24時間テレビとかいう害悪な偽善番組

日本テレビが毎年8月に放映している恒例の大型特番「24時間テレビ」ですが、残念ながら(←ここ重要)今年も21~22日に放映されます。ちょうどオリンピックとパラリンピックの間の期間で、パラリンピックを前に放映することで番組の存在意義をアピールしたいのだと思います。

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この番組は表向きは"障害者や難病患者,、被災者など苦しい人を救うためのチャリティ番組"の位置づけで、たしかに各地で募金活動が行われていますが、ジャニタレのゴリ押し、チートも多く未経験者に無理やり走らせるマラソン企画、何が言いたいのかわからないキャストありきのドラマ、もうチャリティ要素もクソもない深夜帯のしゃべくりなど、本当にチャリティ番組なのか?と疑ってしまいたくなるほどに謎の多い番組です。
本来ボランティアでならないとおかしいはずの出演芸人にギャラが支払われているのでは、という黒い噂も毎年の風物詩。

ある年に至ってはNHKにまでEテレの裏番組で批判というか、笑いものにされたことすらあるほど。

こんなくっだらねえ企画、いつまでやるんだろ?

長時間の番組を放映することに否定はしません(ただし五輪中継の休止を補うために、もっと通常番組をやってほしい感はあるが)

24時間テレビの問題点は、障害者をネタにして馬鹿にする番組であるからにほかなりません。
名目ではそういうバリアのある人や災害被災者を支援する体で放映されてはいるものの、障害者をネタに荒稼ぎしてると思えないコーナーが多くて、うんざりします。

チャリティの使いみちだって、これまで日テレ側から総募金額以外の具体的な公表がなく、本来受け取ってはいけないはずの(徳光やジャニーズ・マラソンランナーなどの)ボランティア出演芸能人のギャラに流れてしまっているのではないかという指摘まであります。
番組費用も多額で、番組とは別枠でアフター特番(だいたいマラソンの感動秘話的なので茶番)までを考えると、制作費が相当多額になると思うので、そういった番組費用へチャリティの募金額が流れてしまい、ちゃんと必要な人へ流れているかは不明です。

この24時間テレビのメインスポンサーにイオンが居ますが、そのイオンは独自で「黄色いレシート」なる支援活動を行っていて、その黄色いレシートでは、自らが支援したい地元の障害者団体などに直接レシートを入れるだけで支援活動ができます。
買い物をするだけで支援ができる良いシステムがイオンにはあるんだから、大きく24時間テレビをスポンサードする立場である必要があるのかも疑問です。

チャリティ番組という名目で、コロナ禍の中でも縮小されずに放送され、サライの大合唱がされる光景むしろ感○拡大リスク高そうでイミフです。ジャニーズ事務所からタレントを起用させて若い視聴者を集めようと必死のようですが、原点回帰して障害者や被災者支援の路線一本に戻してほしく思います

個人的には障害者を支援してますアピールいらないから、いつもどおりの番組をやってほしいです。もう何年も前から言っていますが、普段どおりの番組のほうがよっぽど安心して見れるし楽しいんですよ。特に今年は五輪中継に加えて24時間テレビでも休止になる番組を楽しみにしている人たちに失礼だと思わないのでしょうか?

本当に障害者のこと支援しようと思ってるのなら、パラリンピックのひとつでもふたつでも中継してくれませんか?そのほうがよっぽど有意義な支援になると思います。

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