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いわきの旅②

小名浜へ。

目的は、「ららミュウ」の市場でおみやげを買い、いわきに来たら毎回食べている「どんこ(エゾアイナメ)の煮付け」、そして今回初の「アクアマリンふくしま(水族館)」。

近年はイオンショッピングモールもできた。
イオンショッピングモールから、ららミュウ方面には歩道橋も延びており、向かって左手に市場群、真ん中にららミュウ、右手にアクアマリンふくしま。
さらに、イオンショッピングモールの背後の、小名浜の街の中には、大人の男たちが夜に楽しめるお店も。仙台の国分町に並ぶ男の繁華街なのかな?YouTubeで鎌倉御殿など昼に閉まってる風俗街を散歩して紹介する動画によれば、良心的で相場も一万~二万くらい。僕は行くことありませんが、良かったら殿方たち、金をばらまき逢瀬を楽しみにいかがでしょうか。
ちなみにこの写真は、二日目に震災伝承館から小名浜へバスで向かったときなので、空模様が違います。
海で見るこの空もまた良き。
ららミュウ。
一日目の小名浜に戻ります。
この奥にあるのがアクアマリンふくしま。
まずは、ららミュウへ!
どんこ煮付け定食!
肝がうまそう。
プリプリの白身!脂がのってますが、淡白で、まわりの甘辛い煮汁に合います。体感、薄味です。
市場では、かき。
そして、東北の旅に欠かせない、大好物のほやを探す。ほやの塩辛を購入!
二日目にてほやを食べる。今年も来てよかった!
ほや中毒なもので。二つも食べて、口の中は磯。
ビール飲みたくなり、磯をビールで流す。その余韻、ほやのあとのビールうまいっ!
ららミュウは、たくさんの海鮮が並ぶ市場に、ラーメンや寿司や海鮮丼などが食べれる店に、いろんな土産屋。船にも乗れる!
さあ、行くぞ!
食べること以外、あまり魚類に興味はないが。
けど以前、品川の水族館は楽しかった。魚たちがおいしそうだし、かわいかったし。

アクアマリンふくしま。

ネットで見たらコメントに「博物館や資料館みたい」てあったので、水族館など行きたくなった。
のっけから、屋外展示(建物は入り口より奥にあった)には、「縄文時代」とあり、魚類より歴史好きな僕のテンションアガります!
て、まあ。当時いただろう動物たちが見れるだけですが。
縄文時代は東日本に遺跡が多いようで、きっと東北は豊かな落葉広葉樹林、そして動物たち、豊かな山々が沈んでできたリアス海岸、さらに暖流と寒流がぶつかる潮目。狩りや漁労生活の縄文人にとり、東北はユートピアだったのでしょう。寒いっつっても今より温暖だし。
フクロウ、見たかったけど無理か。夜行性だし。
貝塚あるとテンションが。
けど最近、僕の興味は考古より民俗寄りなんです。
さあ、これから本館へ。
もちろん、これまで写真は一割しか載せてません。本当は膨大な見所が。是非、入館料は2000円とお高いですが、魚類の興味に乏しい僕も、アクアマリンふくしまは感動しました!
たくさんのお魚たちとの出会いが始まります!
この水族館は、説明のパネルも多めで、魚類だけでなく、地球や生命についての勉強にもなります。
まさかの柴犬がお出迎え。
柴犬は日本最古のワンコ類、縄文犬の子孫です。
知ってたし、柴犬が気むずかしいけどかわいらしい「ツンデレ犬」であるのも、最近YouTubeのわんことにゃんこの動画で知りました。
ああ、ワンコにニャンコは見るだけで癒されますね。
かわゆす…。
最初は、原始生命から。
クラゲって本当にキレイですね。無限に見てられます。東村アキコ先生の「海月(クラゲ)姫」でも、クラゲの美しさを強調してましたが…。
クラゲは品川の水族館もキレイですが、片瀬江ノ島駅で無料で見れますよ!
最近よく見るYouTubeでの茸本さんの野食ハンター動画で、棘皮動物(ウニやヒトデなど)は可食部が少ないと知った。
海から、陸上の動物が生まれます。魚類から、四つ足動物へ!
にくき類…
シーラカンスが四つ足動物の起源だなんて!
シーラカンスは生き物が魚類から四足の陸上動物に進化した兆しが見られるそうです。
シーラカンスのひれ。
本館入り口付近は、こんな展示。僕が載せた写真は一割ぐらいです。
エスカレーター上り、また屋外へ。
エスカレーターまわりにもいろんな展示が、スルーされそうたが発見。
恐竜の子孫は鳥類らしいですね。
さあ、福島の生物。
ヤマメかイワナ。先日、神奈川の宮ケ瀬湖で食べたぜ!うまそう。
用水とかにはナマズなども。埼玉の吉川はナマズ料理が有名。
さあ、海の生き物きます。
もうこれ、感動し何枚も撮りまくった。イワシの群れ!
イワシは、敵が近づくと巨大な魚に擬態するらしい。そのフォーメーションはみんな理解してるのか。
テレパシーか空気を読むのか、謎だ。
エイ。とにかく種類多すぎて、撮ってもキリがない。
ペンギンやトド、アザラシまで。トドはひたすら吠えてました。
ほげ~!
鯨食は縄文からの日本の食文化。僕の生まれの長崎も、鯨は馴染み深い。さらし鯨、ベーコン、たまに食べたくなります。
昔、油だけとって捨ててたアメリカのような食文化の国に、日本のちゃんとした頭数管理の捕鯨にとやかく言われたくないし。
僕は、日本のIWC離脱を支持します。
すばらしい魚食文化をつくってきた日本は、一方で魚をとりすぎた。
クロマグロが絶滅危惧種となり、規制がかかると、クロマグロの稚魚「メジマグロ」を巻き網で一網打尽にとりはじめ、量が多いから安くなる。
これを「新しいメジマグロ、しかも安くておいしい!」て宣伝してるのを聞いたとき、この国の御花畑思考に背筋が凍りました。
日本のように、漁期になるとヨーイ、ドン!で乱獲するオリンピック方式でなく、アクアマリンふくしまは、世界の持続可能水産業で儲かってるIQ制度を推しています。
僕は東京海洋大准教授の勝川俊雄先生の著者で知りましたが、長崎にて魚を食べてきた自分にとり、どうか農水省は漁業管理を厳しくしてほしい。
クロマグロとニホンウナギは国際自然保護連合(IUCN)で絶滅危惧種に。
それ以外も、ホッケ、ニシン、サバなどが危うい。

さて、難しい話はおいといて、以下、かわいらしい魚です。

クラゲ、愛おし。
名は知らぬが、志が高そうな魚。
サンマの完全飼育はアクアマリンふくしまが初とのこと。サンマも、温暖化やら(サンマは寒流魚)で減ってます。
近年まで、サンマは三陸で獲り、樽に海水ごとブチこみ、鉄道のコンテナで築地まで運ばれたから、サンマは臭いのなんの、サンマの刺身なんて食えたもんじゃなかった。
しかし、冷蔵技術や発泡スチロール、スラリーアイスなどコールドチェーンの発達。
サンマ、イワシを生で食べれる幸福よ。
世界最大のタコ、ミズダコ。三陸や北海道でとれるが、このタコもほんとうにうまい…
アンコウ。これも大好き。ガルパン聖地巡礼で食べたアンコウ鍋よ。
てか、ちゃっかり、イオンモールでアンコウ購入。ともず(共酢)和えといい、酢味噌にあん肝をまぜる、茨城県ではあんこう鍋よりも定番料理らしい。
深海のタカアシガニ。とにかく巨大!静岡の下田は戸田(へだ)で食べれます。戸田はロシアのプチャーチン提督のディアナ号事件でも有名です。
ボタンエビ、うまそう!
ダイオウグソクムシ、これもうまい…?
ねぇ、君も、うまいの?

で、なんやかんやで、閉館(17時半)の時間。
楽しかった~。魚類はいろいろ知らんが。
イオンモールのスーパーで買い物し、バスでいわきに戻り、駅前の魚民で飲む。
ホテルの「リフレいわき」は、食事処がない、カプセルホテル。
しかし、2階は飲食OKなので、イオンモールで買ったメヒカリの唐揚げ(いわきなど東北の魚の定番)、穴子の蒲焼きで飲む。
メヒカリ(目光)は福島とかでよく食べるが、僕も大好物です。
唐揚げに、脂ののった白身がじゅわわ~、ほっこりと。

で、二日目。
忘れてはいけない、これは東日本大震災の被災地のための旅でないといけないのだ。

いわき震災伝承みらい館へ。

このホテル、チェックアウトは10時半。
いやまあ、7時頃には起きて朝食バイキング楽しんだが。
仙台のキュア国分町と同じキュア系列のはずが、独立していわきリフレへ。
しかし、朝食バイキングは隣ホテルへ。明らかに、衰えている。
いわきの安宿、ここしかないのだから潰れてほしくないが、寂れて悲鳴が聞こえるような。
朝食バイキングも、サケマスの塩焼きくらいしかなく、納豆もアンモニア臭が嫌い。(納豆好きなんだが、最近は歳か、納豆のアンモニア臭が辛い。買ったばかりなのになんでこんなアンモニア臭いのか…)
ご飯とウインナ(脂質の固まり→昨日もメヒカリの唐揚げたくさん食べた…)で何杯も食べる。いわき駅の半田屋(たくさんのおかず惣菜を単品で買える定食屋)があるビルが改装中で閉館だから、うまい飯は小名浜以外知らない。

チェックアウトぎりぎりまで、いわき旅の一日目の記事を書く。
早速、コメント頂いた。ありがとうございます!
酎さんの美術館探訪記事、植物園記事、好きですよ~。
千世さんの歴史記事は、歴史好きとして目を見張るものばかり。

ほか読んでくれた人のために、僕も、いわきを伝えようと。チェックアウトぎりぎりの10時に風呂に入り、今日の震災伝承みらい館について調べたのです。

すると、衝撃的事実が。
「いわき駅発のバスは10時半(あと十分)、それを逃せば次は、11時五十分。」

僕は慌ててチェックアウトを済ませ、ダッシュでいわき駅バス停に駆け込みました。

九番口がどこなのか、八番から離れた場所にあったから急いで駆け込む。
間に合った。しかし、僕は大きな懸念が。
トイレ、行ってない。
トイレは行くほどでもなかったのだが、僕は自称【トイレ恐怖症】、まわりにトイレがないと、極度の緊張に悩む癖がある。
バスに三十分も閉じ込められる。
便意はいつ加速するかわからない。
お腹は、大丈夫…、しかし冷房キツくて腹が冷える。
「便意来たら、どうする?」ひたすらそればかり悩み、手は汗でにじむ。
風呂入る前にしきりにトイレ行ってた。しかし、バスに乗る前にトイレ行ってない不安。
もしバスにトイレあれば、僕は幸せにバスの旅の景色を楽しめたろう。
しかし、バスも、まわりの景色も。一切トイレが無いのだ。
「いざとなれば漏らせばいい」「いざとなれば道端で」、しかしそれができない。
かつて、コンビニに寄れどトイレはない。
かつて、トイレはあれど誰かが長く使っている。
そんな理不尽な地獄を数多経験したため、僕は便意がなくても不安で人生詰むような思いをたくさんしている。

バスはそういう意味で、車窓は好きだが苦しい。
だんだんとコンビニも無くなり、ひたすら水田と道路。いつでもバス降りて、野道で野垂れてやる、しかし捕まるかな、そんなことを一切ない便意なのに、冷房で冷えるお腹からひたすら苦痛だった。

バスは江名~小名浜イオンショッピングモール経由の泉駅行き(昨日の小名浜イオンショッピングモール行きとは全く別ルート)で「灯台下」を下車。どうやら灯台近くの公園らしく、バス停近くになんとトイレが。

この安心感よ。何度もいうが、便意はあまりないのだが、これは僕の高所恐怖症みたいな(歩道橋すら怖く財布やスマホや帽子やメガネを押さえながら歩く)精神的な何かの恐怖症だ。
一応、トイレを済ませたという安心感を得に行く。また、散々なバス旅を過ごしてしまった…

おお、どうやら海水浴場と隣接してるらしい。
昨日は水族を鑑賞したが、ちょっと海水浴の家族でも鑑賞しよう。
(水族館といえば、「おお、水族だ、水族がたくさんいる」「うう、家族だ、家族が見に来やがった」→【族同士の抗争!】って、吉田戦車の漫画「伝染るんです。」をいつも思い出す。)

薄磯海水浴場。「海水浴なんて何十年やってないんだろ」て感想から、震災伝承みらい館を見学したあと、この景色を見てえもいわれぬ泣きそうな感じに変わりました。
入館証を書き、撮影とアップの許可を得ました。
最初に、この資料館の「語り部」活動の一環である、被災者の方々が当時を語るDVDが見られました。
僕は途中で入室しましたが、長いらしく、大人(学校の先生かな?)に引率された子供たちの「ねぇ、終わった!?」て声が。しかし、所々の衝撃的な津波のシーンとか、被災者のお話で、無条件で涙ぐみます。
あの震災、南三陸町の防災庁舎の遠藤さんとか、いろんな物語を見てきたから。
何度も被災地は見た。2016年の熊本地震のときも、長崎の帰省の折、被災した熊本市の町を視察してきた。
建物の崩壊は数多見れど悲しい。
YouTubeで津波の様子も見た。逃げる人、たぶん流されたかもしれない人。何度見ても「はうぅっ」となる。
昨日行った小名浜と、アクアマリンふくしまが…
忘れてはいけない震災の恐怖。
宿泊していた、いわきの駅前。
豊間中学校があったらしい。
2011年3月11日、午前に卒業式、午後に被災…
この豊間地区はもっとも多くの死者が出たとか…
奥が豊間中学校。
ああ、この薄磯も、11年前に津波で町は破壊された。海は地元の人々を支え、恩恵をもたらし、たまに壊滅させる。小名浜イオンモールにも、津波の被害と、津波が起きたときどうするか、屋上への避難を訴える、いたるところにパネルがあったが、過去に何度も津波の被害を受けた歴史、忘れない、語り継ぐのが大事なのだ。
富岡の東電の原発廃炉資料館にも行きたかったが、以前富岡行ったとき遠かったため一泊二日で間に合わないだろうと、断念。一度、福島県双葉郡富岡町は常住人口0人の頃に行ったことある。(もちろん常住じゃない人々は活動してました)
2017年から避難してた人々が戻ることが認められたようだが、また行きたいものだ。
南三陸町もそうだったが、高台化が進みました。
けど、高台の地下に、かつての人々の町があったことを考えると、地下に人々の魂があるように感じる。
ここに、中学校があったんだ…
同じアングルから。

周辺を散策。
2012年の夏に、南三陸町に行き、あまりにも凄惨な被災状況を目の当たりにし、泣きながら歩いたのを思い出しながら歩く(別に記事にまとめてます↓)。初めていわきの、最大の被災地を訪れたのだ。いわきに来て、本当に良かったと思う。

震災伝承みらい館と、中学校があった方面。
高台の公園(緑地)を下り、薄磯海水浴場へ。
緑地を逆側を下り、バスが通った道路の向こうはまた高台と住宅街。
高台を上る。
住宅街側の高台に公園が。かわいらしいベンチ。同時に津波の避難場所になるのだろう。
住宅街の高台から、バス道路と海側の高台を臨む。

バスの時間。いわき駅に戻ろうとしたが、たまたま早く「小名浜イオンショッピングモール」経由の泉駅行きが来たので、いわきの最後を小名浜でもう一度楽しむことに。

時折バスの車窓から見える海に、長崎育ち、埼玉(海無し県)民はテンションあがる。

小名浜には13時に到着。ほやを楽しみ、潮風にうたれ。
イオンショッピングモールのレストランエリアで海鮮おひつ飯を楽しみ。
混んでいたため、14時のバスに間に合わず、15時のバスまで時間を潰し。
16時20分の特急ひたち品川行きに乗ろうとし、いわき駅には15時半に着くと思いきや。
なぜか湯本駅経由で大きく迂回、16時、わりとギリギリにいわきに着く。

東京に帰還!ゆるキャン△展(ゆるキャン展と映画版のネタバレあり)!

いわきからは、ひたすらこの記事書いてた。
品川から新宿を目指す。
15日に終わる「ゆるキャン△展」へ。
13日からまた、仕事の繁忙期で朝から夜までだから、ゆるキャン△ファンとして行かねば!

新宿の小田急百貨店の11階にて。全国行脚もするらしい。
真ん中の「しまりん」推しです。主人公は五人だが、特にピンクのカービー(・H・)食いしん坊の「なでしこ」と「しまりん」のバディの物語で始まる。
孤高の旅人しまりんは僕のヨ(ry
しかし、映画版を見て、地元山梨の観光課で町のために生きる将来を選んだ「千明」(メガネ)推しに。
今の僕の「町の研究」の趣味に合うだけで。あとオデコかわいい。(実は原作はパッツンオデコではない。)
キャラの設定集。
キャンプ飯の復元。クリキャン(クリスマスキャンプパーティー)のトマトすき焼き。
しまりんの愛車のビーノ。ヤマハで買えるらしい。
バイクのおしり、かわいい。
アニメの原画(複製)。
野外活動サークル(野クル)の部室の復元。うなぎの寝床!
千明の山梨県庁の一室。野クルっぽい。この五人が山梨県を動かすとは…
僕は、あえて高校生の五人の将来を描いた映画版は肯定的です。ただ、しまりん。もうちょい旅しまくってほしかった。まあこれからライターとして全国めぐるんだろうな。
独り暮らしを始めた、なでしこの部屋。なでしこ成長したなあ。夜怖くないのか。
場面の設定集や、
名場面集、
しまりんのおじいちゃんも格好よき…
何気に年末戦士と同じアングルだったのね。

グッズは山梨料理のほうとう。

ゆるキャンで、ほうとうも世界のアニメファン界隈に広まったはず。
海外の反応、外国のアニメファンYouTuberたちが、ゆるキャンで千明の作ったほうとう見て「Oh!Takeda Shingen's Food!?」と叫んだのを覚えてます。
アニメ聖地として山梨の観光客が激増し、山梨大学がレポート発表したのがニュースになったが、山梨のゆるキャンからのインバウンドも知りたいところ。

完。


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