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マインドフルネスって瞑想よね?という質問のアンサーソング的noteを、しっかりめに書いてみた。



こういう問いが本当にありがたい。友人から昨日こんなメッセージをもらった。


マインドフルネスって瞑想よね?


というわけで?今日のお品書きはこちら。


前置き


私はマインドフルネストレーナーとか、チームビルディングコンサルタントとか、誰かに何かを伝える事が比較的多い仕事をしている。

どんな仕事でもそうだと思うが、常に学び続けることが大切(やりながらじゃないと学べない)だと思っているので、インプットしまくって、自分でもやってみてをぐるぐる繰り返している。そんなわけで、だいぶマニアックな人に仕上がる。ぺこぱの漫才がチームビルディング的要素もりもりだと思う感じに。(謎にこのぺこぱnoteのビュー数が毎日増えている…)おそらく、誰もが何かのマニアックなはず。マニアックって幸せだ。


知識の幅が広がって深く深ーくなっていくので、誰かに伝える時は、その中から抽象化して言葉にする、つまりシンプルに物事を捉えて伝えることを『意識して』いないと、自分の中でこんがらがって結局そもそも何が何だかわからなくなったりする。それでは伝えたいことも伝わらない。(このnoteはそのトレーニングでもあったりする)


なので、そもそも的な問いをしてもらえるのは、すんごくありがたい。


今日はせっかくなので、その問いに答えるとともに、マインドフルネスについて簡単に書いてみようと思う。


マインドフルネス=瞑想?


「マインドフルネスって瞑想なん?」という問い。単刀直入にいうと、答えはNoです。マインドフルネスの話を先にしたいと思います。マインドフルネスとは、簡単に言うと

「今ここに意識を向け、ありのままに感じること」

ということです。

じゃあ、マインドフルネスにおける瞑想ってなに?というと、この『今ここに意識を向け、ありのままに感じること』をオンデマンドに出来るようになるためのトレーニング方法の一つが、マインドフルネス瞑想なのです。(マインドフルネス=瞑想ではない)


いや、さっきのだとマインドフルネスってよくわかんないぞ。という方もいると思うので、ここでひとつ例を。

例えば、こんな経験ありませんか?

・・・

毎日多忙な日々を過ごすあなた。仕事はドタバタ。家に帰ると子供がドタバタ。

「俺の安らぎは一体どこにあるんでしょうか、神様・・・。」

そんなある日、一人で出張に行くことが決まった。チェックインを済ませると、ホテルの屋上に大浴場がついていることに気づく!「なんという幸せ。神様がご褒美くれたんだな。たまには一人でゆっくりさせてもらおう。はははっ」

ちゃぽん。(湯船に入る)

「あー極楽極楽ぅ。たまにはいいよな、こういうのも。…って、いよいよ明日かぁ。重要なプレゼン。うまくいくかなー。なんか緊張してきた…。資料ちゃんと確認したよな。忘れ物…なかったよな?…ん、あれ?まてよ?○○さんにあの仕事頼んだけど返信来てたかな。俺がいない間も、ちゃんとやってるのかなぁ。なんか不安になってきた…不安といえば…今日家を出てくる時、カミさんがなんかブツブツいってたな。『あなたはいいわよね、一人の時間があって』」

「あー、あの時俺はカミさんになんていえばよかったんだー。明日のプレゼンもなんだか不安になってきたし、他の仕事も確認することが多いし、憂鬱だわー。はぁーぁ。とりあえずあがってビールでも飲んでからかんがえよ。」

・・・


ドラマの見過ぎでしょうか。


全く同じではなくても、似たような経験がある方もいるのではないでしょうか。

身体を今に置いたまま心だけが勝手にタイムマシン乗り、過ぎてしまった過去に行っては後悔し、まだ来てもいない未来に行っては憂鬱になる。


このように、自分ではコントロール出来ない過去と未来を右往左往して、心がどんどん疲れていくわけです。

変えられないものにフォーカスをすると、ストレスが生まれます。過去と他人は変えられない。変えられるのは、今と自分なのです。だからこそ、『今ここ』にしっかりと意識を向け、ありのままに感じる。そうすることで、心の安定が生まれると言われています。


とはいえ、意識すればすぐ『今ここに意識をむけ、ありのままに感じられる』ようになるのか、というとなかなか難しいのが実際のところです。ではどうするのか。


そこで登場するのが、マインドフルネス瞑想です。いつでもどこでもオンデマンドに『マインドフルな状態』となり、『心の安定』をつくりだすために必要なトレーニング方法の一つが、マインドフルネス瞑想なのです。(筋肉は1日にしてならず。心の筋トレ・脳の筋トレなのであります。)


基本的なマインドフルネス瞑想のやり方

瞑想って無になることでしょ?と聞かれることがあります。瞑想は宗派などによって、どのようなやり方になるのか異なってくるのですが、基本的な『マインドフルネス瞑想』では、一つのことに集中します。瞑想のやり方はこんな感じです。


《基本的なマインドフルネス瞑想の方法》

・心地よい呼吸を続ける(鼻呼吸が好ましい)
・自分が呼吸している感覚の中で、一つだけ集中することを決める
 (呼吸の音、空気が鼻から入ってくる時の感覚など)
・雑念が出てくる(雑念は必ず出てきます。おなかすいたなぁとか。雑念は出てきてokです。)
・雑念が出たことに気づく
・集中することに戻す

集中→雑念→気づく→戻す・・・これを繰り返します。


終わりに


マインドフルネスが世界的に広がっている大きな理由の一つは、ストレス減少、集中力UPなど、マインドフルネスによる科学的な効果が次々と明らかになっているからです。

「うさんくさい。あやしい。」わたしも正直始めはそう思っていました。ですが、多角的にマインドフルネスを学び実践を続けていくことで、今は、頭でというよりも体感としてマインドフルネスの良さを感じています。

今はスピードと多様性の時代です。変化の波が激しいなかで、求められることも、どんどんどんどん増していく。今までにないプレッシャーを感じている人も少なくないのではないかと思います。放っておいたらその波に飲まれそうになってしまう。

そんな”今”だからこそ、一歩立ち止まり『do』の前に『be』を。何をするかどうするかという『やり方』だけではなく、どうありたいのかという一人ひとりの『あり方』も並行して調えていくことが大切なのです。

だから私は、マインドフルネスとチームビルディングの二つの側面から企業様をサポートさせていただいています。

あり方だけでも、やり方だけでもなく、一人ひとりがマインドフルネスをOS(土台)に心を調えながら、チームをつくっていく。そして、その『チーム』は会社でもプライベートでも同じです。

マインドフルネスで、一人ひとりのあり方を見つめ心を調える
チームビルディングで、一人ひとりの長所や強みを活かしてビジョンを実現するためのチームを調える

私はそんな風にして、働く人が幸せであるきっかけをつくっていきたいと思っています。

一度しかない人生。自分の人生が完成したとき、「豊かなで幸せな人生だった」と思えるように、限りある命を丁寧に生ききりたいと思います。


・・・

お知らせ?

初夏〜夏くらいから経営者の方を対象に

(仮)心を調え、組織を調える
『マインドフルネスxチームビルディング』社長勉強会


を始めようと考えています。

マインドフルネスは、ベースとなるマインドフルネスの知識や効果、企業の導入事例だけではなく、組織の心理的安全性につながるセルフコンパッション・コンパッションなどもお伝えする予定です。

チームビルディングは、普段実際に企業様のコンサルティングやセミナーでお伝えしていることを体系立て、チームで問題が発生するメカニズムや一人ひとりの強みを活かす組織作りのポイントをお伝えします。

諸々決まり次第順次こちらでもお知らせしていきます。6名限定での開催を予定していますが、興味がある方はコメントなどいただけると嬉しいです♪

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・1/24(金)15:00〜17:30 市ヶ谷@DIGIMA BASE
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