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これが世界最古にして最強のライフハック『武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50』

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テツヲ
東北を爆進する営業マン。読書と筋トレと仮面ライダーをこよなく愛する男。アイシールド21だと雪光が好き。

tera

人と違う事をしていたらインドネシアへ転職しちゃったカフェ屋。読書は電子書籍派。ランボルギーニはムルシエラゴが好き。
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テラ:
大学時代に軽音楽サークルに居付いてたことがあったんだけど、
誰かがちょっと難解なことを言って場が収拾つかなくなったときに、
「これって?」「哲学ぅぅ~?」っていうやりとりで強引に場を収めるのがが流行ったことがあったんだ。
くだらないなあとは思うけど、そういうのって妙に楽しいんだよね
ちなみに、この話は今日紹介する本とは何なんの関係もないよ

テツヲ:
ノスタルジーな気持ちになりかけたわ
関係ないんかい!!

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このよむラジオは、東北を爆進する変態営業職のテツヲと、インドネシアに出荷されたカフェ屋teraの2人が、オススメの本を押し売ったり押し売られたりする番組です。
それではタイトルコール
『てつ×てらラジオ 押し売りBooks』
いえーい!(テラ)
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テラ:
例えば出だしで、「今日は哲学の本を紹介するよ!」って言ったら、絶対にそごでブラウザ閉じる人多いと思うんだ。
主観だけど、哲学ってそういうちょっと立ち入りがたい印象があるのだけど、どうだろう?

テツヲ:
あー笑
それはあるかもしれないね
逆の立場だったら俺もそっと閉じるね

テラ:
なので今日は、「ビジネス実用書として」の哲学の本を持ってきたよ

テツヲ:
面白い切り口だねー
でもたしかにビジネスをしていく上で哲学って大切よね

テラ:
てっちゃんは「パトス」って言葉を聞いたことはあるかな?
思い出を裏切る情熱の熱いアレ。

テツヲ:
ああ、ほとばしるやつでしょ?
っていう認識でしかない

テラ:
「パトス」はパッション(情熱)のことなんだけど、これは「古代ギリシャ流のリーダー論」において重要な意味合いを持つのよ。

テツヲ:
ふんふん、全くわからん
教えてくれ

テラ:
乱暴な概要になるけれど、
人を動かすには「ロゴス」(論理)をもってその考えが理にかなっていると納得してもらい、「エトス」(倫理)つまり道徳的に正しいことをするのだと人の心に訴え、そして「パトス」(情熱)を持つことで共感を得ることが必要らしいのだよ

テツヲ:
はーなるほど
人を動かすための3要件!ってことね

テラ:
そういうこと!
そしてそれはつまり、今リーダー論の本を開けば必ず書いてあるようなことが、実は紀元前300年代から論じられていたということだ!

テツヲ:
狩猟採集民の頃から脳みそはほぼ変わってないって話もあるし
人間ってやつは変わらないんですなぁ

テラ:
紀元前300年前から人間は悩み多き生き物だったのだねぇ
実は、学問という意味の哲学では、こういうリーダー論だったり、努力と才能の話だったり、人間関係の話だったり、社会でめちゃくちゃ役に立つことの骨子の部分が語られていたりするんだ。
この本のキモはずばり、哲学を実用的な使い方にフォーカスして書かれているということ。
哲学者の思想の系譜とか生い立ちとかはほぼ取っ払って、ポイントの部分のみを重点的にコラム仕立てで解説されているから、学問アレルギーがあっても読める!

テツヲ:
あーそれはいいね!生い立ちはともかく、思想の系譜は眠くなるからありがたいわ〜

テラ:
そしてもう一つ、ただ「この哲学はこういう感じで実社会で使えますね~」と説明されているだけではない!

テツヲ:
ほほう?

テラ:
どういうことかと言うと、哲学者がその答えにたどり着いたプロセスも解説されているのだよ。
つまり、地球は丸いのは今じゃ常識だけど、ではなぜその答えにたどり着いたのか、どのような視点で世界を見て、どのような問題定義をして考えたのか、という『プロセスの学び』をこの本では得ることができる!
これって、イノベーションを起こした人たちの思考プロセスを追体験できるってことだよ!

テツヲ:
はーそれはエモいねぇ!
面白い!

テラ:
ちょっと新しい切り口で哲学を見てみると、新しい発見が沢山あると思うんだよね。
ある意味、ライフハック。
あるいは、すぐには役に立たないかもしれないけど、自分のなかにストンと落ちる考え方があるかもしれない。
噛めば噛むほど美味しい!

テツヲ:
哲学ってジャンル的に敬遠されがちだからこそ、少し手前から学んでいくって切り口は面白いかもしれないね

テラ:
そういうこと!
哲学って言い方が良くないのかな?要するに「イノベーターの頭の中50選」ってことだよ

テツヲ:
その表現がすでにエモいね〜笑

テラ:
一番印象に残ったのは、
アラン・ケイの「未来を予測する最善の方法は、それを「発明」することだ」
という言葉。
乱暴に要すると、未来を予測して動くのではなく、望む未来をビジョンとして思い描いて実現して、自分で望む未来にしてしまえ、ということ。
この一言に出会えただけでも、読む価値があったと思うよ

テツヲ:
強引だねぇ笑
でも嫌いじゃないな、その考え方
ちなみに何した人なの?

テラ:
この人は計算機科学者で教育者でジャズ演奏家。
世界で最初にパソコンの概念を提唱した人!
パーソナルコンピュータの父!

テツヲ:
おおぉ、肩書き多いな!笑
多才すぎる

テラ:
アラン・ケイみたいに、哲学の領域が本分じゃないけど哲学の歴史に重要な言葉を残した人もたくさん紹介されているのも、この本の特色だよ!

テツヲ:
道を極めると本質的に似通ってくる部分があるのかもね

テラ:
さてさて、長くなってしまったけれども、ジャッジの時間へ移りましょうか

テツヲ:
うーん待ってくれテラ、まだちょっとイメージが湧かないんだよね
具体例が欲しい

テラ:
おや
これは失敬。
この本は、こういう哲学、思想の話を
「人に関すること」
「組織に関すること」
「社会に関すること」
「思考に関すること」
4つのグループに分けて紹介してくれている。
例えば、人に関することならさっきのパトスの話(人を動かす)とか、思考に関することならアラン・ケイの話(未来を予測する最善の方法)とかね。

テツヲ:
ふむふむ…

テラ:
あとは、「パラダイムシフト」とか「パノプティコン」とか「マキャベリズム」とか、なんか聞いたことある哲学や思想の言葉も紹介されている。
ビジネス向け哲学入門書ってところだろうか。

テツヲ:
やっとちょっと見えてきた!マキャベリズムはちゃんとやりたかったから、ありがてぇなぁこりゃあ

よっしゃ!じゃあジャッジ行こうか!

テツヲ:
今回の本は〜〜〜〜……
デケデケデケデケデケデケデケデケデケデケデケデケデケデケデケデケ

パフッパフッパフッ

パラリラパラリラパラリラ

……やっぱり、買います!!


テラ:
まじか!ちょっと今回は上手く魅力を伝えられなかったかと思っていたけど、まじか
ちなみに、決め手は?

テツヲ:
そんなことないけど、強いて挙げるなら「イノベーターの頭の中50選」がキラーワードすぎたからかな笑

テラ:
おお!言ってみるものだね(笑)
是非とも、この本で哲学を武器にして闘っていただきたいね!
ということで、本日のお別れの曲は、闘う企業戦士への応援歌、go!go!vanillasで「スーパーワーカー」を選んでみました。

テツヲ:
お、これは初めて聴くなぁ
哲学はこれからのビジネスでもキーワードになると確信してるから、エモいテーマだよね

テラ:
取っつきにくく思われがちだけど、結構面白い話が多いし、今勉強しておけばのちのち役に立つかもよ!って感じするね

テツヲ:
ね!じゃあ今回はこの辺で
また次回お会いしましょ〜!

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