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知の混ざり合い

占術というのはある方法ができたのがそのまま受け継がれているわけではありません。
改良(改悪された事例も多々ありますが)だったり、他の技術と混ざっていく過程もあります。

元々中国で年月日時を元に算出していた占いがありました。そこでは、思想としての天文によった占いでした。
その後インドやギリシアのホロスコープ系の占いが入ってきます。これは実際の星の動きを考えた占いです。

思想としての星、科学としての星、それを両方使った言わばハイブリッドの占いが張果老星宗でした。

しかし、様々な要素が組み合わさった結果、複雑化してしまいました。
結局分離の道に進みます。

李虚中がホロスコープ系の部分を一度捨て、中国本来の年の干支を中心に五行を用いた占いを行いました。

李虚中の次に出てきたのが徐公平であり、年の干支だけでなく、日の干支を中心としたものにして的中率が上がったのです。

そこから淵海子平が出てきます。
こうして現代まで脈々とした歴史を持った占いが続いているのです。

占術は歴史の長さから、どんどん洗練され、現代に続いてきました。
怪しいと切り捨てるのではなく、改めてその価値を見直していくことが不確実な世の中では大切だと思います。
過去には国家の運営さえも使われていた様な叡智です。
今の政治屋のおそまつさを考えれば、こういうことを学んだ方がよほど良い選択ができるでしょう。
このようなことに興味のある方はぜひ一緒に学んでいきましょう。





これからも良い記事を書いていきます。