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そうだ、北朝鮮に行こう(後半)

前半からの続きで、北朝鮮のおすすめポイント6〜9を紹介していきます。

北朝鮮旅行オススメポイントその6〜9

その6・外国人観光客が割と多い

その7・北の軍人さんとお話しできる

その8・温泉がめ〜〜〜〜〜〜〜っちゃ気持ちいい!

その9・自然が美しく空気がうまい


その6・外国人観光客が割と多い

北朝鮮に旅行に行ったきたと話すと、大体の人が驚く。
北朝鮮には旅行で入国できるの!?」と。
北朝鮮はバリバリ外国人観光客を受けている。日本国籍保持者も対象である。
実際、北朝鮮は2018年に約20万人の外国人旅行者を受け入れている。
その中でも日本人は360人程度渡航したとのこと。

中でも中国人が多い。とにかく多い。

中国人は割と簡単に入国できるらしく、どこの観光地にも大勢いた。
板門店見学の時には中国人30人ぐらいの団体に日本人は私一人という状況。
中国人は世界のどこにでもいるなぁ…と彼らの強さを見せつけられたのだった。

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写真撮影中。場所を早く譲れと中国人に煽られる私。

他にも北朝鮮韓国にくる外国人観光客は多い。
飛行機にはたくさんの外国人観光客が乗っていた。
大部分は中国人。他には欧米人、中東系の人、日本人は私くらいであった。

その中でも異彩を放っていたのは、ヨーロッパ系の4人家族。
小学生くらいの男の子と中学生くらいのお姉ちゃん、母、父というパーティ。
その家族とは観光する先々で出くわした。
家族旅行で北朝鮮を選ぶってすげぇなぁ…。

ちなみに日本人はホテルや帰るの空港で数人見かけた程度。
年間の日本人北朝鮮渡航者は
ガイド李さん曰く「日本人旅行客は本当に少ないのでもっと遊びに来てください」とのことです。


その7・北の軍人さんとお話しできる

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板門店では案内役の軍人さんと直接お話しできる。
私の場合は日本人が珍しかったのか、軍人さんから声かけてくれた。

「大変な時期に日本からいらしていただきありがとうございます!」

この時は日本の国土を跨いでグアムにミサイル飛ばした時期で、日本がめっちゃピリピリしてた時。
次は日本に落とされるのでは!?などと連日ニュースでこの話題が取り上げられていた。

「ミサイルが日本に飛んできて怖いのですが…」
と緊張と恐怖で大量の脇汗をかきながら軍人さんに尋ねると

我々の敵はあくまでも米国であって、日本にはミサイル落としませんから安心してください。ハハ(にっこり)
などと答えてくれて安心した。

百聞は一見に如かず。ニュースを鵜呑みにするよりも、直接聞いてみるに越したことはない。
これは自分の中で非常に良い体験になった。

変なこと聞いたら死ぬかもしれないので、まともな質問を心がけよう!

私はタイミングを逃してしまいできなかったのだが、板門店を案内してくれる軍人さんと写真が撮れるそうです。
ぜひ一緒に写真をお願いしてみよう。

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北朝鮮側からみた軍事境界線。
北南共に軍人の姿はほとんど見かけず。最近は監視カメラで監視とハイテク警備をしているそう。


その8・温泉がめ〜〜〜〜〜〜〜っちゃ気持ちいい!

滞在中に北朝鮮西部・南浦になる龍岡温泉という保養地に泊まった。
ここは北朝鮮でも有数の温泉地だそうで、故・金正日氏が訪問している写真が飾ってあった。

宿が用意してくれていた湯船に足を浸けた瞬間、予想していなかったあまりの熱さに飛び上がった。
おそらく70度くらいあったのではないだろうか。

完全に殺しにきている

ここの温泉は他の人が来ている様子がなかったので、サービスがおざなりなのかもしれないな…。

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結局、水道の水を足して適温になるまで薄めて入った。
これがまた超気持ち良〜〜〜〜い!

透明の温泉でそんなに匂いはほぼない。
ものすごく身体が温まり、肌がトゥルットゥルのモッチモチになって驚いた。
正直、この温泉は今まで入ってきた温泉の中で一番良き温泉である。
水で薄めているのにトゥルットゥルのモッチモチになるなんて酸でも入ってるんじゃね?と本気で思った。

超オススメの温泉。温泉好きはぜひ行ってほしい。
おそらく日本人で訪れた人はかなり少ないと思うので自慢できるぞ!
北朝鮮が開かれたら、ここを開発して温泉街にするのが夢。

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温泉のある保養地の宿。とてもレトロ。
70年代から改装していなさそう。


その9・自然が美しく空気がうまい

北朝鮮にきて一番最初に感動させられたのが、美しい星空だった。
空港に夜に到着し、バンで北朝鮮西部の南補という温泉地にすぐ移動した。

平壌市内から抜ける高速道路でふと窓の外を見ると、夜空に無数の星が瞬いており、いたく感動した。
日本のド田舎でも見られないような美しい夜空だった。
北朝鮮は灯りが少なくて、空気が澄んでいる。
是非この自然を堪能してほしい。

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郊外はマジで何にもねぇ…人民は基本的に徒歩か自転車移動。
地方では北朝鮮のリアルを観ることができるので、必ず訪れてほしい。
本当の北朝鮮を今のうちに観ておいた方が良い。

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のどかすぎる〜〜〜!田舎の線路だがしっかり保線されていてさすが北朝鮮。

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平壌市は都会だけどリスもいるよ!



以上、”北朝鮮旅行9つのオススメポイント”紹介でした!



最後に北朝鮮観光のデメリットも伝えておくね。

北朝鮮旅行のここに気をつけろ!

その1・旅費が高い

旅費が高い。とにかく高い。3泊4日で総額40万くらいかかった。
一人旅行だから高かった。複数人で行ったらもっと安くなる。
40万でこんな貴重な体験が出来たので全く惜しくはない。

私は日本にある某北朝鮮専門のエージェントに手配をお願いした。
ビザは個人では取れないので、必ず旅行エージェントに頼もう

北朝鮮へは中国の空港から空路でパターンと鉄路で入るパターンがあるので
中国への旅費分も必要。改めて近くて遠い国と感じさせられる。

日本語ガイドは結構高い。海外の旅行エージェントで英語ガイドとかだと安くなるが、英語に自信のない人はお金を出して日本語でガイドに付いてもらって北朝鮮について深く理解するのがオススメ。


その2・アメリカに入国するのがめんどくさくなる

最近、北朝鮮入国経験者はアメリカの簡易ビザが発行されなくなったそうで
アメリカ渡航の際は、ちゃんとした入国ビザを取らなきゃいけないそう。
でも、オススメその1でも書いたように、出入国の記録がないのにどうやって北朝鮮に行った証拠が残るのか謎である。


その3・あまり人に言えない

人に言うと大体ドン引きされる
私が2年半前に行った北朝鮮旅行について公開するのも、会社辞めて無職になったからです。
会社在籍中は会社に渡北がバレたら怒られちゃうかもしれないので黙ってた。
辞めるとき同僚に我慢できなくなって言いまくったけど。

その4・変な動きをすると拉致されたり死ぬかも?

北朝鮮は常にガイドが2人、ぴったりくっついて行動するから安全である。
しかし、私が行く前にアメリカの学生が北朝鮮旅行時に捕まり、1年間拘留の上、解放された後アメリカにて謎の死を遂げた

ガイドの李さん曰く、北朝鮮旅行中に貼ってあったポスターを剥がして盗もうとして捕まったそうな。
くれぐれも変な動きはしないように。


以上。安全な北朝鮮旅行を楽しもう!

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