見出し画像

学ぶべきことは?

学校では正解がある問題に取り組むことが多いように思う。決まった正解がなければ、採点が大変だからかもしれない。

しかし、学校の外には、正解がはっきりしない問題の方が多いと言っても過言ではない。

何が正解なのか、それが分からないから判断に迷う。

たとえばコロナの問題もそうだ。外出禁止を徹底すれば、感染の広がりは抑制できても、経済活動が止まり収入が途絶えて食べていけなくなるリスクが高まる。外出を自由にすれば感染によって命が危険にさらされる。

きっと答はゼロイチじゃないだろうという仮説に立って、様々な施策が展開されている。でも、現時点で明らかな正解はない。

大切なことが二つあるが、簡単には両立させられない。そんなシーンは他にもたくさんある。

その時に、少しでも納得できる答を見つけたい。

だから「学びかた」を学ばなければならない。そのベースとして、知識を得るプロセスもある。しかし、もはや知識は検索すれば瞬時に得られる。経験値すら、AIに頼れば良くなってきている。

ただ、その判断基準に繋がる価値基準は、人間が教え込む必要がある。

これからの社会において、正しい価値基準とは何か?

価値観が合わなくて離婚しました。そんな話があるように、価値観は人それぞれ。勿論、共通の価値観も有り得るが、共有出来ない価値観も多い。

つまり、他人の価値観を受け入れる心の余裕や、考え方こそが大切なことだと思う。あくまでも、価値観は人それぞれに違う。ただし、間違ってはいけない閾があるはずだ。

それが倫理なのか?文化なのか? 地域によっても国によっても、違いはある。それでも、人として大切にすべき価値観もある。そこについて、もっと真面目に議論したり学んだりする必要があると思えてならない。

正解なんて、それこそ誰にも分からないからこそ、皆が意識して、考えて、答を見つけようとすることが、大切だと強く思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?