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心が揺れなくなる自分が怖い

あーーーーー、書けない。


『イップス』ってドラマ、見たことありますか?篠原涼子さんが“書けなくなった”ミステリー作家を演じているのだけど、あんな感じに似ている。パソコンの前に座った途端(スマホを握りしめた途端)ピタッと動きが止まってしまう。指が動かない。頭が真っ白になる。まぁ、私は作家でもないし、ベストセラーを輩出したこともないので、似ているなんておこがましい話なんだけど。



書きたい気持ちはあるのよ。書きたいこともゼロではない。頭の中であれこれ考えたり、そのへんの紙に下書きのようなものをさらさらと書くことはできる。なのに、noteを開いた途端、書けなくなる。なにこれ?どういう症状?もしかして、スランプってやつ?いやいやいや。スランプと呼べるほど、普段から書いてないでしょうよ。それこそ、おこがましいわ。



こんな感じで、週末は悶々としていました。ホントしんどかったなー。いつもは「時間がないから」書けないのに、「時間があっても」書けなかった。これまでにないパターン。こういうときは「『書けない』と書けばいい」って聞いたことがあるけれど、それすら無理だった。


そんなときに、まつぼっくりさんのnoteを読みました。

誰かの記事と比べて、深く落ち込んでしまったまつぼっくりさんのnoteを読んで、私が落ち込みました。

傷ついたり、悲しんだり、悔しかったり、落ち込んだり。一般的にはあまり人に見せたくない「負の感情」を、なんでここまでさらけ出せるんだろ?なんでこんなに自分に正直でいられるんだろ?なんで?なんで?



しかもマイナス感情なのに、全然ドロドロしてないの。いや、心の中がドロドロしている様子は伝わるんだけど、文章自体はドロドロしてない。このnoteを書くときには、だいぶ気持ちが落ち着かれていたのかな?どこかに冷静さも交じっていて。

そして、最後は落ち込んだままで終わらない。凹んだ心を新たな空気でふくらませる強さが、心底うらやましいと思えました。





最近、思うのです。
私は、見たくないものにすぐ蓋をする。嫌なことは聞こえないフリをする。傷つきたくないから。傷つくのが怖いから。

だけど、そうやってごまかしているうちに、悲しいことだけじゃなく、嬉しいことや楽しいことにも心が揺れにくくなっているんじゃないかって。

このままどんどん無頓着になって、何を見てもなんとも思わなくなって、いつか本当に書けなくなったら・・・と思うと、めちゃくちゃ怖いです。傷つく以上に怖い。心が動かないって、もはや人間じゃないもの。こんなだから、感情の振れ幅をうまく描写できる人がうらやましいんだろなー。



ブーゲンビリアが満開でした


いま、心がめっちゃヒリヒリしているのだけど、なんとかここまで書けました。あー、よかった。私、まだ書けるわ。ふぅーー。すごくしんどかったのに、ホッとしている自分と、やや満足げな自分がいる。

この記事で、少しは感情を見せることができたかな?私はまだ人間でいられるかな?

この次も、心の内を描けますように!
ではでは、また。


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