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M1の〇〇をやってみた


みなさまの何かの参考になればと思い
情報共有いたします。
表題の答えは『M1の修理をやってみた』です。
漫才グランプリやMacBookairではないです(笑)

シンセサイザーM1について

コルグのシンセサイザーM1
30 年前の名機です。

M1は61鍵のキーボードです。
鍵盤楽器は白鍵と黒鍵を合わせて数えます。

大学時代、
ローンを組んで渋谷の中古楽器屋さんから購入。
輸送費も勿体無かったので
実機を取りに行き梱包状態で都営バスに乗り
下宿の寮に持って帰りました。
その重量は今の娘(小2)くらいの13.5Kg。
重たかったですね。
昨日のことのように覚えていて懐かしい。

サイズ:1058(W)×356(D)×110(H)
重 量:13.5Kg

KORG M1 の取説より引用
F#が沈み込んで動かない
電気的には押されっぱなしの状態

そのM1の一箇所、黒鍵が沈んで動かない。
古い事柄のため覚えてないですが
何かに当たって当該箇所が破損しました。
それを約30年間ずっと放置してました💦
この鍵、結構使います。

修理の動機

シンセサイザーは
PCにオーディオインターフェイス経由で
MIDI接続するとMIDIキーボードのように
ソフトシンセサイザーを操作できたり
DAWで作曲できたりできます。

DAW とは DAW (デジタル・オーディオ・ワークステーション、Digital Audio Workstation)とは、PC上で作曲や録音、ミックスなど幅広く制作を行うためのソフトウェアです

引用 https://www.soundhouse.co.jp/howto/dtm/daw/sp  

演奏や作曲編曲するために
DAWの CubaseProと
ソフトシンセの Arturia collection X を購入。
MIDIキーボードも所持してますが、
購入がきっかけでM1修理に前向きになりました。


修理を依頼

まずはダメ元でコルグに問いあわせ。
法律上、生産終了からの修理サポートは10年間。
約30年前の購入のモノなので無理も承知。

コルグからの回答メールをスクショ


やっぱり古すぎてサポート外の回答、ダメでした。

修理をやってみた


次にDIY修理に挑戦することにしました。
ネットで情報落ちてないか確認。

ありました!

このように写真付きの解説や注意点の記載があり
本当に助かります。

筆者の本職は機械設計エンジニアなので
情報があれば簡単なものは修理できます。

今回の情報で難易度は低いと推察しました。

ただ時間がかかるため
やる気がある時にしか食指が動かないですね💦

ゴールデンウィークで気が満ちている、
やるなら今でしょう!


さあ、作業開始!

参考のウェブ情報をもとに分解

実機を分解
動かなくなったF#黒鍵
赤丸の箇所が破損
正常品の最低音部のC#黒鍵
修理後の実機
最低音のC#と交換移植
ちゃんとF#動くようになりました!
修理後の実機
壊れたF#キーは最低音の#Cに移植



PCに接続して当該箇所の音出し確認。


ソフトシンセ音源エレピで
Autumn leavesを弾いてみる。。。



おお、ちゃんと音が出る


成功です!
目的は達成しました。


思ったこと


分解するのに何も情報がなければ
エンジニアといえども
リスクがあり不安になります。

先人の知恵と情報があれば
失敗のリスクが減ります。

このような個人ベースでの情報共有があるから
ネットがなかった過去と比較して
今の社会は学びと成長が格段に加速している、
と思う次第です。

ありがたい世の中になりました。

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