見出し画像

成功するまで成功しているふりをする

   おはようございます!毎日投稿6日目になりました。

    著書『習慣を変えれば人生が変わる』で勧められている100の習慣の1つに、「成功するまで成功しているふりをする」というものがあります。この良い習慣を列挙して説明していく種類の本を他にも読みましたが、他の本には無かった視点だったように思います。では、僕がこの「成功するまで成功しているふりをする」習慣が大切だと思う3つの理由をご説明します。

・プロスペクト理論
・相対的成功
・行動規範の確立

プロスペクト理論

    第1に、行動経済学の重要な理論の1つに「プロスペクト理論」というものがあります。これは、「新たなものを手に入れる喜びより持っているものを失う悲しみの方が大きく、人はなるべく損失を回避する行動を優先的に取ろうとする心理傾向」を主張したものです。

これにより、「自分は成功している」という感覚は、「この成功を失いたくない」という理由から自分をより生産的な行動へと駆り立ててくれます。また同時に、下手な行動を取れなくなります。

僕の見方としては、世界の「成功者」と呼ばれる人たちは、僕たちのような「未成功者」(「非成功者」とは言いません)には考えられないようなハードワークにも笑顔で対応します。僕は、それは「成功者」と言われるが故にそれに即した行動を取っているためではないかと思います。なぜなら、生産的行動を取らなければせっかく手にした成功も水の泡になりかねないからです。

僕らのような「未成功者」も「成功者」としての生産的行動を取り続けることで、「成功者に近づく」、更には「成功者になる」ことが可能になるのではないでしょうか。

相対的成功

    第2に、日本人の大半は、貧しい国の人々からすれば成功しているようなものです。実際、日本人の平均年収は世界の平均年収の10倍以上です(日本は大体430万円代、世界は20~30万円。平均以下の貧しい人々がマジョリティを占めています)。

「成功している」という感覚は、自分の幸福度を上げるとともに、自分の“被害者意識”を無くし、“利他の精神”を持つことが出来るようになります。

行動規範の確立

   第3に、未成功の段階から「成功しているふりをする」ことで、実際に成功したときに然るべき行動を取りやすくなるのではないかと思います。「いつも批判する側にいて、やる側の人の悪いところばかり指摘していたけど、実際に自分がやってみるとなると意外と難しい」というのは経験として誰しもあると思います。

「成功するまで成功しているふりをする」というのは、この解決策になります。未成功の段階から「成功しているふりをする」ことで、成功者としての相応しい行動を試しながら実際の成功者を見て「ああいう行動は取らない方がいいな」など客観的なフィードバックが得られます。

人は、権力を手にすると性格が変わる、ということがよく起こります。この習慣は、それを防止するために有効だと思います。

まとめ

    『Think clearly』の著者ロルフ・ドベリの言葉を借りれば、「内なる成功」は誰でもいつからでも手に入れることが出来るものでありながら、「外なる成功」に自分を近づけてくれるものだと思います。僕がこうして(やや偉そうに)発信を続けているのも実はこれが理由の1つだったりします😄

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?