みっちーのこたえ：「昔からの慣習」は正しい？（リレ哲）
昔からの慣習について、どのようなものを思い浮かべるでしょうか？
親が行ってきたことや家族の伝統などがあるかもしれません。
私の場合、例えば長男や長女に家督を全て継がせるといった慣習が思い浮かびます。
現代ではあまり見られなくなったこの慣習ですが、80代の父親の実家では依然として行われていました。
実際、祖父や祖母の相続時には、父親（第6子）には何も残されませんでした。
そのような状態にも関わらず、
「どこどこの誰々の叔母が亡くなったからお香典を送れ」
といった命令が飛んでくることもありました。
このように、当時の人々にとっては正しいとされる慣習も、
その後の世代、つまり子や孫にとっては必ずしも正しいとは限りません。
"昔からそうだから"、"決まりだから"、"そういうものだから"
という理由で思考停止して慣習を受け入れても、
それが子や孫が幸せに生きる社会を築くことになるでしょうか。
今、自分が正しいと思って行っていることが、
子や孫（次世代）が幸せに生きる社会を築くことになるのだろうか？
”答え”ではなく
このような”問い”を持つことで、
私たちは話し合い、必要に応じて慣習を変えていくことができるはずです。
慣習は必ずしも正しいわけではなく、
時代や価値観に合わせて柔軟に見直すことが求められるのだと私は思います。
（みっちー）
◆ステータス：プラクティショナー
「アーティスティックなファシリテーター」
◆プロフィール：
左利き、時々斜視なアラフィフ
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【ピョエ坊（ソジテツ広報）より】
ある問いに対する自分のことばをリレー形式で書いてもらうリレ哲。次回はのバトン走者は、あっこさん。どんな「自分自身のことば」を紡いでくださるか、楽しみです。
ソジテツは、ふつう・当たり前や、一般論、世間的な正しさではなく、ひとりひとりの中にある様々な「自分の考え・体験・価値観」を表現することを、大事にしています。こたえはきっと百人百様だと思いますが、それが素敵なことなんです。
これをご覧のみなさんも、良ければ「自分の考え・体験・価値観」で考えてみてくださいね。
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