自然と食に対して興味が深まっています



家庭菜園は今の家に住んでから毎年何かしら育てているんだけど、多分今年が一番有意義に畑を使っている気がする。

去年までは色々植えてはお世話しきれなくて最後が適当になったり、鹿に食われて絶望していたりしていた。

子どもの食育のため!なんて意気込んでいたけど、子どもは畑にほとんど興味を持たない。
今年は夫婦で「なんかもう、頑張んなくて良くない?」みたいになった。

ほったらかしてもたくさんなるし、鹿にも狙われず、暑い日に体を冷やしてくれるミニトマトと、なにかにつけて役立つシソだけ植えた。

去年掘り出し忘れたじゃがいもが芽吹いたのと、毎年実が落ちてすっかり野生化したイチゴが畑に残っている。

子どもたちはイチゴが赤くなる度に嬉しそうに収穫しては、ものすごい酸っぱいので練乳かけて食べてる。たったひとつぶをいちいち切って食べてる。
なんかそういう時間も、いいな、と思う。

ミニトマトを植えた周囲にやたらと生える雑草が実は春の七草のひとつで食べられるものだと知って、今年はもりもり食べている。コハコベ、クセがないしとってもとっても生えてくるので食べまくってる。
おかげでお腹の調子がすこぶる良い。

シソは毎日収穫してもどんどん育つので、一気に収穫して刻んだものを味噌に混ぜて砂糖とみりんとお酒で伸ばした「しそ味噌」にした。
これだと偏食長女が白飯をもりもり食べる。
シソも味噌もほっといたら絶対食べないので、ここぞとばかりに食べてもらっています。


この本をトイレに置いてありまして、季節に合わせてペラペラとめくったりもしている。
なんとなく安い野菜を買い、暑い日は連日冷たいものでさっぱり…みたいな食生活ではなく、この本を読んでるうちにその季節に必要なものを食べようと心がけるようになった。

食は体を作るって言いますよね。
今まで色々雑な食生活だったので、季節に合わせた食べ物を少しずつ丁寧に食べていくようにしたいな。

そうやって色々調べているうちに、野草にも興味が出始めまして


野草茶を作り始めた今日このごろ。

庭に生い茂ったスギナを刈り取って干した。
山盛り乾いたスギナが出来たのでぼちぼちと飲んでいる。スギナはめちゃくちゃ栄養価高いそうで、お茶好きな長女のほうじ茶にもブレンドして少しずつ飲んでもらっている。

最近は近所にオオアワダチソウが育ってきたので、それも干している。
水に浸しておくと酵素が出てくるので、たっぷり酵素を出した酵素水を作ればお肌に良い入浴剤を作れるらしい。
ただの水に漬け込んだだけでぶくぶくと泡が出てきて、なんか生命を感じる。いいね。

長女がちょっとお肌痒がるところがあるので、何か効果があるといいな。

松の葉サイダーにも興味が出てきた。家の松を秋になったら剪定するからそのときの葉っぱで作ろうと目論んでいる。
あとは毎朝、家の周りをぐるっと散歩しているんだけど、そのとき食べられる野草見つけたら摘んできて朝食に食べるという野性的な暮らし。
オオバコおいしかった。あんないつでもそのへんに生えてる草が普通に青梗菜みたいに食べれるのすごい。

野草レシピは他の家族は食べてくれないので基本的には一人で食べています。

いや、まぁ怪しいよね。

家族みんな、お母さんがあやしいことしてるって言ってる😂
でも本来は、こっちが自然な暮らしのような気がするけどね・・・?

冬に備えていろんな草を干しておいて、冬はその日の体調に合わせたブレンド茶を飲むみたいな生活もいいなぁと思っている。

お庭に生えた草をあれこれ調べていたら「ゲンノショウコ」が生えてるのを知った。
薬草として有名なことは知っていたけど、こどものころ、種を鉄砲みたいに飛ばして遊んでいたあの草が実は有名な薬草だったなんて。
引っ張りっこ遊びや、種をほぐしておままごとに使っていたオオバコがスーパーフードと呼ばれている草だなんて。
一回切ってまた繋いで「どこ切った?」って遊んでたスギナにそんなに栄養があるなんて。
船にして流した笹の葉は、煎じて飲むと血液サラサラになるなんて。

こどものころごく当たり前に触れていた草がみんな薬草だと知って、色々感慨深い今日このごろ。子どもは本能的にいろいろわかっているからこそ、それを身近な遊びに取り入れていたのかもしれない。

どんどん野菜が値上がりしているけれど、実は足元にある草をその日その日でいただいていくようにすれば、野菜が買えなくても大丈夫。
(冬はさすがに買うけれども!)

摂るべき栄養はほとんど自然の中に揃っている。知れば知るほど、そんな気がしている。

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