ITILってなんだろう?
こんばんは。てとらです。
一発目のネタ(?)書いていきたいと思います。
ITILってよく聞くけど何だろう?と思ってる人は多いと思います。
私もその一人でした。Wikipediaで調べるとこんな感じ。
Information Technology Infrastructure Library(ITIL)とは、ITサービスマネジメントにおけるベストプラクティス(成功事例)をまとめた書籍群。1989年にイギリス政府のCCTA[1]によって公表された。ITILの読み方は「アイティル」、「アイティーアイエル」などがある。(Wikipedea「ITIL」参照)
うん、よくわかりません。
これで理解できる人は相当頭が良いと思います。
ちなみに読み方は「アイティル」です。
日本語版の翻訳者や講師も全員そう呼んでいるので公式だと思います。
ベストプラクティスとは要するにこうすれば上手くいくよという攻略本。
でもフレームワークとは違う。この通りやりなさいではなく、あくまで参考にしてみたら?というもの。これがまたITILを理解しづらくしている要因のひとつではないかと個人的には思ってます。
(日本人的感覚ではこうしなさい!と言われる方がいいのになぜ言い切ってくれないのかと・・・)
運用保守の資格?
おそらく多くの人の認識は「運用保守の資格のひとつ」みたいなイメージではないでしょうか。
これは間違ってないけど正解でもないので難しい所。
なぜなら当初は運用保守のベストプラクティスだったからです。
名前の通り、ITインフラストラクチャライブラリです。
特にデータセンターのインフラ運用のベストプラクティスが出発点のため、そこで認識が止まっている人が多いのだと思います。
現在は"ITサービスマネジメント"のベストプラクティスです。
そのイメージからSIerのインフラ運用部隊の人が勉強するケースは多いと思いますが、なかなか実感を伴って内容が理解できないです。
ではITサービスマネジメントとは何なのでしょうか?
ITサービスマネジメントとは何だ?
またWikipediaから引用します。
ITサービスマネジメントとは、顧客のニーズに合致した適切なITサービスを提供するマネジメント活動全般のことである。その運用の維持管理ならびに継続的改善を行っていくための仕組みをITサービスマネジメントシステムと呼ぶ。(Wikipedia「ITサービスマネジメント」参照)
全てのITサービスには様々な段階があります。
顧客のニーズがあり、サービスを企画し、開発し、運用し、改善し、事業の利益に繋げる。そしてまた新しいサービスを企画し・・・
それらの各段階(ライフサイクル)を適切にマネジメントし、提供する側と提供される側の双方の利益になる様に体系化して適切に管理する事が、
ITサービスマネジメントです。
主に誰が勉強すべきもの?
先に述べた通り、SIerの運用部隊が勉強してもいまいちピンと来ません。
では誰が一番勉強すべきものかというとずばり、
社内SE!!
特に情報システム部門の中間管理職以上!!
実際ITILは社内のIT提供部門の視点で書かれています。
ITサービス提供元(情シス部門)
ITサービス提供先(事業部門)
情シスは事業部門にITサービスを提供しています。
ここで言うITサービスとは単に〇〇システムの話だけではなく、PC/メール/ネットワーク/インフラ全てを含むもの。
これらITサービスを顧客のニーズに沿って使いたい時に使いたい人が使えるようにしてあげる、サービスの価値を提供する為には何が必要か?
その方法(プロセス)が記載されているのがITILになります。
ITサービスマネジメントに理解のある管理職がいれば
きっと、
「情シスは金喰い虫のお荷物部門だ」
なんて言われる事はないでしょう。。。
まぁそれが難しいのが日本企業ですけどね。
ITILを学んだ皆さんが管理職になってくれれば良いなと思います。
長くなりましたが読んで頂きありがとうございます。
これからもITILについて書いていきますので宜しくお願いします。
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