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「迷惑なノベルティ」をもらったことある人が75%もいるので、一緒になんとかしませんか?

こんにちは。ノベルティサービス「ブラノベ!」を運営している株式会社tetote代表のミウラです。本日、アンケート調査を絡めたプレスリリースを配信しました。

リリースでは調査結果をお伝えしていますが、このnoteでは、さらに所感も交えながらお伝えしたいと思います。

なんで「企業のノベルティが迷惑なのか?」を調査してみたかったのか。

ノベルティを企画したりつくる経験を10年以上やってきた身として叫びたいこと。「ノベルティって、これ欲しい!もらったら嬉しい!っていうものなくね?」これは、発注担当者の人に聞いても、共感してもらえることが多いのです。

つくる側がそうなら、ノベルティをもらった人も、同じような思いを抱いているのでは?というのがはじまりです。じゃあ聞いてみましょうと、調査をしてみました。※以下、調査結果に関する情報はグレーの枠に明記します。

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わかった❶:75.4%が「迷惑なノベルティ」 の経験あり

Q.あなたがこれまでに企業からもらったノベルティの中で、迷惑だと感じたものはなんですか?(n=240/複数回答)「迷惑だったことはない」と回答した人24.6%がいました。つまり、それ以外の75.4%は過去に「迷惑なノベルティ」 をもらったことがあることが明らかになりました。

ノベルティを迷惑だと思ったことがある経験がある人。75.4%です。どうでしょう、結構多くないですか?(この次にグラフがあります。)みなさんも共感できますか?わたしもたくさんもらったことがあるので、首がもげるほどうなずいています!次は具体的に迷惑だと思われたノベルティです!

わかった❷:ステッカーとクリアファイル、特にカレンダーは要注意

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迷惑だったノベルティの1位はステッカーで29.6% 、2位は壁掛けカレンダーで27.9%、3位はクリアファイルで22.1%でした。

1位はステッカー。予想するに、もらった人は思い入れがない企業のステッカーなんじゃないでしょうか?イケてる企業だったり、何かストーリーがあったりしたら嬉しいかもしれない。どこかに貼るものですから主張が強いアイテム。社内向けに配るくらいが無難なのかもしれません。

2位は壁掛けカレンダー。4位は卓上カレンダー。
カレンダーは壁掛けと卓上を合わせたら1位です
。壁掛けは使うところが限られれるから?また、カレンダーもオフィスや家に飾るモノですので、デザインや形のセンスも大事です。好みのものが手に入るのは難しいのかもしれません。

あとカレンダーに関しては、たくさんもらいがち、だから迷惑という可能性もあります。取引先の営業マンが持ってきたカレンダー、余ってしまってダンボールに詰め込まれて、総務さんが「ご自由にどうぞ」と書いてるのに、そのまま3月くらいまで放置されてる光景、会社でみたことありません?「もらってください」ってダンボールに入ってるの、企業カレンダーと捨てネコくらいですよね。せつない。

3位はクリアファイル。5位はマグネット。クリアファイルはデザイン面が大きいので、デザイン性や企業への思い入れなんかも関係してくるかも?と予想されます。マグネットは実用性が少し低かったり?もあるかもしれませんね。

次の問いから、具体的にどんな点が迷惑だったを聞いています。

【参考までに、6位以下のノベルティ(以下、迷惑度高い順)】
スマホグッズ/エコバック/衣類/ボールペン/ティッシュ(ウェットティッシュも含む)/ふせん/お酒/ノート/マスク/タオル/食べ物/水以外のノンアルコール飲料水/水/食器/キッチン雑貨/マスク/ソープ類/除菌スプレー

わかった❸:迷惑なノベルティは、実用性が低く、ロゴやデザインがイマイチ。

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Q.「あなたが企業のノベルティを受け取って「迷惑だ」と感じた理由を、最大3つまで選んでください」に対し、一番多かった回答が「実用性が低いから」で44.2%でした。また、「デザインが好きではないから」26.3%、「企業名やロゴが大きすぎる」25.8%と続いています。

実用性が低いが44%で1位。実際にもらっても、これ使わないなあ、と思うノベルティが多い。うなずけますよね。しかも、誰かにあげるほどのものでもないんですよね。迷惑なものになってしまいがち。

次に続く2位3位が、デザイン面です。ロゴが大きすぎたり、デザインがいまいち。やっぱり見た目は大事です。ロゴが大きすぎたり、デザインが嫌なら持ち歩きませんよね。

ノベルティって作ってみるとわかるのですが、結構デザインできる範囲が少ないんです。印刷可能範囲、とかが決まっていて基本はちょこんとデザインができるだけが多い。フルカラーじゃなくて1色しか使えない、とかも多い。”ありモノ”から選ぶので、カタチも変えられない。そもそも、使えるデザイン素材として、ロゴくらいしかなくて、それがイマイチだったら何作っても厳しい現実...

5位の愛用品というのも、ペンとかマグカップとかの”それぞれがお気に入りを持っている”分野では、ノベルティでは代替えまで至らないのも確かに、といったデータです。

わかった❹:ノベルティは「アイテム」とセットで「企業からの気持ち」も届けている

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Q.「あなたが「企業からノベルティをもらうとき」の気持ちで、あてはまるものを全て選んでください。」に対し、「ノベルティをくれる気持ちは嬉しい」と回答した人は39.6%で最も多く、次に「複数から好きなものを選べるノベルティなら嬉しい」で35.4%、「他に手に入らないものなら嬉しい」が33.3%でした。約9割のユーザーは「企業がノベルティをくれる」ことに関しては、好印象を持っていることがわかりました。つまり、アイテムは迷惑でも、ノベルティ自体は「嬉しい」ことがわかりました。


ノベルティをくれる気持ちが嬉しいが1位。ここ、見逃せません。ノベルティ自体は迷惑に感じたことがあるのに、企業側が贈ってくれる気持ちは嬉しい。ノベルティを考えるとき、どんなアイテムを渡すか?ばかりが気になりますが、実は「企業からの気持ち」もユーザーには届いている。

全体を通して、ノベルティ自体は嬉しい=好印象であることもわかります。企業→ユーザーへのコミュニケーションは、要約すると「買ってください」というプロモーション的な動機が全てです。これって「下心」はあっても、「気持ち」とは別物です。他の企業コミュニケーションを調査してみても、ここまで好意的に受け入れられる交流ってないんじゃないでしょうか?

モノを渡すという「ギフト」行為は、こんなにストレートに「気持ち」を届けられる。シンプルに「嬉しい!好き!」になり得る普遍的な魅力が、企業ギフトには眠っているのではないかと。(個人的にはここが本調査で一番の未来へのインサイトです。事例もあるので追ってnoteにも書きます)

2位と3位は、複数から好きなものを選べる/他に手に入らないものなら嬉しいが続きます。自分で選べる、限定でここでしかもらえない。実はアイテム以外にも、条件設定や今ここ感を演出するなど、その気持ちをアゲる工夫が必要なことも見えてきます。

わかった❺:企業ノベルティは、ギフト性をもっと持たせるべき

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「あなたは、ノベルティは企業にとって「どうあるべき」だと思いますか?」に対し、「ギフト性が高いもの」と回答した人は38.8%で最も多く、次に「顧客満足に貢献」と「認知度アップ」が27.9%。「社会貢献性が高いもの」が20.4%でした。

「ギフト性が高いもの」と回答した人が1位でした。現状は、もらってもギフト感がありません。ノベルティの質を上げる/パッケージのようなものに入っている/などの工夫でギフトのような印象まで持っていくと、より企業への好感度も上がるのではないでしょうか。

わかったことまとめ

❶:75.4%が「迷惑なノベルティ」 の経験あり
❷:ステッカーとカレンダーとクリアファイルは要注意
❸:迷惑なノベルティは、実用性が低く、ロゴやデザインがイマイチ。
❹:ノベルティは「アイテム」とセットで「企業からの気持ち」も届けている
❺:企業ノベルティは、ギフト性をもっと持たせるべき

いかがでしたでしょうか。迷惑だと思われるノベルティをもらった経験は多くの人にありそうですね。その原因はつくる側に課題(デザイン/アイテムの実用性の低さ/おまけレベルのものが多い)があるからでしょう。

このような現状を変えるべくサービスを、これからやってみたいと思います。

やってみた❶:もらったら迷惑になりがちな企業カレンダーをこんな風に作り替えてみました!

卓上カレンダーと壁掛けカレンダー合わせたら、企業のノベルティ迷惑ランキング総合1位ともいえる、企業カレンダー。

従来の企業カレンダーは「カタログから選んでロゴを小さく名入れする」のが基本的なつくり方。アウトプットが差別化しづらいのが課題でした。私も企業のカレンダーをつくるのにいいものがなくて苦労しました。

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このカレンダー、スタンドとカレンダーの紙に企業のイメージカラーを選べます。サイズと情報をミニマルに。デザインとブランドイメージを伝えることに特化したカレンダーです。

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↑企業や製品サービスのイメージカラーを全面で表現

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↑もちろんロゴなどスタンドに入ります

もらった人も嬉しい/実際に机に置いてもらえる/社会と環境にも貢献/というコンセプトで「ブランディングカレンダー」をつくりました。カレンダーについても語りたいこと盛りだくさんなので、詳細はまた、別のnoteに書きます!

Branding calendar コンセプトムービー

↑まだ告知ほとんどしてないのに問い合わせ多数きてます!企業カレンダーの新定番になる予感!

やってみた❷:もらったら嬉しいギフトのようなノベルティサービスをはじめました。

調査のキーワードにもいろいろ出てきました、実用性がある・ギフトのような・デザインがイマイチ・気持ちが伝わる。この辺りのニーズに応えるような企業向けカスタムノベルティサービスが、ブラノベ!です。

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↑なによりも、ギフト感を演出するパッケージがポイント!

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↑広告プロモーションではない感謝や想いを、企業からユーザーへ届けるメッセージカード。ギフトのような体験を演出します。

ブラノベ!は全てパッケージに入った状態で、ユーザーへお届けします。パッケージやラベルはその企業のイメージ(カラーや素材/ロゴ・キャラクター)などが反映できますので、オリジナルのギフトとしてお渡しする体験を演出することができます。

↑どういう想いや改善があったのか?はこちらに。社会貢献やエコ文脈も含んだギフトに挑戦していきます。

もらった人が嬉しい。企業側もギフトを贈って感謝される・ブランディングの価値も届ける。このように、ブラノベ!では、従来のノベルティを進化させた企業ギフトをつくっています。

さいごに

ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。

従来のノベルティは「安い/早い/たくさん選べる」と、作る側の都合ファーストです。いいところもたくさんあると思うのですが、もらう側の気持ちが少しないがしろになっているのではないでしょうか?

「企業のブランディングを伝える」×「ユーザーがもらって嬉しい」という側面からノベルティを改善し続けてきたのですが、多くの企業のブランディングを身に纏うフォーマット商品としてアウトプットしたのが、ブラノベ!や、ブランディングカレンダーになります。

タイトルに、一緒になんとかしませんか?と書きました。新しいチャレンジです。従来のものに比べたら、「少し高い/納期がかかる/アイテム数も少ない」です。ですが、「ユーザーに喜ばれる/企業ブランディングができる/社会・環境に貢献する」などの、従来なかった効果も感じられる希望がありませんか?

少しでも迷惑だと思われるノベルティを減らす、改善する。それにはご発注いただけるあなたが一緒に、ノベルティをつくりたい!と思ってくださることが一歩となります。とにかくオープンしたてなので、気になりましたら、お問い合わせいただければ幸いです!