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【無料版】ダウ理論的トレンド可視化ツール:Dow theory Indicator for Free

更新履歴
2023/06/09 ver.4.0 Pineスクリプトver.5に対応、内部処理を改善
2021/06/05 ver.3.0 「ラベルモード」の切り替え機能を実装
2021/04/13 ver.2.0 入力フォーム修正
2021/03/11 DTI.A、DTCのリンクを追記 
2021/03/05 DTIを紹介して頂いたブログについて追記
2021/02/25 記事公開

あの「Force Dragon」の作者であるサーモンさん(@saamon2500)のブログで、相性のいいインジとしてDTIを紹介して頂きました!
サーモンさんありがとうございます!

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DTI.Fの有料版のご案内です。アラート付き、アラート+資金管理機能付きで分かれていますので、お好きな方をどうぞ!

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はじめまして。記念すべき初noteです。
使い勝手のいいインジケーターだとは思いますが、当然ながらトレードでの利益を保証するものではないのでご了承ください。
また、有料設定してますが無料で使えます。有料部分には何もありません。
使ってみて「これはいい!」って思ってくださった方は投げ銭感覚でポチっと押してもらえると嬉しいです。

1.前書き&DTIのURLリンク

某凄腕トレーダー達から、「ニートが捗る」だとか「めっちゃ楽できるやつ」だとか「うぁ‥楽だ、楽、超楽ちん」と評されたインジケーターの無料版です。
早速ですがリンクを貼ります。リンク先でお気に入りに登録してもらえれば使えるようになると思います。出てこない方は、ブラウザを更新するか少し時間をおいてみて下さい。

無料版はほぼ解説が要らないほどシンプルなインジケーターなので、解説を読まなくても問題なく使えると思います。

※なお、冒頭の凄腕トレーダーたちは、おそらくインジ名の由来になった機能ではなく「水平線を自動で描画する」という所に興奮していると思われます。それだけ水平線は重要だという事なんでしょうね。
これを機に水平線を意識したトレードに挑戦してみてはいかがでしょうか。
ちなみに私は苦手です。

それでは、使用方法の解説に移ります。

2.Dow theory Indicator for Free(DTI.F)の設定

DTIを導入すると、次のような表示がチャートに現れると思います。
①高値安値の価格ラベル
②直近の高値2箇所から出る水平線
③直近の安値2箇所から出る水平線
この価格ラベルと水平線が更新されるタイミングをパラメータで調整します。

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パラメータといっても、最低限必要なのはたったの2つ。
・Left Bars:頂点の左側のローソク足の本数
・Right Bars:頂点の右側のローソク足の本数
デフォルト値だと、「左側10本のどのローソク足よりも高値/安値をつけた後、右側10本のローソク足が高値/安値を更新しなかった時」に波の頂点であると判定され、水平線とラベルが更新されます。
つまり、頂点をつけてからRight Barsの本数分時間が経過しないと頂点は確定しませんので、そこは注意して下さい。(ただ、これが押し目として働く場合もあります。)

3.ダウ理論的トレンド判定機能/水平線自動描画

続いて、DTIの名前の由来にもなっている「ダウ理論的トレンド判定機能」について。
トレーダーなら誰もが聞いたことのある理論ですよね。本来は6つの基本原則により構成されますが、その中でも最も有名で、トレードにおいて頻繁に使われているであろう
「トレンドは明確な転換シグナルが出るまで継続する」
という基本原則を、DTIは水平線の色で可視化してくれます。

分かりやすく言えば「高値/安値が共に切り上げていれば上昇トレンド、共に切り下げていれば下降トレンド」となりますが、これを何もない素のチャートだけで毎回毎回判断するのは結構大変です。
そこで、次の画像を見て下さい。
執筆時点(2021/2/22 20時頃)のオージードルです。

画像1

左右同じチャートの右側だけにDTIを表示してみました。
後述しますが、緑は切り上げ、赤は切り下げ、黄色と水色はレンジです。
ぱっと見の「色」だけで、他のインジケーターとはまた違った視点から「各時間軸の直近の値動きは大体どっち向きなのか」が感じ取れるんじゃないでしょうか。

また、「色」だけではなく「水平線」が表示されることで、サポート/レジスタンスラインやネックラインとして使えそうな線も出てくる時があります。
これが冒頭の「めっちゃ楽」なところですね。マジで楽です。
水平線は左右に延長もできるので、その線を採用するかしないかの判断もできるようになっています。

さらに、高値/安値を更新したのか、していないのかもわざわざ価格を見なくてもよく分かります。頂点が確定する前でも「高値/安値を更新したという事実」は変わらないので、その次にDTIがどう推移するかが想像しやすいように設計されています。監視しているペアが多い人ほどこれらの恩恵は大きなものになるんじゃないでしょうか。
しかも、頂点の判定は常に一定の基準で行われるので(つまりブレが無いので)、「昨日と今日で判定が違う」なんてこともありません。

DTIで判定できる状態は
・上昇トレンド(高値安値切り上げ:緑)
・下降トレンド(高値安値切り下げ:赤)
・レンジ>収束(高値切り下げ、安値切り上げ:水色)
・レンジ<拡大(高値切り上げ、安値切り下げ:黄色)
・パターン無し(黒)
の5種類です。
そして、「どこまでをトレンドに含めるか」というのを次のスイッチで選択できます。

画像3

UPは高安切り上げ、DWは高安切り下げというのが前提の状態で、H(高値)とL(安値)が出現する順番を選択します。チェックボックスをOFFにするとそのパターンはトレンド判定から除外され、線色が「No Pattern Line Color」で設定した色になります。
上の画像では、高値安値が共に切り上げており、「高-安-高-安」の順で頂点が出ているので、2番目のチェックボックスをオフにすると線色が変わります。
よくあるダウ理論の解説では1つ目のパターン(安-高-安-高)がでてきますが、実際はそうそう理想的には動きません。ここのチェックボックスを調整すれば、自分なりの判定基準をさらに明確にできると思います。

最後に「use close」ですが、これは頂点の判定を「高値/安値」ではなく「始値/終値」ベースで行う為のスイッチです。ヒゲ先と実体のどちらを重視するかはトレードスタイルや好みによるでしょうし、切り替えるとトレンド判定が違ったりするので、たまに違う視点でみるのも面白いかもしれません。

4.追加機能の説明

2021/06/05 ver.3.0
3.0-1)「ラベルモード」の切り替え機能搭載
「Label Mode」のスイッチをONにすることにより、価格ラベルを直近の4頂点のみ(水平線が出ている頂点のみ)とし、過去のラベルを消すことができるようになりました。

画像5

5.注意事項と有料版の前振り

まず、この無料版にはアラート機能はついていません。色々考えましたが、DTIのアラートは+αの部分だろうと判断しました。

どのインジケーターにも言える事ですが、「過信は禁物」です。
DTIで言えば、「高値と安値を切り上げた/切り下げたという結果」を見やすくしているだけであって、その後価格が上がる/下がるという保証にはなりません。
また、時間軸的な特性も考慮する必要があります。
移動平均線などは過去からずっと連続しているので「流れ」を読めますが、DTIは極力シンプルにしたかったということもあって、直近4つの頂点しか見ていません。つまり直近の値動きしか反映できないのですが、トレードにおいてそれが活きる場面はいくつか思いつきます。

一つは「スキャルピング」です。実際、凄腕スキャルパーにも大好評でした。残念ながら私は宗教上の理由でスキャルピングはできないので、詳しい話は割愛します。

もう一つは「トレンドが反転するタイミング」です。個人的には、「マルチタイムフレーム分析」と相性がいいんじゃないかと思っています。
(長期足レジサポにタッチした後の短期足切り上げ切り下げを見る、とか)

最後に、スタイルに関わらずトレードに必須と言われるモノがあります。
しかもエントリーするにあたって基本的に考える必要があるのですが、有料版にはそれを支援する機能を実装します。

スタイルに関わらずトレードに必須・・・
といえば、「資金管理」ですよね。

一言で言えば、有料版には「資金管理機能」を実装する予定です。

資金管理にも色々あると思いますが、再現可能な事と、DTIとの親和性が高そうな方法として、「証拠金&許容リスクと水平線までの値幅から、許容ロットを自動計算して表示する」という形にしました。
開発中のものですが、イメージはこんな感じです。

画像4

証拠金10万円、許容リスク2%とした場合、
左が「今の価格でエントリーして各水平線で損切りする時のロット、損失幅(損失%)」
右が「Entry Price(EP)、Stop Loss(SL)、Take Profit(TP)、ロットを3万通貨と指定した時の損失幅(損失%)」
となります。右はロットを指定しているので損失が一定ではありません。
このように、個別に直接入力も可能なので、単純に値幅計算にも使えます。

ちなみに、Tradingviewと連携できるFX業者(OANDA等)であれば同じように許容損失からロット計算ができたりしますが、いちいち数値を入力しないといけないので手間ですし、複数パターンの同時計算は出来ません。
また、注文後じゃないとチャート上にはSL等は表示されません。
(証拠金を入力しなくていいという利点はあります)

許容ロットを計算してくれる無料サイトもたくさんありますが、同じように別のウィンドウで毎回入力して・・・というのも面倒ですよね。

もう一つの方法として、描画ツールでロットを計算する方法がありますが、今のところ証拠金はチャートの決済通貨(USDJPYのJPY等)で固定なので、例えばUSDCHFだと証拠金がスイスフランということになってしまい、使える通貨ペアが限られます。
ですが、有料版ではそこも解消しているので、チャートの通貨ペアと証拠金の通貨の組合せは自由です。

このような機能をさらにブラッシュアップし、近々発売する予定です。機能の説明は全て無料の記事にするので、興味を持って頂けたら購入してもらえるととても嬉しいです。

それでは、以上になります。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
皆様に爆益あれ~!

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