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54歳、大学院博士後期課程への決断

2023年、何をしようかと考えたときに最初に思い浮かんだのがコレ。
昨年のうちに学校を選び、指導教員を決め、研究計画書を練り、プレゼンテーションという名の面接試験を無事突破しました。入学金も収め(笑)4月から博士号を目指す苦しい日々へ踏み出すことが決まったわけです。

なぜいまから大学院か

「足の裏の米粒」と称される(最近は言わないかもしれませんが)博士号に、何でこの年から挑むのか。しかも文系のジャンルなのに……。私が第三者ならそう思います。理由は簡単。もう一度専任の研究者を目指すチャンスを得たい、これに尽きます。

私は大学の専任教員の経験があります。いわゆる公募戦線を勝ち抜き、民間企業でのキャリアに終止符を打って転身しました。しかし、その貴重なポストを自分から手放しました。詳細は語りませんが苦しみ、もがいた経験を振り返り、いまならもう少し研究者として、教育者として、腰を据えて取り組めると確信しているのです。

心のよりどころ

もしや自分はドMではないかと疑ってしまいます(笑)。
博士前期課程で修士号を取ったのは42歳の時。仕事との両立は想像以上に大変で、病気にもなりました。博士論文執筆の大変さは修士論文の比ではないでしょう。年始に引いたおみくじには「学問 安心して勉学せよ」と書かれていましたが、体力面、気力面で相当辛い3年間となることは間違いありません。

noteで、同じく54歳で博士後期課程に進まれた、ちろりんさんもお書きになっていますが「学べることのありがたさ」は確かにあります。
ちろりんさん同様、現在考えている研究テーマが本当に形になるのか、心配しかありませんが、ありがたさを心のよりどころにして準備していきます。

指導教員からは「必ず3年で取ること」「1年目に(学位必須要件である)国際学会発表をクリアすること」ときつい課題をいただいております。ただ「博士号の価値は後から必ずついてくる」とも。なんとか耐えて応えていきたいものです。

最も心配なことは…

というより、当面の心配は仕事です。フリーランスとして働いている現在、研究や学会に割く時間的猶予があるのはいいのですが収入は大変厳しい。ありがたいことに正社員登用を進めてくれている団体があるのですが、こちらを選ぶと距離的に通うのは大変。オンラインでかなりのことが対応できるとはいえ、調査だ、学会だといって仕事を休んだり抜けたりしないといけません。そんな働き方が可能かどうか。3年間の生活を支える基本的な部分で、いまなお悩みが尽きないのです。誰かお知恵を笑。


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