに勝っても。
 納得できない、無様な勝ち方なら。
 勝っても嫌な気分です。

 そう気づかせてくれた、『頭文字D』のゲーム。
 同じ碓氷峠でも、左周りと右周りでは全く表情が違う。
 昼と夜でも違う、晴れと雨では走りも変わる。
 
 勝ち負けだけではなくて。
 自分の理想的な走りが思い通りにできる。
 そう気づいて、マジになれること。
 それもレースゲームの魅力の一つ。
 
 いいえ、レースゲームに限らず。
 これはゲームの魅力ですね。
 自分の操作が、いかに理想の形として画面に表れるか。
 溝落しに地元走り、それらを叶えてくれる。
 どのコースも走れば走るほど速く走れる。

 そんなレースゲームが。
 これからも遊ばれるといいな、と思っています。

 あなたはどんなゲームが好きですか? 
  
 

 それでは、また次の機会にお会いしましょう。

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