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VRアニメーション"Henry"

今日は2015年に制作されたVRアニメーション"Henry"についてご紹介させて頂きます。

"Henry"は2014年から2017年の間だけ、Oculusの一部門として存在したVRアニメーション"Oculus Story Studio"が手掛けた作品で、VR映画として初めてエミー賞を受賞した作品でもあります。

映画『メリダとおそろしの森』や『トイストーリー3』を手掛けたスタッフも製作陣として携わっており、俳優のイライジャ・ウッドがナレーションを務めています。

公開からもう5年が経ちますが、可愛らしいアニメーションと心温まるストーリーは万人に楽しめる内容となっており、今でもOculus Questの無料アプリとして公開されています(Oculus Go / Oculus Riftにも対応しています)。

あらすじ

ハリネズミのヘンリーは、人懐っこい性格の持ち主で、仲良くなりたい相手が現れるとすぐにハグをしてしまいます。

しかしヘンリーの身体には体中にトゲがあり、ハグをされた相手は大変で、慌てて飛び退いてしまうのです。

可哀想なヘンリーはいつもひとりぼっちで、自分の誕生日も一人で祝っています。ヘンリーが誕生日ケーキを一人で食べようとしていると、そこに新たに仲良くなりたい相手が現れるのですが....。

感想

まずこの作品の特徴としては、全てがHenryの部屋の中で完結する、ワンシチュエーションのストーリーになっているという点が挙げられます。Henryの部屋で完結することで、視聴者の視点が一点に固定されるため、VR酔いを起こしにくい設計になっています。

またそのような制約がありながらも、Henryの表情がとても豊かなため、Henryの表情から心情の変化が感じ取れて、飽きずに楽しむことができます。セリフもないので、この点が特に子供にも楽しんでもらえるポイントではないでしょうか。

またストーリーとしてはとてもシンプルなのですが、作品を通して見ると、「君にぴったりな友達はじきに現れるよ」というメッセージが感じられます。友達との関係に悩んだり、人間関係に行き詰まっている人の心に響く作品となっているのではないかと思います。


以上、今日はVRアニメーション"Henry"のご紹介をさせて頂きました!

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