好きな映画

キッズ・リベンジ
 いぢめっ子たちに無慈悲な反撃を加へて失明させ、足を折り、腰を砕いて、全員を廃人に追ひ込んだ・凶暴性99%で精神病院の成人人格異常者病棟に隔離されてゐた少年が主人公です。
 ただし、少年は腕力を使はず、さまざまなブービートラップによってじわじわと敵を苦しめ、傷つけてゆく。
 のちに敵となった殺し屋グループの一人が、
 「すぐに俺たちを殺さないのは、楽しみたいからだ」
と気づく。

 ふだんは寡黙で大人しくパズルに興じる。
 そして、まったくの無表情。

 寡黙っていふか、緘黙。映画が終はるまで、一言もしゃべらない。

 父親の突然の再婚によって、無駄にKYO乳の美人(十七歳)が義理の姉となるが、思春期の性欲ぎんぎんの少年のはずなのに性的な関心はまったく無し。たぶん性欲が無いんだと思ひます。 
 この点が、わたし的にはヒーロー。 
 
 男性の場合、鉄砲玉を跳ね返すスーパーマンより、性欲を超越した少年のはうがウルトラマン。 

 以下、ネタバレですが、





 このお姉さんは勝気に見えて、なぜかリストカットなどしてゐて、ボーイフレンドはおろか友達もゐない感じ。
 その孤独な女性が、寡黙な弟に不思議な魅力を感じて、弟として面倒を見てゐるうちに、自分もこの少年に、心を開いていく。
 おそらく、母親にも開いたことのない心を。

 少年の父と女性の母はマフィアがさし向けた殺し屋グループに惨殺される。
 残された少年と女性は、姉と弟の二人だけの家族となって、復讐に乗り出す。姉の助けを借りながら、弟は無表情のまま、殺し屋たちを次々と残忍な方法でいたぶり、殺してゆく。

 最後に殺し屋のリーダーが少年のトラップにかかるところは、『ホームアローン』の殺戮版となってゐる。
 めっちゃ痛そう、ざまーみろ、でも可哀そうになるぐらゐ、痛そー。

 ボロボロになった殺し屋のリーダーにとどめを刺す直前、少年が初めて表情を見せる。
 ニヤリ。

 ずーっと無表情だったので、すごく鮮烈な印象です。
 ゾクッとするっていふより、ふつうに可愛い。
 そして、その可愛い表情で、とんでないとどめの刺し方をする。

 姉と弟の二人は、殺し屋に両親を殺させたマフィアのボスがまだ小学生くらいの息子と共に身を隠すトレーラーを発見。
姉がハンドルを握るトラックの中で、
「用意はいい?」
と訊くと、
弟がショットガンをコッキングして、黙って頷く。
すると、姉がトレーラーに向かって全力でトラックを走らせる。
 ってところで終はります。
 

 予算があれば、それぞれの成育歴なども織り交ぜてきめ細かい人物造形もできますから、文芸大作作品になってただらう(いやいや、ならん、ならん(-_-)/)といふ、
B級映画の王道をいく作品です。


ウィリーズ・ワンダーランド

ストレスが溜まると観る( ̄▽ ̄)

説明は、それだけ。
内容も↓の紹介動画を見ると、すべて把握できます。

それだけの映画だけど、それだけの価値があります。

この映画の主人公も一言もしゃべらない。
男は黙ってるはうがいいですね。



殺しの免許証

↓B級映画の金字塔と呼ばれている作品らしいです。
これとの出会ひによって、わたしのB級映画探求が始まりました。
銃撃シーンなんか完全に歌舞伎。
相手を倒した後に繰り返されるテーマが、ジワる。
銃器マニアが見ると、いろいろと楽しいらしい。
サプレッサー(消音機)掴んで撃つのがキメなんだけど、なんでもこんなことをすると火傷するんださうです。
色々と突っ込みどころがあるのも楽しい映画。
ストーリーは最低だけど、女装のカンフーの達人とかも出て来て萌える。

個人的な趣味ですが、
女装の美少年とか美青年とか、すごく好き。←ヘンタイ趣味かな?

服が破れたりして、えっ、男の子だったの?
上半身裸になってみたら、えーっ、男の人だったの?
って瞬間にドキドキする。←そりゃたしかに、ヘンタイやね。


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