見出し画像

こんなクリエイターは出版に向いていない!

今回は、「こんなクリエイターは出版に向いていない!」という話です。出版社と仕事をするうえで、……というか、社会人としてもやってはいけないレベルです。もし、万が一思いあたるなら、本当に気を付けたほうがいい! 

一言でいえば、誠実であれ!

▼締め切りのウソは絶対にNG


さて。

誠実であれ、というのにはいろんな意味が含まれていますが、今は「締め切りに関して、ウソをつかない」という意味の誠実さだと考えてください。出版業界ってなぜか、締め切りに寛容で、締め切りを守って仕事をしないことが当然の世界に思われます。

でも、そんなことはない! 当たり前ですが!(ちなみにこの記事は、すごく当たり前のことを書いているので、常識人にとっては「てて160は何を当たり前のことを書いているんだろう……?」と思うはず!)

では、どうして誠実でなければならないのか。締め切りでウソをついたらいけないのか。それは、「明日には提出します」といって、実際は全然提出しない、というようなウソをつかれてしまうと、スケジュールが狂って、多くの人に迷惑がかかるからです。

編集者だけではありません。営業部含めて出版社も、印刷会社も、紙屋も、取次も、書店も、たった1人のウソによって、みんな大迷惑! 先述したように出版業界は締め切りに甘いイメージを持たれているし、さらにクリエイターは1人で仕事をすることが多いから、自分のことしか考えなかったりしがちですが、締め切りでウソをつかれると、とにかく大勢の人が困るんですよね。

▼1月出版予定だった本が、まだ出せていない現実


以下は先日、実際にあったこと。ある本の著者に取材を重ね、ライターに原稿を書いてもらい、その原稿のチェックを著者にお願いしました。

僕「2週間後の月曜までにお願いします」
著者「了解です」

月曜日になっても、原稿は返ってきません。次の日になっても、やはり返ってこない。メールで状況を聞いても返事が来ない。3日後、再度連絡をしても、やはり返事が来ない。電話をしても出ない。

多少余裕をもったスケジュールを組んでいたけれど、その余裕もどんどんなくなってきた。そしてようやく電話がつながり、いろんな言い訳をされたけれど、「5日後には確認して送ります!」と約束を取り付けることに成功。

その約束の日。やっぱり原稿が来ない……。そんなこんなを何度も繰り返し、ようやく原稿が戻ってきたけれど、今度はカバーデザインの確認がやっぱり遅れる。やっぱり催促をしても返事が来ない。連絡をしても返事が来ない、を何度も繰り返し、やっと「帯のここをこのように変更して」とメールが来る。

「それは分かったけど、まずA案かB案かを決めて、とメールしたじゃん……」なんて思いつつ、またやり取りを開始。

本来は1月中旬に出版するはずだったのに、未だに出せてないんですよ……。

▼とにかくすぐに編集者に連絡をすべし!


この人ほど酷いのは珍しいけれど、守れない締め切りを設定したり、その場の言い逃れをするためにウソをつく人は、実は少なくありません。クリエイター志望者のみなさんは、今後、締め切りに追われることもあるでしょうし、泣く泣く締め切りを破ることになることもあるかもしれません。

そうなったときは、できる限り早く編集者に伝えることをオススメします。というか、絶対にそうしてください!「恥ずかしい」とか、「怒られるかも」とか一切考えず、そんなことを考える前に、まず速攻で連絡です!!

編集者側としては、守れない理由や、絶対に守れる締め切り日を言ってくれれば、対処しようもあるのですが、締め切りを過ぎても連絡さえとれないと、何もやりようがないので。

ということで、「出版をめざすなら、とにかく誠実に!」という話でした。最後まで書いてやっぱり、「すごく当たり前のことを書いているなあ」と思っております!

最後まで読んでくれて、ありがとうございます!

「役に立った!」と思った方は、一言感想を入れつつこの記事のURLをツイートしていただければ、発見し次第、リツイートさせていただきます!

また、noteのハートマークは、noteアカウントがない人でも押せるので、いいなと思った記事にハートを押していただけるとうれしいです!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?