読書の前に読書する 上
本を読むのが好きです。
ただ問題がありまして。
みなさんもきっとそうだと思うのですが、
すぐに忘れてしまうのです。
読み終えた直後、本をパタンと閉じて「あーいい本だった」なんて上を見上げた瞬間。
すでに脳内では本で得た知識が「わたし、もうすぐ消えちゃうんだって・・・」とSFのヒロインみたいなこと言いながらうっすら消えかかってます。
脳内のSF主人公は残念ながら毎度毎度ゆっくりとしかし確実に消えていくヒロインを助けることもできず、なんどもなんども読んでは忘れ読んでは忘れ。
大切な人が消えてしまう運命に抗うため何度もタイムリープを繰り返す主人公。さすがにそろそろ救わねば。
・・・というわけで、
これから読むであろうたくさんの本の知識を、絶対に無駄にしないように、この本を読みました。
「学び効率が最大化するインプット大全」
読書や勉強などの学び =『インプット』を効率よく行えるようにするノウハウが詰まってます。
要はこれから出会うたくさん本の知識を効率よく記憶するための本。まさに読書のための読書ですね。
以下、読書感想
世には「本の要約をかいつまんで教えてくれる要約サイト」というものが存在します。
主な要約はそちらを見てもらうとして、
この本から得た学びのうち、個人的に目から鱗だったのは次の3つの考え方でした。
・「なぜこのインプットが必要だと思ったか」を明確にしなさい
・「アウトプット前提」でインプットしなさい
・必要のないインプットは勇気を持って「捨てなさい」
(私の解釈が間違っている可能性は大いにありますがその時は、すみません)それぞれ見ていきます。
「なぜこのインプットが必要だと思ったか」を明確にしなさい
インプットする理由をはっきり決めたほうが良いそうです。
読む本の内容すべてを記憶できるに越したことはありませんが、すべてを記憶するのは残念ながら不可能です。少なくとも私には。
となると一番効率がいいのは「自分が必要とする情報を優先的に記憶すること」です。そのためにはもちろん「必要な情報 is 何か」がしっかりと分かっていないといけません。
「なぜこの本を買ったのか」
「何を学びたいと思ったのか」
本を開く前に一度考えるようにしてみようと思います。
「アウトプット前提」でインプットしなさい
インプットとアウトプットはセットで考えると良いそうです。
本の中では「アウトプット前提(AZ)」という言葉が何度もでてきました。
そもそも本を読むこと(インプット)が目的なのではなく本を読んで得た知識を活かして行動すること(アウトプット)が目的であることに気づかされました。いつのまにか目的がすり替わっていたんです。
記憶の定着、という観点でもアウトプットまで行うことはとても大事なようで、特に、インプットのあとにその内容を他人に説明すると良いそうです。
学んだことをブログで感想を書いたり友達や家族に話すんです。
理由は、
・他人に説明するためには自分がちゃんと理解する必要がある。
・説明をしないといけないという緊張からインプットの集中力が高まる。
からだそう。
なるほど。そういわれると「この本読んで、それからみんなに説明してね」と言われたらちゃんと説明ができるようにいつもより丁寧に深く読み込むと思います。
そしてもうお気づきかと思いますが、この記事もまさにアウトプットです。
記事を書いている最中にも何度も本を見返すので、これはたしかに記憶に残りそう。
必要のないインプットは勇気を持って「捨てなさい」
読書のノウハウとは少しそれるのですが、大事なことだなと思ったので。
現在私たちの周りは情報であふれています。
代表的なのがスマホです。
色んな情報が簡単に手に入るので、だらだらとそんなに興味がないことでも流し読みをしてしまいます。
これも本と同じで学びになる情報はあるのですが、やはり忘れてします。むしろ本より忘れます。(昨日スマホでなにを学んだか覚えてます?)
正直時間の無駄です。
上にも書きましたがインプットはアウトプットとセット。
アウトプットにまで持っていけないのであれば、勇気を持ってインプットしない。それもありです。
今自分に必要なインプットは何か、それに適した情報を得ようとしているか考えてみると良いですね。
最後に
私のアウトプット、どうでした?
今後は読んだ本の感想記事を書いていきたいなと思ってます。続ける自信が驚くほどないんですけどね。
「学び効率が最大化するインプット大全」が気になった方はぜひ一度読んでみてください。
上で紹介した要約サイトで概要を読んでみると良いかもです。本当に自分に必要かを判断できると思います。
次は同じ著者の「学びを結果に変えるアウトプット大全」を読みます。
果たして本当に感想記事を書くのか、こうご期待!
追記:
書きました。書けました。
いつもいつも私のつたない記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。