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働く母から専業主婦になるということ①

フルタイム兼業主婦から専業主婦になって数ヶ月。ゆるふわ転職活動も終わりが見えてきたので、これまでの気持ちを今後のために記しておこうと思う。

働く母から専業主婦へとなったあの日。私が専業主婦になったのは会社の方針転換がきっかけだった。今後について不安がないわけではなかったけど、方針をコロコロ変える会社や迷走を続ける上層部にはいい加減うんざりしていたし、元々ある程度子どもが成長したら専業主婦になろうと考えていたので、辞める事が決まった時は嬉しさ半分・悲しさ半分という気持ち。これもタイミングなのかなと思って退職し、転職活動はせずに専業主婦生活へ突入した。

夫も子どもも私が専業主婦になることに異論はなく、以前よりも清潔な部屋と品数の増えた食卓を楽しみ、夫に関しては家事の負担が軽減したことで仕事にもより一層集中することができるようになった。収入は確かに減ったが生活を大きく変えるほどではない。夫と子どものメンタルはより安定し、家庭内で嫌な空気が発生することはほぼなくなった。

一方で私はと言うと、時間を持て余していた。なぜかと言うと、わが家は共働き家庭向けにコストをかけてカスタマイズされており、掃除も洗濯も料理もさほど手間がかからない状態だったから。そして私は正直、家事が得意。専業主婦になったからと言って、家庭の雑務に何時間も費やすという状況にはならなかった。

そこで私は今まで出来なかったことーーー例えば平日昼間に映画を見に行ったり、ジムに行ったりということを始めることにした。最初の頃は平日昼間からこんな事ができるなんて!と幸せな気持ちでいっぱいだったが、徐々に謎の罪悪感に駆られるようになった。お金を稼いでいない私が、自分のためだけに消費活動をしても良いのだろうか?

自分以外の専業主婦が昼間にお茶をしたり、買い物を楽しんだりすることについては何も思わない。専業主婦だって立派な職業だ。大いに楽しんでほしいと思う。だけど自分自身がその身になると、そんな自分を許せなくなるのは何故だろう。なんとなくおぼつかない、身の置き場がないような気持ち。専業主婦を望んでいたはずなのに、こんな気持ちになるなんて想像もしていなかった。

(長くなったので②へ続く・・・)

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