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2023年12月3日開催予定のThe future of third placeに向けた前座の話

12月3日の「サードプレイスの日」の大型イベントについての情報を知りたいと思っている方も多いことでしょう。
本記事では、イベント準備前に、主催者である私が今年一年で感じた変化などについて語らせてもらいます。

サードプレイスとは、第三の場所のことであり、我々の日常生活において重要な存在です。

「サードプレイスの日」のイベントに参加したいと考えている方には、ぜひ一読してもらいたい内容です。

イベント準備の話の前に、今年と近況を少々語る

久々に、noteで記事を書きます。

すっかり、書くということが仕事に偏ってしまい、自分個人としての言葉が紡ぎ出せなりそうでした。芸能人がオフィシャルに発言できることと、個人として言いたいことにギャップがあるという気持ちが少しだけわかる一年でした。

つまり、自分の本音ではなく、役割としてコミュニケーションを取り、目的に合わせた言葉や考え方を、自分に憑依したように使うって、感覚が麻痺しているときは、とても心地良いほど、ハイな心境でしたが、振り返ると、ドラックに汚染されたかのようでした。

本業の仕事のことは語れないことが多い(守秘義務・機密保持などの観点で)のですが、結果として、私の時間と労力を大幅に割くことになった上半期と、急激な軌道修正で迷走する下半期という、まるで二期作のような一年を過ごしたと感じています。

結果として、自分が大切にしていた、サードプレイスに関わる出会いと場、コミュニケーションが圧倒的に減った1年を送ることになりました。

致し方ないと諦める反面、ものすごく消化不良だったのは事実です。

サードプレイス・ラボもなんとか毎月開催を

結果として、毎月のサードプレイス・ラボも青息吐息状態で、継続していたといました。

一つ一つのイベントに気持ちが入らないとは言わないものの、かけられる時間とエネルギーに制限があると、どうしても、テンションが上がりきれないし、新しいコミュニティや人と出会えていないと、刺激が足りなく、仕事側に偏りすぎていたのです。

ですから、なんとか1月〜11月まで開催できたのは、登壇・協力者の皆様のおかげです。集客や告知に力を注げなかったことを謝罪したい気持ちになります。

それでも、やめることなく、続けられたのは意地なのか、習慣なのか、ありがたいことです。

今年のサードプレイス・ラボの年末イベントの企画に向けて

毎年春には、12/3のサードプレイスの日に向けたイベントの企画イメージを作っているのですが、今年は遅れました。

GW明けに、新型コロナウィルスが5類扱いになり、オンラインよりもオフライン・リアルイベントが戻ってきて、誰もが忙しく時間を過ごすような、元の状態に戻ってきましたよね。

飲み会もイベントの画像がSNSにアップされる、4年前ぐらいの日常を取り戻した感覚です。

ここで大事なのは、皆さん、歳を重ねて、考えも体力も、人の繋がりも変わったことにあります。

だとしたら、どんな企画がいいのだろうか?と自問自答しても、梅雨時期になってもアイデアが浮かびませんでした。

オフラインメインの開催スタイル、サードプレイス・ナイトに戻そうかな〜と漠然と思っていた程度です。

オンラインスタイルを続けたことによる最大の影響

それまで、会場を借りて、オフラインで行ってきた、サードプレイス・ラボのイベントや勉強会のスタイルを振り返ります。

まず、会場を押さえ、かかるコストを計算して、参加費費用を決めるという段取りが不可欠です。

場合によっては、事前に会場(小さなレンタルスペースが中心ですが)を見にいくというアクションもやっていました。

オフラインのイベントは、懇親会もセットなので、店の予約なども含めると、事前準備も含めてハラハラしつつ、やり切った後の達成感も強いものでした。

コロナ禍になり、オンラインにシフトしたことで、最大の影響といえば、コストフリー問題です。

参加する会場への交通費も会場代もかからないとすると、オンラインイベントでワンコイン(500円)をいただくことも厳しくなりました。

全体がフリーイベント化して、オンラインで有料って特別感がないと、誰も参加してくれないレベルに変わったからです。

ここで忘れちゃいけないのは、主催者側がフリーでまかなえていない部分があるという現実です。

zoomを含めたオンラインミーティングツールは有料アカウントでなければ、運営ができません。当然固定費のようなコストがかかります。

そして、イベントを企画する、告知するという作業も、簡単にはなっていますが、AI化しているわけではないので、時間をかける必要があります。

この時に、サムネイル加工のツールに費用をかけていると、これも主催・運営側の負担です。もちろん、フリー素材でごまかせるし、対応はなんとでもなりますが。

ここまでは、許容範囲なのですが、1番の問題は、登壇者への謝礼が用意できる原資が生まれないという問題です。

当然、人前で1時間程度は、自らのコンテンツやアイデア、講演をするのに、フリーにならざる得ないのです。

とすると、講演者探しサイトで有料登壇者は、協力してもらえることが難しくなります。

結果として、サプライズは起こせなくなり、身内感が漂うことで、マンネリして、盛り上がりに欠けるものが乱立しました。

オンラインイベントになれた参加者の動き


もう一つ、見過ごせないのがオンラインイベント参加者の動きです。

0円(コストフリー)イベントが増えたことで、申し込みもキャンセルも自由自在になりますし、掛け持ち派として、途中参加と退室者も増えました。

画面オフにする参加者(耳だけ参加者)が増えたことで、登壇・スピーカー側のテンションが上がらなくなるし、参加者全体もイベントに集中していないケースが見受けられます。

以前であれば、イベント参加したことを、SNSでシェアしたり、ブログに書いて報告・感想をしていた人も、使える画像ネタがないと、参加終了後に何も残さないケースが増えます。

個別にSNSで繋がる頻度も、オフラインのように名刺や個別交流がないと薄まりました。

さらに、影響を及したのが、ライブ配信が誰でも簡単にできることで、音声も画像も一方向で済ませてしまうタイプの方も増えたことです。

これって、配信側になれると、誰も見てくれていなくても、気にならなくなります。どうにかしたいと、誰かとのコラボ(YouTuberの文化ですね)で乗り切るという展開。

とすると、たまたま、ちょこっと覗くように参加したけど、何かわからないから、早々に退室する方が多くなりました。

今まで以上に、オンラインイベントに参加することは自由で楽になった反面、参加する意思や目的は希薄になり、耳だけ参加の「ながら参加」が増えたことで、全体の質が下がったのは残念な結果だと言わざるを得ません。

オフラインイベントに人は戻るのか問題

では、マンネリして、人が集まらないオンラインイベントの時期を終えて、オフラインのリアルイベントに人が戻ったかのか、という話になります。

もちろん、有名人のイベントの集客は、ファンが待ち構えていたので、盛況なのは当然です。ファン同士の交流も含めて楽しいのは当たり前。今まで我慢していただけに楽しそうです。

では、地味にやっていたスモールなオフラインイベントはどうなったのか。

数名集まるかどうかのイベントは、企画・開催しても寂しい状態になったり、ワクワクと楽しめる仕掛けを忘れたイベントになると、二度とリピートはしません。

しかも、物価上昇もあり、懇親会費用もアップしてしまうと、参加コストが高いので、コスパの悪いものには近づかなくなるものです。

無理してリアルなイベントじゃなくても、オンラインやアーカイブ(録画視聴)でいいのでは?という気持ちになって、参加者が減り、主催する側も中止や継続をやめてしまうのも理解できます。

オフラインだからこそ、楽しかったという部分に、イベントを戻さないといけないし、それができないのであれば、一方通行な発信系イベントの自己満足で終わるしかないのです。

だって、コストをかけて、インパクトのある企画イベントには勝てないですから。

もう一つ忘れてはいけない問題として、会場までの移動に関する感覚の変化です。

以前なら、19時開催のイベントのために、仕事を終えて、会場まで交通費と時間をかけて向かうのは普通のことでした。

ただ、感覚として、ここは面倒になってしまってる方も増えているのではないでしょうか?

この状況を踏まえてどうするのか

このような状況を踏まえて、12/3のイベントをどうするのか。

正直、なかなかアイデアが出ませんでした。

今まで、自分を救ってくれたひらめき、関係を持ってくれている方々の協力が読めない状況になっていたのです。

活動量そのものが減っている一年なのだから、仕方ないのかもしれない。

中止はないけど、どうしたらいいのだろうかと、頭の中はモヤがかかったままでした。

このモヤモヤした思いの中で、自分がオフラインのリアル開催でやろうと決断した理由については、改めて書かせていただきます。

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