気持ちだけでペンタ弾いてもテキサスの風は吹かない。

何故かと言うと、まずここは日本だからです。

そして、歌心のない、表現する技術が無いなら伝わるはずないと思います。

ピッチもリズムも寄れてても
「愛するあなたの為に書きました」

と曲を贈ったら

「私を愛してくれてるのね」という心にまず感動するんです。

でも技術があればより多くの人に伝わる。

技術があったから名曲が名曲として残り、多くの人の心を掴んできた。

「いやいや、お前の事思って書いたんとちゃうねん」
でも勝手に感動したくなる程に安心して心酔できるんやと思います。
技術が委ねる安心感を生むと思う。

俺はマイケルシェンカーが好きやけど、中には
「早く帰りたい、、、」と思いながら演奏していたステージも恐らくあると思う。
それでもその日のDoctor Doctorは泣いていると思う。

どんなフィーリングの時にでも、一定以上のレベルで演奏できる技術を持ってるからです。

技術よりも気持ちをこめて！！

と良く言いますが、気持ちなんか皆込めてるんです。
初心者の方でも色々な気持ちを込めて演奏しているんです。でもその初心者の方も中々名演となりえないですよね？
親兄弟はそれを見て
「弾けるようになってきたやん！！」と感動しますが
一般の音楽リスナーを感動させるのは中々難しいと思う。
まだ技術が無いからやと思います。

気持ちを伝える技術。

これが先日書いた「速弾き」にも通じます。

怒りや激情や熱等「感情」を伝える手段の一つがファストなプレイであったりするんやけど、技術無かったら弾けないので伝えれない。

テキサスの風を吹かすには高いレベルの技術と
そこに気持ちを込める事によってより繊細な表現を生んだりという表現力が
求められると思う。

それが安心と心酔を生むと思うので、それが無いとテキサスの風を
日本で吹かすのは中々大変やと思います。

「テキサスの風がふいてるわ！！」ってのは演奏から生まれる説得力。
類義語に
「スペインの風」もある。
俺は日本人やから
「ジャパメタの風」を盛大に吹かせまくっています。
これやと外人に負けんのですよ。

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