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顔認識アルゴリズムAIによって顔面が様々な角度からスコアリングされる世の中へ!?

顔認識アルゴリズムという技術は監視カメラに導入され、個人が識別できるようになったり、登録されている指名手配犯なら人ごみの中でも割り出すことができたりと年々技術は進歩しています。そんな年々日々進化する顔認識アルゴリズムを用いて、顔に対してスコアを付けることができるサイトが誕生しました。ルッキズムが問題視される一方で、顔面偏差値という言葉が横行する現代において、顔認識アルゴリズムによる顔にスコアが付くサービスなんて恐ろしいなと感じたので、調査してきました。

いくつかサービスはあるのですが、その中でも今回は「Deeplooks」というサービスについてご紹介させていただきます。今サービスは Deep Learning技術を用いて食べ物の「美味しさ」や人の「美しさ」など、数値化しづらいものを数値に落とし込むことを目的に、見えないものを見るテクノロジーとして Deeplooksを開発しているようです。そう聞くと、非常に興味深く面白そうな取り組みであるように感じます。


このサービス内のアルゴリズムを簡単に説明すると、数万枚の顔画像に対して点数付けを行い、Deep Learningを使って機械学習を行っているようです。例えば、「両目の間隔」や、「鼻と口の位置関係」、「瞳の大きさ」など、人間が美しいと感じるファクターを機械学習によって、自動的に抽出し、それを総合的に判断して点数をつけるモデルを作り上げています。数万枚の顔画像から平均的な顔立ちや美しいとする顔立ちの傾向をAIがつかみ、その学習成果をサービスに反映しているということみたいです。なんとなくこのサービスのことを理解してきた気がします。

というわけで、顔を認識したうえでスコアリングしてくれるサービスなので、実際に芸能人の顔などをスコアにかけてみました。

石原さとみさん 5/5点
南海キャンディーズ 山里さん 2.5/5点

ゴリラ 測定不能

このように、はっきりと区別がつけられる結果となりました。ゴリラを測定不能とするのは普通にすごいと思います。しかし、顔認識AIは前髪がかかっていると数値が正確に出づらかったり、同じ画像で試しても色を少し変えるだけで数値が変わることがあるので、精度はこれからにさらに期待を寄せていきたいところです。


あくまで研究の一環として行われている顔認識スコアリングサービスについて今回は紹介させていただきました。ただ、顔に点数をつけるという事ではなく、顔面偏差値をスコアリングというセンセーショナルな切り口でユーザーを集め、より多くの画像をAIに学習させたいという思いがあったのではないかと感じました。

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