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漫画『キングダム』より前の秦

※2024.03.19 一部内容を修正しました

『史記』読破後、
中国語と歴史の一石二鳥の勉強になると思い、
ドラマ鑑賞。

人気漫画『キングダム』の設定年代より前、
秦を舞台にした中国のドラマ『大秦帝国』。
秦王・景公と丞相・商鞅しょうおう
政治改革『変法へんぽう』により、
戦国七雄中の田舎国から強国への変革が
描かれてました。

なお景公は25代目秦王、
政(始皇帝)は31代目です。

さらに『史記』では景公没後、
改革派の商鞅が既得権益者である公族などに
恨まれて謀叛の罪をきせられる話が続きます。

商鞅が秦国外に逃げる途中、
『通行証がないものは泊めてはいけない』
という自ら作った法律が確実に履行されていたため
宿屋に泊まれなかったという、
なんとも皮肉な逸話があります。

「ああ法の弊害はこれほどのものであったか」
と商鞅は思ったと記述にはあります。

ひょっとしたら
やらなきゃよかった、という後悔はなく、
この国は将来安泰だと安心し、
自分のした仕事に満足したのでは、
と妄想してます。

最後は逃亡中の魏で捕縛、秦へ送還、
極刑・四肢を馬で引っ張られて八つ裂きの刑。


話は脱線しますが、
『史記』に|鶏鳴狗盗《けいめいくとう》の故事があります。


孟嘗君もうしょうくん一行は
秦国外に逃れるために函谷関まできます。

鶏の鳴き声の名人を
周りの反対を押し切り
食客(弟子)採用

函谷関には、夜は門を固く閉ざし
朝一ににわとりが鳴いたら門を開ける、
という厳格な決まりがありました。

食客のうちの一人がここぞとばかりに
鶏の鳴き声をして門を開けさせ
一行は函谷関の外に無事脱出できました。
芸は身を助ける、ですね。


話を商鞅の話に戻します。
歴史は繰り返す
という、
いつでもどこでも起こる話がここでも展開。
人間がすることなので心情、行動は普遍。

歴史を学ぶことは、先を読む力、想像力が付く
と思うので、自ら考えて行動に移し、
将来に備えるようにしたいと考えてます。

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