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旅⑤ スペイン編 #008

そして旅はスペインへ。
スペインも広く、あちこちへ行ってみました。バルセロナやマドリード、南のアンダルシア地方グラナダではアルハンブラ宮殿へ、
やはりスペインと言えばで、バル文化に触れておこうと。
書くとキリないけど、美味しい思い出は、バルセロナのとあるバルでヒコイワシという小さい鰯を軽めのフリットにして塩振るだけのタパスがとてつもなく美味しかった。
名前は忘れたけど微発泡のややロゼっぽいスパークリングしか置いてなくてそれもまた旨し。
その店はその鰯とそのワインのみしかないにもかかわらず超満員。しかもおっちゃんの1オペ。しかもおっちゃんも飲みまくってる。
潔くてカッケーなと思った。あとはやはりなんといってもイベリコ・ベジョータ生ハムかな。

そして数少ない旅の目的地の一つ、バスク地方のサンセバスティアンへ。
サンセバスティアンは建築アートと美食の都と言われ、噂に聞いていた究極のハシゴ文化は衝撃的だった、
ミシュラン級が横丁的に所狭しと立ち並び500円くらいの究極のピンチョス1皿とチャコリという微発泡なワイン1杯で、
わずか15分〜20分くらいで次へ行くというスタイル。
およそ2時間で10件くらい回ったかな。全体的にレベルも高いしコスパが高い。
後になって聞いた話で、店内の床がゴミが落ちてて汚い店をたくさん見かけるなーと思ってたら、どうやらそれは美味しかった店ほど人がたくさん来たよという合図とのことで、
客は賞賛の代わりにレシートを捨てていくのが街のルールらしい、なのでたくさんレシートが落ちているお店ほど賞賛の声が多かったということのようです。
でも最近は流行っていないお店がその通説を逆手に取り観光客をだますように自分でレシートでいっぱいにするよくない傾向も出始めてしまったことで、
やや乱立気味と聞きました。どこでもそういう人たちっているなーと。。
あと最近日本でも人気のバスクチーズケーキ発祥の地でもあるのでとりあえず食べておいた。日本人好きそうだなーと思っていたらやはり火がついたな。
あと興味深かったのは「美食クラブ」というシェフ達が集まる勉強会のような独自カルチャーがあり、各シェフのスキルやレシピやノウハウがオープンでみんなで高め合う意識、
その基本スタンスがあってこそ研磨され街全体のレベルが格段に上がっているのだそう。伝統的な会は限られたシェフのみしか参加出来ないそうだけどたまたま見学出来たのが良かった。最近は一般人を入れての有観客スタイルもあるそうでそれが大人気だそうです。漫画の美味しんぼのそれはもしかしたらこれがルーツ?と思いつつ。
日本はまだまだそういった飲食店やシェフの横の連携というかノウハウやレシピなどはクローズドな傾向が強い気もするが、
いかにオープンソースであることが全体レベルを底上げる一つのスタンスなのだとヒントをもらった。

続く・・・
旅編はここらで一旦以上にし、
次回より再び溝の口に話は戻します。 

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