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【マンネリ制作脱出】映像コンテンツを作る"前"に考えておくと良いこと 前編

こんにちは!京都の映像屋です。

その名の通り京都の映像屋です

2018年ごろから本腰を入れて始めた映像制作。地方で細々ながら今ではBBCやYahoo!やNHKと言った大手クライアントの映像コンテンツに携わるようになりました。

地方で個人制作にも関わらず、世界中の人に見てもらえるコンテンツ作りにも携われたのは、ずばり「映像企画をちゃんと立てられたから」だと考えています。それは全て映像を作る前にどう視点を持つか、というところにつきると思います。

記念すべき最初の記事は…

さて、記念すべき最初の解説記事は「映像コンテンツを作るに考えること」です。

先に書いた記事の通り、僕はドキュメンタリーを作ることが一番好きで、制作前(プレプロダクション)の段階から、話はどう展開させていく?どういう着地点をつける?何を撮影する?キャラクターはどうする?など、色んなことを企画の段階で(ある程度)決めてから撮影に入ります。

そんな中、いろんな映像を見て・作ってみた結果、ある着眼ポイントに辿り着きました。

「あれ、これって案外他の映像作るのにも使えるんちゃう?」と思い、以来毎回いかなる映像を作る際に、まずこの考え方をベースに作れないか考えてみます。

昨今いろんな方が動画作成に挑戦されていますが、そういった方々にもプラスになれば嬉しいです!

※作ろうとする映像に100%当てはまるということは無いと思いますので、自身の作りたいものに合わせてカスタマイズしてください!!

それではいってみましょう。

映像(動画)コンテンツは 大きく3つの要素で構成されている


その3つとは…
・ストーリー(=コンテンツ内容)
・キャラクター
・ビジュアル

そして、この3つのバランスを意識して制作すると、作る映像はより魅力的で深いものになっていきます。

まずそれぞれの役割と、100%に対してその重要度の割合をざっくり説明していきます。

①ストーリー(=コンテンツ)

読んで字の如くストーリー、話の内容・筋、流行っている(?)言葉でいうと”コンテンツ”になるでしょうか。3つの要素の中で一番大事な部分です。そもそも動画の内容は何か。これが面白かったり、興味を持ってもらえる内容でないと見てもらえません。作る映像のストーリー(コンテンツ)は何か、考えてみましょう。

割合:60〜70%

②キャラクター

これも読んで字の如くキャラクター、登場人物は誰か。人物が出ない内容の場合はナレーションにするか、など動画内にでてくる人物たち(キャラクター)のこと。ここで注目すべきはストーリー&コンテンツ内容に適した人か/カメラの前に立ってもある程度自然に振る舞えるか/はたまたキャラが”濃い”か、など。でてくる人と伝える内容やストーリーがリンクするよう意識することが大事です。

割合:15〜20%

③ビジュアル

またまた読んで字の如くビジュアル。要はどういうビジュアル(映像/写真/グラフィック)で構成されるか、ということ。映像を作る以上映像で構成するのが多いと思いますが、どういうシーンを撮影するか、どれだけカッコいい映像を撮影するか、ということも含まれます。

割合:15〜20%

この3つがお互い支え合い、映像コンテンツとしてより魅力的になっていく と思います。

それぞれの重要度を合計100%の割合で表すと、一番はストーリーで60〜70%くらいで、キャラクターとビジュアルは残りの30〜40%で分け合うというイメージで良いかと思います。

それぞれの要素はそれぞれ深く、詳しく見ていくには、それだけで別の記事を書く必要があるため機会を改めますが、とりあえず作り始める前にこの3つをどうするか、をまず考えるようにしましょう。

・良いストーリー(コンテンツ)がある! →じゃあキャラクターは誰にするか、ビジュアルはどう組み立てるか

・この人で動画を作りたい! →  何かこの人物が活きるストーリーはあるか、ストーリーにあった映像を撮影できるか

・この綺麗な山で映像撮りたい → コンテンツ(内容)はどうするか、キャラクター(人)は必要か?

など、たいがい最初はストーリー(コンテンツ)かキャラクターかビジュアルのどれかから映像を作ることを想起し、あとは何も考えずにフワッと作り始めるケースが多いと思いますが、、、

一度そこから、残り二つの要素も加えて全体の構成を考えてみましょう!

それだけでフワッと(理屈や中身の薄い)することなくちゃんとした映像コンテンツに一歩近づけると思います。

全部揃わなかっても大丈夫


この3つが良い感じに揃っていれば映像としては強いものになると繰り返し説明しました。

が!なかなか全部揃えるのって難しいですよね。

しかし、ご安心を。

3つ良い感じにあるのが一番理想ですが、この3つの考え方の面白いところは何かが足りなくても、残りの要素で補えるというところです。

つまり、逆にいうとどれか一つでも飛び抜けているものがあれば、他の2つの要素が弱くても良いコンテンツとなる、と考えて良いということです。

今回全部お話したいところですが、、、詳しくは次回の記事解説とします。

今回分かりやすかったところ、分かりにくかったところなどあれば教えてください!

読んで頂きありがとうございました!

気になる続きはこちらからどうぞ。

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