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Leica R8 & Leica Summicron-R 50mm F2 オールドレンズに厳しい条件で撮ってみる

「Leica Summicron-R 50mm F2」については前回の記事をご覧ください。

今回は田舎の風景、そして冬の日本海という渋すぎるチョイス。

オールドレンズに対して厳しい環境でわざと撮ってみましたよ。

フィルムは『FUJICOLOR C200』


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ド逆光にて。

木々の隙間の逆光というこれ以上ない厳しい条件。

しかしフレアは出ていますが、極端な潰れがなく、シャープさを維持しています。

SummicronのMに比べると、逆光耐性が多少良くなったようです。

コーティングとか時代で全然変わってきますもんね。

ちなみに我が家のSummicronは、Mがだいたい70歳、Rは40歳近いです。


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続いて、曇天の日陰から見上げて御神木を撮影。

デジタルなら黒潰れ確実な状態ですが、さすがの立体感。フィルムはこういう時、強いですよね。

R8の露出計は、ほとんど失敗写真無しです。優秀!


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同じ条件で、神社と御神木を撮る。

写真下部の暗い屋根下から、写真上部の曇天の灰色の空、けっこう厳しい条件ですがなかなか。

この吐き気を催す陰鬱な曇天こそ、冬の日本海側、要するに裏日本。


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ちょっとピントズレてますが、最奥の竹藪の緻密さが半端ないですね。

バリオエルマーはオーバーインフ気味でしたが、こちらはさすが純正といったところでしょうか。

しかしSummicronの立体感はすんごいのね!


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廃墟にて、やはり廃墟はフィルムに限る。


Summicron-Rについて

手持ちのSummicron-Mに比べると、フレアやゴーストなどのオールドレンズらしさは改善していますね。

しかし立体感は、Mの方があるように思います。まあ撮影時の光の具合にもよるでしょうが。


レンズサイズは大きすぎず小さすぎずで丁度よいコンパクトさ。

Mの沈胴型と違って、よくある一眼カメラ用レンズなので使い勝手は楽。

巨大なマッチョカメラR8につけると似合わないかなと思っていたけど、意外にしっくりきますね。

さすが純正(CANADA)


サポートいただきましたら、すべてフィルム購入と現像代に使わせていただきます。POTRA高いよね・・・