【多通貨×MTF×複数指標×1アラート】Real-time Trend Monitoring Dashboard
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機能の詳細は公式の記事をどうぞ。
以下に簡単に手順を記載します。
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このnoteは、ニートが捗るインジケーター第三弾
「Real-time Trend Monitoring Dashboard(RTM Dashboard)」
の解説noteです。
解説は全て無料部分に書いてありますので、有料部分には何もありません。
同時に最大10通貨ペア×4タイムフレーム=チャート40枚分の値動きを監視し、指定したインジケーター(Ver.6.0時点で9種類のインジケーターとその組合せに対応)のトレンド方向が一致したタイミングでアラートを鳴らしてくれるという、多通貨&MTF(マルチタイムフレーム)監視にはもってこいのインジケーターです。
デフォルトとして10通貨ペア×2セットを設定でき、アラートは10通貨ペアにつき一つセットすればOKなので、たった二つのアラートで20通貨ペアを監視できます。特に兼業トレーダーにとっては手間を最小限にできる最高のツールだと思います。(というか、僕も兼業トレーダーなので自分が欲しかったやつを作りました。)
※ただし、トレードでの利益を保証するものではないのでご了承ください。
1.前書き
「ポジポジ病」
って聞いたことありますよね。トレードをしている人なら、聞いたことがないって人はまず居ないでしょう。
個人的なイメージですが、ポジポジ病の特徴はこんな感じ↓
これ、「単一ペア、単一時間軸のチャートをずっと見続けてしまう」となりやすい気がします。特に兼業トレーダーだとなりやすいですよね。帰宅後のわずかな時間で利益を出そうとしているわけですから、無理もないと思います。
逆に言えば、「複数ペア・複数時間軸のチャートを、トレンドが出た時だけ見る」ことができればどうだろうか?となるわけですが、その「トレンドが出た時」を判断するためには、複数ペア・複数時間軸のチャートをずっと見続けるとか、大量のアラートを設定するとかの対応が必要になります。
これが厄介で、監視する通貨ペアや時間軸を増やした分、倍々で労力が増えていくので、兼業トレーダーにとってはかなり大変です。
では、「複数のペア」で「トレンドフォロー」の「MTF分析」が簡単にできれば?しかも「アラートを一つセットすれば全て通知してくれるから、アラートが鳴るまでチャートを見る必要がない」としたら?
ということでこのインジケーターを作りました。
はっきり言って「超・ラク」です。
2.RTM Dashboardの挙動
まず、最初に読み込むときは結構時間がかかります。これでも早くしたほうですが、40ペア分の情報を一度に読み込むというのはPineスクリプトの限界数なのでご容赦ください(´Д` )
読み込んだら、縦10×横4の40枚のパネルが現れます。選択した通貨ペアとインジケーターに対して、「どの指標/ペア/時間軸がどっちを向いているか」をパネルの色で示しています。下図で言うと、
・「AUD/USDのMAパーフェクトオーダーは日足以外上昇トレンド」
・「GBP/USDのMAパーフェクトオーダーは15分足・日足で下向き、他はトレンド判定無し」
といった具合です。
通貨ペア、使用するインジケーター、時間軸を設定したら、最後にアラートを設定します。アラートは4パターン設定できます。
(設定方法は「4.アラートの設定」を参照)
アラートのメッセージは、「通貨ペア、指標名、時間軸の組合せ、トレンド判定の方向、各時間軸の方向」を自動で生成するため、細かいメッセージの設定は不要です。
※「test」の箇所には、「4.アラートの設定」で設定する「④アラート名」に入力した任意の文字列が反映されます。
アラートをセットしたらあとは放置でOKです。アラートはTradingviewのサーバーから通知されるので、チャートを閉じていてもスマホアプリに通知が届きます。
もちろん、パネルをいっぱい並べて値動きの変化や通貨同士の相関を監視するのにも使えますよ。
3.RTM Dashboardの設定
まず、設定の際の注意事項です。このルールから外れると想定外の挙動を示すことがあるので注意してください。
このルールを踏まえたうえで、下記の設定に進んでください。
メインパラメーターの設定
・エラー回避装置
スクリプトエラーの対処用に追加した入力で、内部処理とは無関係です。
数値を変えると全体を再読み込みします。エラーが出た時に使用してください。
・Symbol/Indicator
「通貨ペアのセットA/B」と「使用する指標」を選択します。
Ver.6.0時点で「9種類+複合指標」が使用できますが、今後も増やす予定です。
・Position
パネルの表示位置を設定します。
・Width/Height
パネル1枚当たりの横幅と縦幅です。ゼロの場合は自動調整です。
・Text Size/Font
文字のサイズとフォントを指定できます。
・Time Frame
監視する時間軸です。「短:1→2→3→4:長」としてください。
・Alert Settings
「UP Trend/DW Trend」は、チェックを外すとその方向のアラートが鳴らなくなります。例えば「上昇トレンドのみ通知したい」場合は、「DW Trend」のチェックを外してからアラートをセットしてください。
「Pair① 1~④ 2」はアラートの時間軸組合せ機能の設定です。こちらもチェックボックスでON/OFFの切り替えができます。
「上位足を優先」は、チェックをONにすると、例えばPair①とPair②が同時に条件を満たした場合はPair②のアラートが通知されます。OFFにするとPair①が通知されます。
・Panel color
チャート上に表示するパネルの色です。
Text Color、UP、DOWN、No Patternは全指標共通です。
4.個別のインジケーターの設定
Ver.7.0時点では10種類+複合の指標が選べます。今後も増やす予定です。
⓪「複合指標:Multiple Indicators」
RTM Dashboardで使用可能なインジケーターのうち、「任意のインジケーターの中で指定個数以上」のインジケーターが同じ判定になったときにトレンドありと判定します。
「複合指標メッセージ」は、複合指標でアラートを設定した際の通知に表示される文字を直接入力できます。空欄の場合は、メッセージには「複合」と表示されます。
例)
・「指標の数」を2
・練行足、MAパーフェクトオーダー、一目均衡表のチェックをON
上記の設定にすると、「練行足、MA PO、一目均衡表の3つの指標のうち、いずれか2つ以上の方向が揃ったらトレンド判定」となります。
①「時系列練行足:Tuned Renko Adaptive Indicator」
オリジナルの指標です。練行足の上下でトレンド方向を判定します。
詳細は下記のnoteを参照してください。
※インジケーターの特性上、「従来方式」は選択できません。
②「Dow theory Indicator」
オリジナルの指標です。ダウ理論に則り、直近4頂点の高値安値の切り上げ/切り下げでトレンドとレンジを判定します。
詳細は下記のnoteを参照してください。
③「MA大循環」
小次郎講師の解説で有名な「移動平均線大循環分析」です。
3本の移動平均線(デフォルトではEMA5、20、40)の並び順でステージ1~ステージ6まで分類しています。
RTM Dashboardでは以下のように色と透明度で分類しています。
ステージ1:UP
ステージ2:オレンジ(薄)
ステージ3:オレンジ(濃)
ステージ4:DOWN
ステージ5:青(薄)
ステージ6:青(濃)
「大循環ステージNo.」をONにすると、パネル状に各ステージの数字が表示されます。
④「MA PO」
「移動平均線のパーフェクトオーダー」です。
MAの種類は「SMA」「EMA」「RMA」「VWMA」「WMA」から選択可能です。初期値はMA大循環に倣い「EMA5、20、40」としています。
ちなみに、MA同士の上下は「以上、以下」という設定にしていますので、例えば期間を「50、100、100」にすれば「50MAと100MAのゴールデンクロス、デッドクロス」の判定も可能です。
⑤「MA A/B」
「MA Above/Below:現在値が任意の移動平均線の上にあるか下にあるか」を判定する指標です。
MAの種類は「SMA」「EMA」「RMA」「VWMA」「WMA」から選択可能です。
⑥「一目均衡表」
一目均衡表の三役好転/三役逆転を判定します。
・転換線と基準線の上抜け/下抜け
・遅行線の上抜け/下抜け
・雲の上抜け/下抜け
でそれぞれパネルの色を設定可能です。
※三役好転/三役逆転は、共通のUP/DOWNの色です。
※アラートが鳴るのは、三役好転/三役逆転が確定したときのみです。
⑦「一目雲」
一目均衡表の雲(抵抗帯)の上抜け/下抜けを抜き出しました。
パネルの色は、共通のUP/DOWNの色です。
⑧「平均足」
平均足の上下でトレンド方向を判定します。
※入力するパラメーターはありません。
⑨「RSI」
デフォルトでは、RSIが「RSI Upper」を超えたら売り、「RSI Lower」を下回ったら買いの判定が出ます。(買われすぎ/売られすぎ判定)
「順張り」のチェックボックスをONにすると判定が逆になるので、例えば「RSI Upper」を60、「RSI Lower」を40にしておくと「60を超えたら買い、40を下回ったら売り」の判定になります。
⑩「MACD」
デフォルトでは、ゼロラインより上でMACDがシグナルを下回ったら売り、ゼロラインより下でMACDがシグナルを上回ったら買いの判定が出ます。
「順張り」のチェックボックスをONにすると判定が逆になり、ゼロラインより下でMACDがシグナルを下回ったら売り、ゼロラインより上でMACDがシグナルを上回ったら買いの判定が出ます。
4.アラートの設定
RTM Dashboardでは、たった一つのアラートで全ての通貨ペアに対してアラートを設定可能になっています。Tradingviewの無料プランの方でも多通貨&MTFのアラートを簡単に使用できます。
【手順①】
アラートを設定する前に、「どのペアのアラートを鳴らすか」をチェックボックスで選択します。デフォルトではすべてのペアにチェックが入っているので、基本はこのままでOKだと思います。
例えば、「8種類のペアしか監視しない」という場合は、9番と10番のチェックを外した状態でアラートをセットすれば、9番と10番のペアで条件が揃ってもアラートは鳴りません。
【手順②】
アラートを鳴らす時間軸の組合せを設定します。
組合せは4種類設定できます。
各Pairの数字は、メインパラメータの「Time Frame」の数字と対応しています。上記の例だと、Pair②は「15分足と1時間足が揃った時」ということになり、「UP Trend/DW Trend」の切り替えで一方向のみアラートを鳴らすことができます。
また、各Pairの1と2を同じにした場合、その時間軸単体で条件が揃った時にアラートを鳴らせます。例えば、Pair① 1を「1」、Pair① 2を同じく「1」とした場合、「15分足単体で条件が揃った時」にアラートが鳴ります。
チェックボックスの切り替えで、「Pair①と②の組合せだけアラートを鳴らす」というような設定も可能です。
【手順③】
下図に従い、アラートを設定します。
以上で「作成」を押せば完了です。
5.スクリプトエラーについて
仕様上最初の読み込みが重くなってしまうため、たまにスクリプトエラー(インジ名の横に赤いビックリマークが出るやつ)が出る場合があります。
Ver.5.0から、スクリプトエラーの対処用に「エラー回避装置」という入力欄を設けました。数字自体に意味は無く、インジ自体の挙動には影響しませんが、数字を変えるたびに全体が再読み込みされます。これにより、エラー後の対処が楽になるという代物です。
「エラー回避装置」を使っても解決されない場合は、インジ自体を削除して再度追加するか、それでも解決しない場合はTwitter(@mnt_coins)までご連絡ください。
6.RTM Dashboardとチャートとのズレについて
稀に、「RTM Dashboardではアラートが鳴ったのに、実際にインジケーターを適用したチャートでは状況が違う」ということがあるようです。おそらくですが、【設定時のルール】(4)「設定した時点の状態を記憶し、それを元にアラートを出す」という仕様が関係していると思われます。
EMA等の一部のインジケーターは、その特性上、読み込む範囲が変わると若干リペイントされる可能性があります。もし頻繁にズレるようでしたら、一度アラートを削除して再度設定してみてください。
また、アラートが鳴ったからといってチャートを見ずにエントリーするのではなく、チャートの状態をしっかりと確認したうえで、その都度売買判断を行ってください。
7.noteで購入した場合の申請及び導入方法
※冒頭にも書きましたが、手数料の関係で販売専用サイトのほうが安くなるように価格設定しています。
①購入したnoteのコメントにTradingviewのID(ユーザー名)のみを書き込んでください。Tradingviewプロフィールページ右上ある、↓の画像の赤線部分の文字列です。(購入者以外は書き込みできません)
②コメントを確認次第、招待専用スクリプトの承認を行い、承認を行ったコメントは削除します。極力早く、遅くとも2日以内には承認しますが、手作業で行う為、少し余裕をもってお待ち頂けると幸いです。
③承認が完了していれば、インジケーターの「招待専用スクリプト」の欄に出てくると思います。
※なお、私からアカウントを承認した旨の連絡は致しません。
もし、「数日待っても承認されない」「noteのコメントは削除されているが招待専用スクリプトに出てこない」等の問題が発生した場合は、私のTwitter(@mnt_coins)のDMにご連絡頂ければ対応致します。
それでは、以上になります。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
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