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街クラブが始めた保育園。

2020年4月
福岡県糸島市で活動をしている
サッカーチーム「エリア伊都」が
「サッカーを中心としたスポーツ」「英語」
に特化した保育園を開園しました。


エリア伊都グローバル保育園


自分はこの保育園の
園長をさせてもらているのですが
(ジュニアユースの監督も務めながら)
保育の現場は保育士さんたちが
給食は調理師さんたちが中心になり
日々みんなで試行錯誤しながら
作り上げていってくれています。

子どもは0〜5歳
定員36名と小さな保育園なので
一人ひとりに向き合って
自分ひとりで生きていける「主体性」のベースを
育んでいきたいと思っています。

そしてそこを目指す上で
園にはこんな職員ルールがあります。



【 エリア伊都グローバル保育園の
  おとなが大事にしていること 】


①日曜日にも行きたいと言ってもらえる保育園を目指します。だからまずは自分自身が日曜日にも行きたいと言える保育園を目指します。


②子どもを楽しませようとする前に、まずは自分自身が楽しみます。


③あいさつで、子どもの心を動かします。そして、心を動かせたのか、いつも確認します。


④形なんかにこだわらずに、心を込めることにこだわります。徹底的に。


⑤できなかったことを見つけるのではなく、できたことをひとつでも多く見つけられるプロフェッショナルであり続けます。


⑥小さなことでも子どもに選んでもらいます。選んでいる時間を待てるようにします。


⑦子どもを「無我夢中」の世界に導きます。


⑧子どもを動かすのではなく、子どもが動いてくれるような言葉がけをします。


⑨命令はしません。子どもが奴隷に育ってしまわないように。


⑩子ども同士の世界をできる限り見守ります。ただ、人を傷つけたときには本気で叱ります。


⑪子どもが自分自身のことをいっぱい好きになれるように、できたことやチャレンジしたことを全力で認めます。


⑫子どもにできていないことがあっても代わりにはやりません。できるようになるためのお手伝いを精一杯します。


⑬できないことをやろうとする気持ちに、心からの拍手を送ります。


⑭年齢が違っても、経験が違っても、立場が違っても、みんな対等です。みんなに得意なことがあって、不得意なことがあります。それをみんなで補い合っていきます。子どもたちの未来のために。



まぁ、ルールというか、指針みたいなものですね。
保護者の人たちにもこちらの想いを知ってほしいので保育園にも貼ってあります。

お盆が明けてから数日経ったある日
保護者の方がこんな話しをしてくれました。


「 お盆休みのときに
  家族で保育園の前を車で通ったら
  " 保育園に行きたいよ〜 "
  って娘が言い出したんです。
  ああ、楽しんでるんだな
  と嬉しくなっちゃいました 」


いやぁ、感動です…
そう思ってくれている子がもういるなんて…

保育園は多くの子どもにとって
家庭以外で過ごす初めての「社会」になるんですよね。

そこが「どんな自分でいられる場所」なのか。

自分にとってはそこが
「子どもらしい豊かな表情でいられる場所」
であってほしいなと思っています。

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教育学者ドロシー・ロー・ノルトさんが
子どもが育つ環境について
こんなことを述べていました。



子どもは、批判されて育つと
人を責めることを学ぶ

子どもは、憎しみの中で育つと
人と争うことを学ぶ

子どもは、恐怖の中で育つと
オドオドした小心者になる

子どもは、憐みを受けて育つと
自分を可哀想だと思うようになる

子どもは、馬鹿にされて育つと
自分を表現出来なくなる

子どもは、嫉妬の中で育つと
人をねたむようになる

子どもは、ひけめを感じながら育つと
罪悪感を持つようになる

子どもは、辛抱強さを見て育つと
耐えることを学ぶ

子どもは、正直さと公平さを見て育つと
真実と正義を学ぶ

子どもは、励まされて育つと
自信を持つようになる

子どもは、ほめられて育つと
人に感謝するようになる

子どもは、存在を認められて育つと
自分が好きになる

子どもは、努力を認められて育つと
目標を持つようになる

子どもは、皆で分け合うのを見て育つと
人に分け与えるようになる

子どもは、静かな落ち着いた中で育つと
平和な心を持つようになる

子どもは、安心感を与えられて育つと
自分や人を信じるようになる

子どもは、親しみに満ちた雰囲気の中で育つと
生きることは楽しいことだと知る

子どもは、まわりから受け入れられて育つと
世界中が愛であふれていることを知る

あなたの子どもはどんな環境で育っていますか?



子どもの環境の大部分を決めているのは
うちら大人のスタンスなんだってこと
絶対に忘れないようにしていきたいです。


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