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神と呪力

道教の思想によって様々な呪が生まれました。

この原理というのは天神と地祇の公会によって神威と霊験が発揮されるということです。

古代中国といえば、その神話的な伝説には伏羲と女媧という二神が出てきます。
その姿は共に下半身が竜の半人半獣です。

手にはそれぞれ道具を持っています。
伏羲がサシガネを持ち、女媧がコンパスを持っていますね。
コンパスというのはを意味するわけですから陽神であり、サシガネは四角を意味するわけですから、陰神のことです。
ましてや下半身はグルグル巻いているわけですから、性愛の状態なのです。

感応道交によって呪力で様々な現象を起こす根本であるというのが伝説の本質です。

クロスという表現もできますし、しめ縄などはグルグル巻いてあります。

このような文様は現象を起こす力と悪いものを撃退する呪力があるということです。
単にデザインセンスという話では無いのです。

陶器だったり埴輪だったりと様々な古代の遺物には文様が描かれていますが、それぞれに念を込めて施されたのでしょう。

色々なものに意味があります。
それも古代から続く叡智なのです。
唯物論の跋扈により見えない世界に対するナレッジが忘れられています。
大切なものも含めて消えていきますから、今は学べる最後の時代かもしれません。
見えない世界について極めていきたい人はぜひ一緒に学んでいきましょう。


これからも良い記事を書いていきます。