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演劇との縁を未来へ

こんにちは、tetoteです。
前回初めて投稿をして、演劇って沢山の効果があるんですよ、なんて話をしました。詳しくはまだ何もお話出来ていないんですが。

さて、では…演劇やりたいって思った事がある方はどれくらいいるのでしょうか?
「いやいやいや、演劇部って、なんか真面目な人たちが人生かけてやってます。って感じで近寄れなかったよ。」なんて思いの方多いはず。
それにおそらく「演劇を劇場によく観に行きます!」という方や、そういったご友人が沢山いる方は、どなたか推しの俳優さんがいるとか、大人気アニメの舞台化だとか、そういう方が多いのではないでしょうか?
その観劇経験の多い方の中でも、観に行くことはあるけれど自分で演劇をやりたいと思ったことがある方はその半分以下でしょう。でしょう?

第一、演劇って始める糸口がまず無いし、一人で出来んし、急に私演劇やるわ!ってなったら、周りが「どしたっ?!」ってざわつく…。なんて感じでしょうね…笑。

そんな私も実は観る専門です、、、。私は俳優として舞台には立ちません。元々は舞台監督という別の専門スタッフ職だったこともあるけれど、それから舞台演出家になりたいと思った頃、俳優の訓練を学びました。それはそれは素晴らしい経験でした。自分のアイディアを自分で体現し、自己分析が深められ、多くのコミュニケーションを学びました。大袈裟に聞こえるかも知れないけれど、おそらく世界を感じ取る力が変わりました。それは感受性が俳優訓練によって成熟した、という面が大きいかと思います。

遡れば、私の演劇との出会いは母親に与えられたものでした。三姉妹の末っ子の私は、幼い頃に母に連れられて、市民劇団のような団体の舞台を青少年センターかどこかで観たのが最初だったように思います。演目は『アルプスの少女ハイジ』だったような…。
私は楽しくて母に連れて行って貰う舞台の台詞を家で真似たり歌ったり、とにかく再現する、という行為を遊びに取り入れていたように思います。
母も、その私の「楽しい!」という気持ちを伸ばそうとしてくれたのを感じていました。あれこれと調べては、チケットぴあに電話をして、チケットを予約してくれていたことを覚えています。
舞台との縁を母に取り持ってもらったことは感謝としか言いようがありません。

そう、「演劇へのやる気」は縁によるものも大きい。

縁=出会い

演劇をする人々の中には、ナルシスティックに、正直「気持ちの悪い」お芝居をする人たちも沢山います。
まぁ、言ってみれば自己満芝居。
これに先ず出会ってしまうと、最悪…。
マスターベーション2時間見せられてるみたいな気分になるんですよね。
もう、最初にこの気持ち悪さを感じてしまった人は、余程のことがない限り演劇には近寄りません、汗。

だから、自分が「好き!」「おもしろい!」と思える演劇との出会いまで至らずに演劇の存在を忘れるんです。ましてや、自分があんな自己中な人になりたくないとさえ思うがあまり、劇場から距離を置くんです。そしてその後、誰とも演劇の話なんてしないのではないでしょうか。

ほんと、残念なんです。
そのたった一回で、演劇が忘れられてしまうのは。
では何故、彼らナルさんたちはナルさんになったのか?趣味嗜好にもよるかとは思いますが…
ほとんどは、正しい自己開示の方法を学んでいないから。ナルさん劇団員に多いのが、普段の自分は自己肯定感が凄く低いのに、舞台に上がると人が変わる、なんて方。
とてももったいないです。せっかく舞台に立っているのに、観客とのコミュニケーションが取れていないことが多いです。

私が出会ってきたホンモノと言える俳優さんたちは、舞台に上がっていなくても自分を愛せている人たち。それは、沢山の手法を使って訓練をしてきた人たち。人格形成に働きかけることが出来る訓練を。

子供のお遊戯会を観たことがある方はいますか?素直に楽しめたのではないですか?子供たちがナルシスティックにお芝居していましたか?楽しくお遊戯会に参加出来ている場合、そんな事はないはずです。幼児期の恵まれた環境の子供たちは、自然と自己解放をし楽しむ事のプロだからです。
好奇心と解放を本能レベルで表現出来るのが、恵まれて育っている幼児です。
でも残念なことにお遊戯会は一年に一度きり…。お遊戯会で得られる能力をもっと伸ばしてあげられたら良いのに…。
子供たちはその後成長期に様々な感情を知り、環境が変わり、自己解放のプロは…なかなか思うようにはいかなくなっていくわけです…。

話を戻すと、演劇に苦手意識を持っている方たち、その封印した演劇を奥にしまい込んでいる方たちに、お遊戯会レベルから演劇に出会い直して頂きたいなぁ、と切に願います。

信頼感を持てる相手との正しい訓練。
これにより演劇を楽しむ心は豊かに育まれます。

欧米の人たちが日本人よりも圧倒的に観劇をするのは、この、学童期における「信頼感を持てる相手との正しい訓練。」の経験があるからだろうと思います。

というのも、欧米には美術や音楽、と同じように演劇の授業があるから。
専門の先生による、ドラマの授業。

このドラマの授業が日本には無い。

だから、やっぱりtetoteやるしかないじゃない!
となるわけです、笑。

演劇との良い縁を結んで、人生を楽しめる人になろう♪

正直、正しい演劇の手法を用いた訓練って、かなり社会を良くする活動に繋がるレベルの話だと思っています。

そういうレベルで考えて、子供たちの未来の為に、土壌作りと種まきをしたいと、私は心から思っています。

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