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シルク・ドゥ・ソレイユとFelix & Paul StudiosによるVR映画"KÀ - THE BATTLE WITHIN"と"DREAMS OF ‘‘O’"

本日のnoteでは、昨日に引き続きシルク・ドゥ・ソレイユとFelix & Paul Studiosが手掛けたVR映画についてご紹介させて頂きます!

昨日のnoteでもご紹介させて頂いたのですが、6/19にOculus Quest向けに、シルク・ドゥ・ソレイユ関連のVR映画5作品がセットで690円にて公開されました。

今日はその中の"KÀ - THE BATTLE WITHIN"と"DREAMS OF ‘‘O’"の2作品についてご紹介させて頂きます。

"KÀ - THE BATTLE WITHIN"

こちらはひたすらアクションシーンの続くノンバーバルの作品で、中世のヨーロッパ文化と中国文化、そして日本の忍者や歌舞伎の文化が混ざったような、独特の世界観でシーンが展開していきます。

アクションに関しては正直なところ、日本の殺陣師の方がレベルが高いのではと感じたのですが、この作品で特に面白かったのは舞台の使い方です。

演者の足元の床が回転したり、斜面になって敵味方がずり落ちていったりと、ダイナミックな舞台の使い方をすることで、VRカメラを定点から撮影しているのにも関わらず迫力がありました。

DREAMS OF ‘‘O’

こちらは昨日ご紹介した"Inside the Box of Kurios"や、上述の"KÀ - THE BATTLE WITHIN"のようなわかりやすい作品とは少し作風が異なり、とても不思議な世界観をもったいわゆるエクスペリメンタル(実験映画)的な作品です。

この作品は催眠術をかけられるようなシーンから物語が始まるのですが、その後の世界観は幻想的かつとてもシュールで、視聴者に向かって水中を泳いでくる人や、火を振り回す人、アクロバットを披露する人など、様々なキャラクターが次々と現れます(言葉で表現しても全くイメージがつかないと思いますが....)。

私自身は、エクスペリメンタルのジャンルの良さがあまり分からなくて、すぐに飽きてしまいがちなのですが、この作品についてはなぜか飽きずに映像に惹きつけられてしまいました。

これはシルク・ドゥ・ソレイユシリーズの他の作品にも言えることなのですが、Felix & Paul Studiosの作品はなぜかぼーっと見ていても気持ち良くなっていくような独特の世界観やリズムを持っており、目を離せないような感覚に陥ってしまいます。

それはきっとVRならではのカメラワークや、効果的な演出、テンポなどをFelix & Paul Studiosが熟知しているからだと思うのですが、もっと今後Felix & Paul Studiosの作品を研究して、細かい工夫を言語化できるくらいに学んでいきたいと思います。

今後も同スタジオの作品には注目していきたいと思います!


以上、本日は"KÀ - THE BATTLE WITHIN"と"DREAMS OF ‘‘O’"についてご紹介させて頂きました!

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