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そうだ、北朝鮮に行こう(前半)

最近、刺激が足りない…


海外旅行も色んな国を訪れて飽きてきた…


そんな人には北朝鮮旅行がオススメ!



北朝鮮は怖い国だって?

変なことしなきゃ生きて帰ってこれるから大丈夫。

朝鮮半島情勢が急に変わりつつある昨今、”北朝鮮”を体験するなら今!


2年半前の2017年夏、ミサイルを日本の上空にぶっ放した直後の北朝鮮を旅行した私が”北朝鮮旅行9つのオススメポイント”を紹介します。


北朝鮮旅行9つのオススメポイント

その1・利用したくない航空会社ワースト一位の航空会社、高麗航空に乗ろう

その2・北朝鮮料理が美味しい

その3・北朝鮮人と交流しよう

その4・地下鉄が超かっこいい

その5・映えスポットがたくさ〜ん

その6・外国人観光客が割と多い

その7・北の軍人さんとお話しできる

その8・温泉がめ〜〜〜〜〜っちゃ気持ちいい!

その9・自然が美しく空気がうまい



その1・利用したくない航空会社ワースト一位の航空会社、高麗航空に乗ろう

世界ワースト一位の航空会社に選ばれた高麗航空で北朝鮮に行こう!
古めかしいプロペラ機が不安を煽ってくる。

しかし、パイロットは軍隊でかなりの飛行経験を積んでいるらしく、逆に信頼できるとの噂。
そしてCAはみんな目の覚めるような朝鮮美人だった。
ツルッと発光する美しい肌、可憐なお顔立ちに華奢で女性らしい方々だった。
が、基本的に塩対応。
ビビって写真撮らせてもらう勇気がなかった。

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世界ワースト一位・高麗航空が誇るプロペラ機

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空港の搭乗案内板。”平壌 Pyong Yang”の文字を見つけテンションブチ上がる

私が搭乗した時の経験を語ろう。
時間より30分遅れて搭乗したものの、数日前に発生した四川大地震の影響で
中国発着の便が全体的に遅れており、なんと4時間も飛行機内に閉じ込められた。
最初、冷房すらつけられなかったので機内はサウナ状態に。
北朝鮮にたどり着く前に脱水症状で死ぬかと思った。

様々な国籍の乗客みんなで一致団結して、CAに冷房つけてくれと懇願。
無事冷房はつけられた。世界が一つになった瞬間だった。
このように生きるか死ぬかの狭間を体験できるのも高麗航空の魅力の一つである。

前方にモニターも完備。永遠にプロパガンダ映像が流れ続ける。

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高麗航空名物ハンバーガー。いたって普通のハンバーガー

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ちなみに北朝鮮は出入国スタンプを押してくれないので出入国記録は残らないよ
ビザを別途もらえるけど、出国の際に没収されるので、必ず写真を撮っておこう!


その2・北朝鮮料理が美味しい

北朝鮮料理は”韓国料理の辛くない版”である。
中でも有名なのが平壌冷麺。
名物というだけあって、冷たくツルツルの麺が身体にしみうまだった。

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美味いと言われている北朝鮮名物・大洞江ビール。必飲!
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種類は1〜6番まであり、スタンダートなビールは写真の2番。黒ビールもあるから是非とも挑戦したい。
平壌には市民が利用するビアガーデンがあるのだが、2017年は干ばつの影響で非開催で参加できず。残念。平壌市民とビールを楽しみかった。

一番のオススメは犬鍋

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怖いもの見たさで食べたものの、思った以上に美味しく一滴残らずたいらげた。
肉はローストビーフみたいなお味。スパイスがプチプチ弾けて楽しい。
かなり疲れていたが、食べている側からみるみる力が湧いてきてびっくりした。
犬鍋は日本で言う鰻と同じようなもので精力をつける食べ物だそう。

アヒル肉の焼肉。あっさりしていて食べやすい。
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その3・北朝鮮人と交流しよう

北朝鮮は外国人の一人歩きが禁止されている。
そのため、常に北朝鮮人ガイド2名と専属ドライバーが付いて回る。
なので北朝鮮旅行は安全だよ(にっこり)

日本語がペラッペラな30代の女性ガイド李さん
おじさんガイド通称”課長さん”
移動車のドライバーおじさん

この4人パーティで観光して回った。ドラクエみたいで楽しかった。

女性ガイドの李さんは石田ゆり子を北朝鮮風にした女性。
真面目な性格だが親しみやすい。熱心な宗教勧誘員のようだった。

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歳も近いし同じ女性ということで、旅行中は李さんとずっと話していた。
北朝鮮にも合コンはあるの?と尋ねたら、それに近い飲み会はあると言っていた。

仲良くなりすぎて、最終日にホテルのカラオケバーで一緒に『時の流れに身を任せ』を歌ったら思わず泣いてしまった。
だって平壌で北朝鮮人と日本人が日本の歌を一緒に歌うんだぜ?

もう一人のガイド、課長さんは北朝鮮の普通のおじさん。
どうやら偉い人らしい。

このおっさん、仕事は部下の李さんに任せてほとんどしない。
たまに私の耳を触ってきては「可愛いね〜」などとほざく、どこにでもいるセクハラおじさんであった。
高麗ホテルの地下のカラオケバーに行った時も、しこたまビールを私にねだってきて、ほとんど一緒におらず仲間のガイドと一緒に飲んだくれるというクズっぷり。
北にもこんなおっさんがいるのかと、親しみが一層強くなった。


そしてドライバー。名前は不明。運転手さんとみんなで呼んでた。
おそらく40代くらいの優しいおじさん。いつもニコニコしている。独身。

全ての食事はみんなで食べる。
2日目の朝、温泉宿の外でみんなでガソリン焼きハマグリを食べながら朝鮮焼酎を飲んでいたのだが、ドライバーも隣でニコニコしながら焼酎を飲んでいてめっちゃ笑った。事故死してニュースにならなくて良かった。

北朝鮮はおおらかだ。
旅行中、彼は食事の度にアルコールを摂取し続ける。
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ドライバー氏と課長さんと私。
みんなで楽しく朝からガソリン焼きハマグリ(通称ガソハマ)を焼く。


その4・地下鉄が超かっこいい

こちらは地下鉄の路線図。

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北朝鮮の地下鉄は名前がかっこいいのだ。
勝利駅、戦友駅、伝承駅、建国駅、楽園駅、栄光駅などなど。
楽園駅に住んでみたいなぁ。「最寄駅・楽園駅から徒歩5分」とか言ってみたい。

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奥が見えない程深いエレベーターを降りていくと…

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駅のプラットホームに着く。内装がいちいちかっこいい。
豪華なシャンデリアとキムファミリーを讃える絵。
内装は駅ごとにデザインが変わるけど、すべてプロパガンダデザインで統一。

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ちょうど夕方の帰宅ラッシュだったようで人が多かった。
写真はないけども、電車の中がすごかった…!
明かりをつけない暗い車内ではプロパガンダ音楽が爆音で流れ、
座っている人民が北朝鮮産スマホを弄っている
等、異様な光景だった。


その5・映えスポットがたくさ〜ん

北朝鮮はモニュメント的な建物がでかい。とにかくでかい。無駄にでかい。
インスタ映えするので是非行くべきである。

こちらは平壌市内にある凱旋門

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よく見ると…

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…人がクソ小さい。凱旋門がどんだけデカいかお分かりいただけただろうか。


これは平壌市中心部に君臨する”主体思想塔”。東京タワー的な。
上の展望台に登って平壌市内を見下ろすことができる。

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塔の上から大洞江を挟んで真正面にある、平壌中心地と金正成広場を眺める。
クソデカイ。
右後ろにあるのは建設途中の柳京ホテル。
ラスボスのステージみたいな雰囲気で超かっこいい。

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党創建記念塔。ペン、ハンマー、鍬のクソバカデカいモニュメント。
インテリ・労働者・農民をイメージしているそう。

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平壌駅も駅舎がめっちゃデカイ。
駅舎の下にいる出勤途中の人々が豆粒のよう。
ここに来ればキム親子の肖像と共に如何にも北朝鮮にきました!みたいな写真が撮れるゾ。

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後半につづくっ!


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